Tik Tok を巡って米IT大手のマイクロソフトとツイッターが買収合戦と伝えられている。中国企業はファーウェーもバイトダンスも実質国営で、利用者の個人情報が中国共産党に握られていると米政府が非難し、企業活動を禁止しようとしているが、何のことはない、米国も官民一体で他国企業の果実を強奪しようとしているのだから、同じ穴の狢と言える。
日本にも苦い経験がある。マイクロソフトに先行して坂村健氏がメイドインジャパンのOSを開発したのに米側に普及を阻害され、結果的にウインドウズの世界標準化の流れを形成されてしまった。GAFAと通称されるように、IT産業は米企業が世界を支配しているように見えるが、先月27日付読売新聞によると、IT人気ランキングを示すアプリのダウンロード数(6月)のトップはTikTokで、フェイスブックやインスタグラム、ユーチューブを凌いでいる。要は米国の世界覇権上、目の上のたん瘤。中国には企業と国家の境目がないと言っても、グーグルやフェイスブックのデータが米政府当局から遮断されているとは誰も思っていない。昔は通商戦争と言ってスーパー301条などがミサイルの役割を果たしていたが、今はIT戦争に舞台を移し、国家の首根っこを掴む通信ネットワークの争奪戦となっている。
ちくたくと
時限爆弾の
音すなり
大量破壊
兵器はそこに
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