天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

ハンカチ

2020-11-14 17:16:36 | 日記

 秋天好日の陽気に誘われ、季節の深まる風情を味わいに出掛けた。空気が緩んでいても秋は涼気に風物が落ち着き、静謐な雰囲気になる。その虚をついてはらりと葉が落ちてくると、静謐なばかりでなく錦の色彩に目を奪われる。
 はらりと場所中に琴奨菊が引退を決めた。反り身のあとの派手な塩撒きとガブリ寄りの型を持った土俵上の名優が幕を下ろすのは、紅葉黄葉も散る時が来る思いがする。この春に見たハンカチの木のしなやかで妖艶な花が、しっかり大きな実を残し、秋天に映えていた。
 週末13日のダウ相場は新型コロナウイルス・ワクチンと米政局鎮静化への期待から約400ドル上昇した。週明けにはトランプ大統領の事実上の敗北宣言により1000ドル、追加の経済対策協議の進展により1000ドル、計2000ドル上昇し、初の3万ドルを軽く突破し、3万1000ドルが見込まれる。本邦も米大統領選開票の混乱を尻目に今月に入って8連騰のあと、週末はスピード調整により一服したが、コロナ感染者数の増大と足元パッとしない決算状況をよそ目に、一向に過熱感が感じられない。コロナを支点に、一方ではコロナ特効薬ワクチンと巣ごもり需要、もう一方では景気回復期待を両天秤にあちらが買われればこちらが収まり、こちらが買われればあちらが収まるヤジロベーのような循環物色の右肩上がり相場となっている。では週明けから何を物色するかとなると、やはり政権の意向を反映する新聞報道から、まず地銀再編テーマ関連株が堅いであろう。中間決算発表序盤に、けっこう増益のところが見られたため、適当に物色したら減益のドジ銀行にぶち当たって酷い目に遭ったが、いったん発射台が低くなれば只今の収益状況より再編をバネに、あとの伸びしろが期待できると気を持ち直そうと思う。それに、菅政権のデジタル化路線に沿った銘柄に再び光が当たるであろう。またこの時期、基本的には地味に医療・製薬関連を外すわけにはいかない。ただ、政府の方針と言っても GoTo キャンペーン絡みはこれだけ死屍累々の状況では、いつ梯子を外されるか方向転換の恐れもあり、よほど用心して掛かりたい。また、いよいよバイデン米移行政権の外交方針が注目されるようになり、対中国は強硬継続の中に出口も探る方向が垣間見られれば、中国関連銘柄に期待が高まろう。

はんかちの
木の花はらり
散りぬれば
こぶしの実いま
秋空に映ゆ














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