仮の湯

今朝のウインドウズの壁紙は、海の風景だった。黄昏の海岸の絶壁に建ち並ぶ、白を基調とした石造建築物からこぼれるオレンジの灯りが、辺りの静寂を一層深めていた。１泊３万円は下らないだろうなあ。行かずに楽しむのもまた旅人か。
けさのＮＨＫラジオ英会話は、最後の『英語で表現しましょう』で、我がツボにはまったと喜んだ。『一生懸命探したが、無駄でした』という風な設問だったので、待ってましたと「, but in vain.」を使った。が、言及すらされなかった。模範解答は『 I searched everywhere for the missing file, but no joy 』だった。米国風の言い換えは『 but no luck 』だって。見事に逸らされ、いくら待っても「 but in vain 」でした。受験勉強がその場限りで、いかに虚しいものか知らされた。しかも、主文の『そこら中を探して』に対しては、先月末に習ったばかりの『 I've turned the house upside down looking for the missing file, 』が閃いたのに、やっぱり外れた。前講師だった『遠山顕の英会話楽習』の真似はしたくないのだろうか。
けさのＮＹダウは６６．４７ドル安どまりか。やっぱり、トランプ大統領の言葉遊びは市場に見透かされていたな。これで中東の空爆が小規模になれば嬉しい。

紀の国に　帰るを忘る　いで湯あらし
そをあくがれど　絵の中に浴む

海の風景

ローマン・バス