天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

張りあ宇

2020-02-22 11:55:33 | 日記

 きょうは何の日、猫の日。愛猫と永久の別れをして早や1年半。淋しくなって保護猫喫茶に行った。それぞれに可愛かったけれど、当たり前によそよそしかった。20年前に沖縄の動物愛護センターで我がみゃー太と出合った時には、瞬時に私の膝にすりすりをしてくれた。猫ちゃんとなら、誰とでも仲良くなれる相性を持っていると思い込んでいたけれど、全くケミストリーが反応しなかった。あれはやっぱり運命の出合いだった。みゃー太に代わる者が現れるわけがなかった。結局、取り残されてしまった。バカモノ、帰っておいで。
 卓球ハンガリー・オープンは女子ベスト8に日本勢が伊藤美誠、佐藤瞳、平野美宇、石川佳純と4人も勝ち進み、そのほかにもTリーガーが3人と楽しみやねえ。
 男子も張本智和と宇田幸矢がばっちり残っており、ドローは知らないけれど、ひょっとして決勝で相まみえ、全日本選手権の再来となって、江戸の敵を長崎でみたいな卓球劇場が観戦できるかもしれない。土、日の楽しみができた!

宇田の矢に
一本取られ
智かくも
張り倒したき
ハンガリーの陣










2020-02-21 12:45:19 | 日記

 みなさーん、神巧也がハンガリー・オープンでドイツの強豪フランツィスカを4-2で撃破しました!卓球界で一番熱い男が吠えまくりました。めでたいですね。しかも、新鋭の宇田幸矢、戸上隼輔両選手も本戦1回戦を突破し勝ち進んでいます。張本智和選手は別格で初戦4-0完勝です。新型コロナウイルスに滅入る毎日ですが、こういう明るく元気の出るニュースに救われます。
 卓球絡みでは、新型ウイルスのお陰と言っては何ですが、世界最強卓球王国の中国代表選手が海外遠征先から本国に帰りづらい状況となっているため、練習拠点を一時日本に移すことが検討されていると、今朝の新聞(私の場合、読売)が伝えています。実現すれば楽しみである。絶対王者の馬龍選手とか、女子ではアスリートの鏡のような美体形の劉詩雯、女王と世界から敬愛される丁寧、実力、ビジュアル共に世界NO1の陳夢らの各選手が私と地繋がりで球を打っているなんて、想像しただけで弾んでしまう。それに卓球の奥義を窮め、神技を体得した許昕選手も来てくれたら、ぜひ見に行きたくなる。まあ、感染対策での来日のため、そんな観客は寄せ付けないであろうが、日本での練習風景を映像を通してでも観てみたいものである。
 米大統領選は、私が応援団日本支部長をしているバーニー・サンダースさん(78)が、民主党候補者争いにメディア王の大富豪マイケル・ブルームバーグ氏が本格参戦することで、先頭ランナーの地位をふるい落とされるのではないかと深く憂慮、心配していたけれど、銭の力でアメリカの心を奪い取るつもりかと言う、他候補の辛辣な意見表明にたじろいで、ロケット・スタートに失敗した。くわばら、クワバラ。中国の台頭があっても、まだまだ世界の覇権を握っている米国が、GAFAのような情報独占資本や超富豪、産軍複合体、好戦的な民族資本などに牛耳られたいびつな体制から脱却するためにも、この一戦はサンダース氏に勝たさねばと思って働いている。トランプ大統領が前回大統領選にロシアの介入があって勝ったのではないかと追及されているので、当選後にサンダース氏が同じような指摘を受けるといけないので、私は目立たないように支援する計画である。当選したはいいものの、私が米議会に証人喚問されてはかなわない。
 1ドルが112円台の円安に突入した。経済成長が堅調な米国に比べ、昨年10-12月期に年率6.3%のマイナス成長に落ち込んだ経済格差の上、新型コロナウイルス感染対策のお粗末さで日本が躓いていくであろうとの懸念を反映してるようである。見通しは? 国内の感染拡大による産業活動の停滞、各種イベントの中止による消費低迷などで、今年1-3月期はさらにマイナス成長が加速し、私の試算では2.5%減、年率10%マイナス成長と読んでいるため、1ドル=120円台乗せに抵抗感はない。問題はその先である。東京五輪中止などの事態に追い込まれれば、日本経済は投資が回収できないまま破綻の危機にさらされる。だいぶ前に読んだので内容をほぼ忘れたけれど、土田陽介先生の『ドル化とは何か』(ちくま新書)には、財政が破綻した国の通貨は信用を無くして売り浴びせられ暴落。自国通貨の価値保蔵機能が失われ、国民は自国通貨より世界安全通貨の米ドルを選好し、ついには決済機能の地位をドルが代替するようになる、てなことが大体書いてあった。アルゼンチンやトルコの事例を詳述してあったけれど、日本もそのうち、との予測が立ててあった。その引き金になるのが、この辺りになると我が理解能力の範囲を超えるのだが、節度を失くした財政の悪化で、日本はGDP比で世界最悪の財政状態にあるようなことが指摘してあったように記憶する。ここ数年は1ドル=110円前後で推移し、100円方向に進むと円高だぁーと騒いだりするけれど、先生によると実質ベースではずうっと円安傾向だそうである。しかし、暢気に騒いでいてもいつかは暴落する危険性があると見ており、世界の機関投資家や巨大ヘッジファンドからこの財政状態では今の円水準は過大評価やなあ、と見破られたとき、一挙に円安の津波が押し寄せてくるようなシナリオであった。ちょっと、ウイルス感染に気を取られているうちに出遅れてしまったけれど、110円台に戻した辺りで保険のドルを買っておこうと思う今日この頃である。

ひたひたと
寄る黒い影
花見酒
財が尽きなば
えんも手仕舞ひ


谷効果

2020-02-20 13:41:17 | 日記

 きのう籠池泰典・森友学園前理事長に詐欺罪などで懲役5年の実刑判決が言い渡されたけれど、また2人目の籠池さんが誕生しそうである。新型コロナウイルスが感染拡大したダイヤモンド・プリンセス号に乗船し内情をリポートした岩田健太郎・神戸大学教授が政府にとって奇矯な人間として社会的地位から抹殺してしまおうという蠢動が始まっているようである。
 補助金詐取額よりはるかに大きい財務省の土地払い下げ値引き額に不正の臭いが漂うのに、検察と裁判所が籠池案件だけに絞り、結審判決したのはご都合主義過ぎる。木を見て森を見ないようなものである。それと同様、ユーチューブでウイルス船の防疫態勢が杜撰だったことを告発した岩田教授について、「あの人は実は変な人なんですよ」と貶める奇特な人が現れた。日本は新興感染症に直面しているのだから、「日本人は、危機に直面したときほど、危機そのものを直視せず、誰かを批判することに熱中し、責任論に没頭してしまう」性癖を正し、一致団結しなければならないはずなのは言うまでもない。こちらは真面目に作業しているのだから、横合いから唐変木が余計なこと言いだして指揮系統を乱すな、と言って船外追放するのも、厚生労働省の専権事項だから正しいのだろう。しかし、そんな危険な客船と知って寄港させ、受け入れたのだから内国民に被害をもたらさないよう万全の備えをしなければならない。厚労省が最善の精鋭を引き連れて乗り込んだのだから、いくら日本の専門家レベルでも少しは効果があると一般第三者は見る。ところが事実は中国を除いて世界最大の感染拡大だった。それを横から口を挟むな、俺たちは真面目にやっているのだと胸を張られても、誰も真面目な性格を期待しているでなく、被害最小限の効果を期待しているのである。事実を直視して対処法を立てなければならないのに、プッチーニの歌劇ではあるまいし、誰も見てはならないでは事実の隠ぺいに繋がりかねない。現状を直視しないで逆切れする精神が、被害を拡大させる突破口となるであろう。
 それにしても籠池裁判には言葉を失う。公務員の横領、収賄など社会を裏切る悪質な行為でも情状が酌量され、執行猶予が付くケースがよく見られるのに、5年実刑とは歴史的に意義深い事件だと言える。政府の一機関に過ぎない検事総長が、公正より時の政権を維持するため法相の指揮権に従うことはまれ稀には有っても、一応三権分立が保障され、独立機関と一般には見なされている司法裁判所までもが、首相に逆らう者には厳罰という、社会科の教科書通りでない姿勢に驚く。検察庁が徳川幕府を陰で支える柳生一族みたいな役割というのは、ぎりぎり納得できるものの、裁判所が大岡越前守のお白洲だったとは、知らざあ言って聞かせやしょうの江戸時代にタイムスリップした気分である。
 19日はピンポン練習などいろいろ忙しかったのに、東京高検検事長の定年延長をめぐって人事院の松尾恵美子給与局長の答弁修正で衆院予算委が揉めたり、いろんな事が重なった日だった。国家公務員の規定は検察官に適用されないという解釈を現在も変えていないという先の答弁を、やっぱり最近法務大臣と相談して既に変えてました、なんて、およそ老人性が発症するはずもない省庁の局長が勘違いするわけがない。『谷効果』だと見る。安倍首相夫人昭恵さん付き秘書官だった谷査恵子経産省職員が森友学園問題についての真相が注目されたとき、急遽イタリア大使館に異動になった。当然、嫌な職務から解放され、待遇も向上する海外勤務のため、論功行賞とも評価できたけれど、常識的には左遷口封じの意味合いであったろう。もっと遠くに旅行でも行きたいと思わないような所に席が空いていますよ、と耳元で囁かれて、消されるよりはマシ、と意地を張る人は滅多にいない。何か世間そこら中に、コロナ菌が渦巻いているような気分になってきた。

もの言はば
なはつき仕置き
もの知らば
遠く島流し
見ざる聞かざる



護謨

2020-02-18 16:25:09 | 日記

 濃厚接触、濃厚接触と厭らしいことみたいに騒ぎ立てるから、私のオカモト(5122)が一時110円の3575円と年初来安値を更新したどころか、遡れないくらいのスパンの安値になってしもうた。直接触れるのが伝染の元なんやから、世間の誤解でエライ迷惑や。そうとも言い切れないけれど。まあ、とにかく風向きがガラッと変わってしまった。インバウンドなんて全滅やし、濃厚接触の場を提供する海運船舶はもちろん、鉄道、空運、ホテル、デパート、映画、劇場などは誰も手を出す気がしない。困った、困った。
 だから、イベントがぼろぼろ中止になっている。今のところ根性を出して頑張っているのは東京五輪の準備作業くらいや。そこまで梯子を外されたら影響がでか過ぎる。何んとか東京マラソンが一般を排除してエリート選手のみで開催していただける。楽しみである。なかなか一流選手がマスクをしながら走る姿は御目に懸かれない。忘れずにビデオをセットしておこう。夏の大会なら、5キロか10キロごとに、給水と冷水シャワーなんか用意するところであるけれど、今回は各ポイントにうがい薬と、手洗い消毒液に、消毒液噴霧ゲートなんかを準備することが予想される。急な発熱に例年の数倍の医療班と救急車もスタンバイさせる必要がありそうや。一般を切り捨ててコンパクトにして正解と言える。しかし、参加料ぼったくりというのはどうかな。今時、オレオレ詐欺でもこんな酷いことはしないはずや。警察や検察が内偵に入っているのと違うやろか。むかし、第1回レースに申し込んだら、あっさり外れた上、5000円だったか、申込料が返金されなかった。石原知事の時だったか、こんなインチキはないと二度と申し込まなかった。今回は規模縮小により諸経費が削減できるので、大儲かりやな。
 やっぱり、厚生労働省の専門家会議の「診療の目安」は病原菌の恐れのある一般庶民を病院からシャットアウトする内容だった。そりゃそうや、熱を出した怪しげな奴が神聖な病院内をうろついたら邪魔だし、危険である。中国では大陸各地の医師3万2000人が今地球で最も危険な武漢に結集し、か集結され、検疫、診療に命懸けで従事している。中には、武漢の病院長が亡くなられたとの報もある。日本は? そんな汚ったない現場はぜったい嫌! 厚労省と日本医師会が診療費や人事などを通じ、大坪審議官と和泉首相補佐官みたいに内扉を開けて行き来できるコネクティングルームで繋がったような間柄のため、君子は危うきに近寄らずとばかり病院や医師などと体調不良の一般庶民を隔離する措置を取った。言い訳に、電話で苦しみを聞いてあげましょうということになった。さて、今後どんな展開になるのか注目される。
 北海道とか和歌山とか、なぜかカジノ誘致で名の上がった所に、新型コロナウイルス肺炎感染者が出現するのは、種々雑多な人が交わる場は危険も伴う、という戒めでもあるのかと勘繰りたくなる。ホテルでも派閥の政策事務所が置かれたような、ずぼずぼの関係ならお得意様の不利になる情報は出さなくても、ちょっとまともなホテルからはポロッと情報が漏れたりするから、障子に目あり壁に耳ありで、大勢人の集まる場所にはこの時期ぜひ気を付けたいものである。
 旅行企画とかイベント案内が毎日飽きもせずメールで入ってくるけれど、3日前から内容をチェックせず問答無用で削除するようになった。吉高由里子の花ちゃんみたいに、空想の旅すらする気になれなくなった。暖冬と言えどこの時期は、庭の水仙でも眺めながら炬燵で熱燗が一番、ということを改めてしみじみ感じている。

これあれば
外から見えぬと
コネクトす
障子に目あり
ゴムに穴あり


惑星

2020-02-17 13:37:31 | 日記

 中国の財政的影響力下にあると一部で疑われている WHO が新型コロナウイルスの封じ込めに中国が成功していると称賛するだけでなく、IMF までもがCOVID-19による悪影響の封じ込めのために流動性供給をはじめとした非常に積極的な中国の措置をゲオルギエワ専務理事がドバイでのブルームバーグとのインタビューで称賛しているのは、日本人の目からは奇異に覚える。この調子では、問題を起こしたのはいったい何処だったのか記憶が薄れ始める頃に、まだ日本が感染拡大阻止にもたついていると、感染源の主役という汚名を着せられることになりかねない。韓国の慰安婦像がアメリカをはじめ世界各地で建立されるのを座視している日本の外交は何をしているのか常々疑問に思っていたけれど、けさまた読売新聞に、厚生労働省の新型ウイルスに関する外国人向けウェブサイトに誤訳が満載という記事を見て仰け反ってしまった。なぜそんなだらしないことが起きるのか記事内容を読んだら、機械翻訳に頼っていたとか! パソコンをいじって機械翻訳を試すと、ほとんど意味が通じないことは周知である。海外と接点を持つような上層部は国家公務員試験の上級を通った日本選りすぐりのエリート精鋭のはずなのにどういうことなのか。「滞在歴」の英訳が「 stay reki 」って、いまどき漫才のネタにもならない。サイト運営者が出てきて解説してほしい。外務省はじめ官庁責任者が日本の立場を世界公用語の英語で発信する力に欠けているのではないか。
 こんなことで大丈夫かと不安を覚えるから相談したいのに、恐らく新型コロナウイルス感染対策本部専門家会議が提示する「診療の目安」は、一般庶民クラスに対しては、いたずらに不安がらずに各地の保健所等に設けられた相談センターに電話で済ませ、医療機関には邪魔になるから寄り付かないよう指示する内容になるのだろう。重症患者優先というのは言い訳に過ぎない。そして不安な気持ちを抑えながら電話してもなかなか繋がらないのが現実であると予想される。そうこうしているうちに潜伏期間を終えた患者が発生し、次々と感染が拡大していく道筋が想像できる。竹槍程度の武器を持たせて決死の覚悟で食い止めろと、自らは堅塁の安全地帯に閉じこもって号令を掛けるだけで作戦の妙もない戦前の大本営になってはいけない。インパール作戦やガダルカナル島の戦いのような無謀を強いて、死者を拡大することにつながる。首相官邸周辺だけは二重、三重の堀を張り巡らせ、あとは自らの才覚で戦えというような棄民政策を取ってはならない。「発生の初期段階」と認識しているなら、初期で食い止めるため、少しでも気分が悪く不安を覚えた人には医師あるいは医療従事者の所見が得られるよう、得意な解釈改憲でも何でもいいから戒厳令を敷いてでも、主要各地に受け入れ体制を即刻構築すべきである。いま政府の対応が生温いと、日本起源のパンデミックが世界を駆け巡るかもしれないという危機感を持って対処しなければならない時期である、か、もう過ぎたかもしれない。

日の本は
いかな惑星
猿のごと
火を見て怯ゆ
黙すのみにて