ICT工夫

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リニアが来るまち/相模原市を取材した動画を紹介します

2017-01-27 22:13:53 | リニア中央新幹線

「リニアが来るまち」認定特定非営利活動法人映像制作ワークショップ(OurPlanet-TV) が取材・作成され、YouTube その他のサイトで 2017年01月24日に公開されました。
gooブログと YouTube の連携ツールを利用してリンクさせていただきました。

時速500キロで走る「リニア中央新幹線」の工事が始まっている。品川-名古屋間を約40分で結び、「夢の超特急」と呼ばれているが、工事による環境破壊や住民の立ち退き問題など多くの問題をはらんでいる。
リニア駅の建設で移転を余儀なくされた神奈川県立相原高校。リニアの非常口を掘る計画が出ている相模原市藤野でパーマカルチャー活動を行う設楽清和さん。車両基地が計画されている相模原市緑区鳥屋で暮らす栗原晟さんなどを取材した。
  制作:井澤宏明、國見功、水野礼菜
(2016年 秋期映像制作ワークショップ完成作品)

リニア中央新幹線やその建設事業とはどういうものか、それは地域行政の街づくり計画や、新聞やテレビを見ているだけでは「知っている」とは言えないものなのです。
自分でインターネットを検索して、気になる記事を一つずつ確認することしか方法はありません。もちろん関連図書も多数発刊されていますので図書館に行けば確認できます。
自分の理解を正確なものにして、子供たちにも話してやれる大人になって、子供たちがリニア新幹線事業に付いて考え続ける力を引き継ぎたいと思います。

「工事による環境破壊や住民の立ち退き問題など」はこのような大型の公共事業(新幹線、高速道路、ダム建設など)では何処にでもあるものです。それらに対応する方法は国民合意のものとして法制化されています、適用プロセスで常に生じている問題はありますが、それも国民が選択した政治・行政によるものです。
しかし、リニアモーターカー(マグレブ_磁気浮上技術)でこれほどの超高速交通システムは事例が無いと言えるでしょう。研究されて中止された事例はドイツなどにあります。
南アルプス山系を貫くトンネルも、ウラン鉱床地域を通るトンネルも日本が初めて体験することです。1,000人の乗客を乗せて浮上走行する物が運転士が乗らない遠隔操作で操縦されるのも初めてでしょう。

計画されている10年後(2027年品川~名古屋)の開通やそれによる沿線地域の活性化など砂上の楼閣かも知れないのですから・・・子供たちに理論と関連情報をしっかり伝えられる大人になりたいものです。


リニア実験線の騒音問題に適用された法律は何か

2017-01-27 09:56:51 | リニア中央新幹線

山梨県庁と都留市、大月市、秋山村はリニア実験線施設にはどのように法的対応をしたのか。
リニア実験線の歴史も山梨県庁や各自治体行政からの情報も分からないまま騒音について調べていて行き詰まったのが、実験線とはどういう施設なのかという疑問です。

鉄道技研の研究室や構内の設備ではまっとう出来ない実験を行なう施設として山梨リニア実験線という実験設備が設置されたのだと思ってきました。
それは騒音規制法で指定されたどの施設にも該当しないように思います。
かといって実験線(の騒音)は在来鉄道(の騒音)では無いし、もちろん新幹線(騒音)でも無い。いうなれば大学の実験室で、そこから発する近所迷惑な騒音のようなものか。あるいは自動車メーカーの大規模なテストコースの状況と比較した方が良いかもしれません。

都留市などでは今でも騒音に困っている人々がおられるようです。【参照・ リニア実験線付近の住民の方にお話しをききました。 「ここで体感してみればわかる」(山梨県議会議員小越智子氏のブログ 2013.10.28)】
そういう地域に対して、新幹線騒音基準で決められている Ⅰ類、Ⅱ類の指定がされていて、前記事に書いた長野県の新幹線騒音測定のように定期的な測定と対策が続けられている情報は確認できません。だから私は実験線がどんな施設なのか、騒音対策にどんな法律が適用できるのか分からなくなったのです。

ちなみに、山梨県がリニア新幹線沿線地域の騒音レベルについて通達したという話から確認しましたが、山梨県公報の2016年11月以後の記事では、長野県公報のような地域類型を制定した事は出ていません。騒音レベルは法的に決められていることです。沿線の方々にとっては、どちらの類型が適用されるのかが問題であり、その基準値から少しでも小さな騒音になるように山梨県政が何をしてくれるかが大事なことだと私は思います。わかり切った騒音レベルの話だけ流すなど、はた迷惑な噂話でしかない。

私はそんなことより、山梨県が実験線騒音に対処した法律と対応策について、リニア新幹線沿線の方々に明確に丁寧に説明しながら、リニア新幹線騒音対策、地域類型の指定(これは都市計画での指定状況と関係する)を語り、住民の意見を求めるべきだと思います。

リニア情報のリンク集に追記したのですが、環境省サイトから確認できた資料をここにもリストしておきます。
騒音に係る環境基準について 『この環境基準は、航空機騒音、鉄道騒音及び建設作業騒音には適用しないものとする。』
在来鉄道騒音について | 在来鉄道騒音測定マニュアル(平成27_2015年10月) | 在来鉄道の新設又は大規模改良に際しての騒音対策の指針について(平成7_1995年12月)
新幹線鉄道騒音に係る環境基準について(改正 平12環告78) | 新幹線鉄道騒音に係る環境基準について(公布日:昭和50_1975年10月3日)
  新幹線鉄道騒音測定・評価マニュアル(PDFファイル 1,296 KB )(H27.10月)
  新幹線鉄道騒音に係る環境基準の類型を当てはめる地域の指定に係る法定受託事務の処理基準について 環境庁大気保全局長から各都道府県知事あて(公布日:平成13年1月5日)

実験線騒音問題、ひいてはリニア新幹線騒音に関する類型指定については山梨県や関係自治体議会にも関係すると思っていますので、この記事のカテゴリーは「行政・議会」。
しかし、こんな曖昧な記事しか書けず、既によくご存じの方々には申し訳ありません。これを読め!とコメントでご教示いただければ幸いです。