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富士山登山鉄道構想をめぐる住民の質問と山梨県庁回答

2024-06-12 18:00:00 | 産業・社会
2024年06月12日 13時03分 県が「富士山登山鉄道構想」めぐる住民らからの質問状に回答(NHK山梨)
 富士山のふもとと5合目とを鉄道で結ぶ「富士山登山鉄道構想」をめぐり県はふもとの住民らから出された質問状に対し、「最適な交通手段は何か、議論を積み重ねていきたい」などと回答しました。

 県が進める「富士山登山鉄道構想」をめぐっては先月16日、ふもとの住民などでつくる団体が県に対し公開質問状を提出していて、12日、県の担当者が直接、団体側に回答を示しました。
 具体的には「県の有料道路『富士スバルライン』の通行規制の運用で来訪者を管理できないのか」という質問に対し、県は「道路法などに基づく交通規制は必要最小限度とされている」としたうえで、現在、導入されている夏山期間中のマイカー規制で、規制の根拠となっている渋滞が発生していないことから「さらなる規制の強化を行う理由は見当たらない」と説明しました。

 また県が有効な手段としている「LRT=次世代型路面電車」の活用については「現在の技術水準も踏まえて『LRT』以外の手段も含め引き続き、検討を深める」としています。
 そのうえで「最適な交通手段は何か、具体的かつ建設的な議論を積み重ねていきたい」と理解を求めました。

 説明を受けた団体の共同代表は 「丁寧かつしっかりした回答で、対話する姿勢を示していただいたが、県としては鉄道からぶれていないと感じた。今後、報告会や勉強会を開き鉄道に代わる解決策を探していきたい」と話していました。

 県は今回示した回答文を県のホームページに掲載し、今後も疑問や質問に対して丁寧に説明に応じていくとしています。
 
2024年06月12日 19:48 富士山鉄道「構想は妥当」市民団体の質問状に回答 スバルラインは「通行規制難しい」山梨県(YBS NEWS NNN)

 県が掲げる「富士山登山鉄道構想」に対する市民団体からの質問状について県は12日、「構想は妥当」などと文書で回答しました。
 質問状は「富士山登山鉄道構想」に対して懐疑的な立場の市民団体「富士山の未来を考える市民の会」が県に提出したもので、様々な疑問点についての見解を求めていました。

 県富士山保全・観光エコシステムグループ 和泉推進統括官
 「富士山が抱える問題意識は、みな同じ。100年先の地域はどうあるべきか議論を重ねいきたい」
 県の回答によりますと、「LRT=次世代型路面電車が最適な交通手段なのか?」との質問には「LRTが最適な交通手段であるかは検討を続ける」。
 「スバルラインの通行規制による来訪者管理はできないのか?」との質問には「スバルラインの通行規制は道路法によって難しい」。
 「構想で謳う通年観光は環境負荷が大きくないか?」との質問には「通年観光は来訪者の分散化に有効」などとしています。

 富士山の未来を考える会 秋山真一 共同代表
 「姿勢は真摯なものだが、内容は理解できない。今後も内容の検討重ねる」
 市民団体では今後、質問状の賛同者に対して県の回答を報告するとともに、県に対して再質問も検討するとしています。

 今回の質問状に対する県の回答は、県のホームページ上で公開されています。
 6月12日は県の担当者が質問への回答文書を市民団体の代表に手渡しました。

Yahoo! が同文を掲載しています 富士山鉄道「構想は妥当」市民団体の質問状に回答 スバルラインは「通行規制難しい」山梨県
 
2024年5月17日 11時00分 市民グループが山梨県に質問状提出 富士山登山鉄道構想めぐり(朝日新聞)【富士山の未来を考える会 に関する記事】

 山梨県が推進する富士山登山鉄道構想に反対する市民グループが5月16日、県庁で長崎幸太郎知事宛ての質問状を提出した。
 グループは、富士北麓地域の住民6人で3月に結成した「富士山の未来を考える市民の会」。
 県は富士スバルラインの通行を次世代型路面電車(LRT)に限ることで来訪者をコントロールしたい考えだが、同会は「スバルラインは県道なので、県条例の改訂などで(車の通行の)規制は可能ではないか」などと質問。さらに、登山鉄道の軌道が雪崩や落石によって被害を受ける危険性を指摘し、電気バスの優位性を主張した。
 質問状を受け取った大久保雅直副知事は「できるだけ早く真摯(しんし)にお答えしたい」と応じた。
 一方、4月に結成され、堀内茂・富士吉田市長が顧問に就いた「富士山登山鉄道に反対する会」は同日、ネット上を含む反対署名が約3週間で2万7千筆を超えたと取材に明らかにした。(池田拓哉)
 
山梨県庁 富士山登山鉄道構想
公開質問状と回答

2024 年 5 月 16 日 山梨県知事 長崎幸太郎様
 富士山の未来を考える市民の会 共同代表 秋山真一 加藤信子 中植のぞみ
 山梨県 「富士山登山鉄道構想」に関する質問
 公開質問状(PDF:451KB)
 私たち富士山の未来を考える市民の会は、富士山が大好きで、いつまでも美しい富士山であってほしいと願う市民が主体的に集まり、今後の富士山の保全と持続可能な活用のあり方を考えようと、2024年3月に発足したばかりの新しい会です。
【以下引用省略】

令和6年6月12日 富士山の未来を考える市民の会 殿
 山梨県知事 長崎幸太郎
 山梨県「富士山登山鉄道構想」に関する質問について(回答)
 回答(PDF:299KB)
 2024 年 5 月 16 日付富未市発第 24-01 号でご質問のあったことについては、次のとおりです。
 まず、質問状を提出していただいたことに対して敬意を表しますとともに、富士山が抱える 3 つの課題についてご理解賜り感謝申し上げます。今回の議論は出発点であり、今後もしっかりと価値ある議論をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
【以下引用省略】
 
富士山の未来を考える市民の会
 2024年5月に始められたそうで報道は拝見しています。