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山梨平和ミュージアム講演会の収穫

2012-05-21 22:52:28 | 原発震災

2012年5月20日に開催された 原発・エネルギー・環境を考える講演会@甲府市 に参加することができました。体調不良をおして出席しただけの大きな収穫をいただきました。
井野博満(いの ひろみつ)さんのご講演、「原発再稼動をめぐる状況と安全性」からメモ代わりにデジカメした画像を引用として掲載させていただきます。一読瞭然 説明不要。(レジメはいただいておりますが、それは使いません)

井野博満氏講演

井野博満氏講演

原発危機と「東大話法」 安冨 歩 著(明石書店 2012/01/06 刊)(やすとみ・あゆむ)東京大学東洋文化研究所教授
◇ 東洋経済オンラインに書評があります-原発危機と「東大話法」 傍観者の論理・欺瞞の言語 安冨歩著 ~立場に合わせた都合いい思考に問題あり 評者・奥村 宏(会社学研究家)
使われる言葉の欺瞞性を感じる時に、私はブログに書いて来ました。3.11 以来、その様相はますますひどい状況になっていると思っています。でも、こういう本がでているとは知りませんでした。私の毒舌記事などカワイイもんだと「ご理解いただきたいと存じます」。

井野博満氏講演

「水俣と福島に共通する10の手口」 毎日新聞インタビューで Aileen Mioko Smith さんが話されたそうですが、ネット記事としてはヒットしません。この10項目、全て説明も要らないほど、誰でも分かることです。(私はネティズンとして常に 4 を観察しています、9 は海外はおろか国民・地域に対してすら発信しないケースが頻出しているでしょう)
関連記事にリンクしておきます。
アイリーン・美緒子・スミスさんと彼女の亡き夫ウィリアム・ユージン・スミスさんは、1970年代に水銀中毒が引き起こした水俣病を写真報道によって世界に知らしめたことで世界的に認知されている。(2012年3月の記事)
水俣病に関わった経緯など(2009年7月の記事)
Green Action - 人をつないで脱原発を目指す市民団体
写真集 水俣を見た7人の写真家たち(福岡市・弦書房 2007年6月発行)

この講演会のもうお一人、川村晃生(かわむら てるお)さんのお話は、「原発をめぐる文学的状況」として詳細なレジメも配付されました。
閉会の挨拶の時に、NPO山梨平和ミュージアム理事長の浅川保さんが、「川村先生は環境問題の専門家だと思っていたが、実は文学がご専門だった」 というような意味のことを述べられましたが、私も同感でした。
これまで新山梨環状道路の説明会などでご意見を伺ったりしていたので、環境問題の研究者だと思っていたのですが、今回のお話はそれぞれの文学者がどのように原発を扱っているかというような視座での分析でした。私は文学はまったく門外漢ですから、作家の名前すら知らないので、こちらのご報告はパスします。

参加者は40人くらいだったように思いますが、質疑応答では時間が足りないほどで、16時終了予定が17時前にやっと閉会になりました。

「誰も責任をとらない」 A.M. Smith さんの指摘に対して、福島から動きが出ていることを知りましたので、リンク集に追加しました。福島原発事故の責任をただす!告訴宣言
『このような事態を招いた責任は、「政・官・財・学・報」によって構成された腐敗と無責任の構造の中にあります。とりわけ、原発の危険を訴える市民の声を黙殺し、安全対策を全くしないまま、未曾有の事故が起きてなお「想定外の津波」のせいにして責任を逃れようとする東京電力、形だけのおざなりな「安全」審査で電力会社の無責任体制に加担してきた政府、そして住民の苦悩にまともに向き合わずに健康被害を過小評価し、被害者の自己責任に転嫁しようと動いている学者たちの責任は重大です。それにもかかわらず、政府も東京電力も、根拠なく「安全」を吹聴した学者たちも誰一人処罰されるどころか捜査すら始まる気配がありません。』

山梨県でどうしても震災がれきを引き受けたいなら、「私が全責任をとります」という文書を、法的に有効な方法で(公証役場とかで)作成してからにして欲しい。反対意見に対する論理的な説明も無く進めておいて、損害が出れば税金で処理、いつもその繰り返しはおかしいでしょう。企業は事業に失敗すれば倒産、消滅し、従業員は路頭に迷う。


オスプレイの沖縄配備

2012-05-21 13:15:52 | 沖縄

Osprey01 Osprey03
Youtube 離陸直後にクラッシュしたオスプレイ

水島朝穂さんの 魚を食う鷹――オスプレイ沖縄配備の思想 2012年5月21日 を読んで確認した動画です。
◇ Boeing社の Bell Boeing V-22 Osprey から “Osprey News” を開くと飛行している動画が見られます。何度か繰り返して見ていると、垂直離着陸と水平飛行の切り替え構造がどうにか推測できますが、それをはっきり見せていないような気もします。

2011.02.23 東村高江ヘリパッドいらない住民の会 を書いた時に調べた記事でオスプレイという機種があることは知りました。「未亡人製造機」という別称(蔑称)もどこかで読んだ記憶がありますが、私は「オスプレイ」は垂直離着陸機だということしか知らず、その写真も性能もこれまで確認せずに放置していました。

沖縄タイムスの高江ヘリパッド特集に出ていた記事ですが、「北部でオスプレイ運用?」防衛局は回答拒否、おやっ?と思う内容なので以下にメモしておきます・・・

東村高江のヘリパッド建設に反対する「沖縄・生物多様性市民ネットワーク」は7日、沖縄防衛局に申し入れを行い、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの北部地域への運用可能性を質問したが、同局は座り込みをする反対派住民を「通行妨害」で訴えた裁判を理由に回答を拒否した。  市民団体側は「通行妨害と住民が不安視するオスプレイ配備は全くの別件。情報統制だ」と反発している。  同ネットはオスプレイ配備に関し(1)北部訓練場や高江ヘリパッドでも運用されるか(2)米側が実施するとした「環境審査」の内容(3)米国に環境アセスを要求する予定はあるか―などの3点を質問。  防衛局側は全ての質問に「係争中の案件と関連があり、回答を差し控えたい」と返答した。  同ネットの伊波義安共同代表は「そもそも提訴したのは局側であり、回答拒否理由にならない。墜落が相次いだ機種の配備を心配する住民をないがしろにしている」と指摘した。

「係争中の案件と関連がある」なら、東村高江にも配備・運用する予定だという意味です。山梨県でも似たようなケースは時々見かけます。
原子力発電の問題と同様に、ちょっと確認はしてもその後は無関心で放置するという私の悪い癖は毎度の事ですが、沖縄には以前から関心は持ち続けています。そろそろきちんとした整理をしておこうかと思う今日この頃です。


民は虐げ易し、搾り取って、爾の俸とせよ

2012-05-20 12:43:41 | 政治・社会

 上天難欺--天を欺くのは難しいが
 下民易虐--民を虐げるのは簡単だ
 民膏民脂--民のあぶらを搾り取り
 爾俸爾禄--お前の俸禄にすればよい

4字4行の16文字で構成された「戒石銘」を逆に並べてみました。野田一派・原発村に進呈します。
公式サイトのリンク切れも、時にはよい学習のきっかけになるものです。

追記・今回の更新でとても参考になったのが、河北新報のSNSサイトでした。その中に2012年05月21日、「ブルーマウンテン」 という記事があるのに気が付き、読みふけりました。筆者は仙台で36年間営業しているコーヒー豆の専門店とのことです。私もコーヒーが好きですが、ほとんど知識はありませんので貴重な情報でした。
日本人のブルーマウンテン信仰がOECF(海外経済協力基金)のジャマイカ支援に端を発するという話は、目からウロコでした。そう言えば、コシヒカリの販売量は産地での産出量をはるかに超えているという話も読んだことがあります。


原発・エネルギー・環境を考える講演会@甲府市 5月20日

2012-05-19 23:39:14 | 原発震災

NPO法人山梨平和ミュージアムの企画です・・・2012年04月24日 平和の港
 日時 : 2012年5月20日(日) 14:00~16:00
 会場 : 山梨県立男女共同参画推進センター(ぴゅあ総合)(甲府市朝気1-2-2 055-235-4171)
『Yamanashi Peace Museum(YPM)の5月企画は、昨年10月の原発を考える講演会に続く第2弾として、技術的見地と人文学的見地からこの問題を深く考究・分析してこられた井野博満さん、川村晃生さんにこれまでの研究成果とそれを踏まえた提言をしていただき、参加者で深めたいと思います。』

◇ 「いけだねっとNO2」に、平和ミュージアム5月企画(2012年05月03日)で詳しい紹介が書かれています。
 「みどり・山梨」、「リニア・市民ネット」の窪田 誠さん-ツイートログもご参照ください。

福島原発事故はなぜ起きたか 報告1 原発再稼動をめぐる状況と安全性
 講師 : 東大名誉教授 井野博満(いの ひろみつ)さん
編著・「福島原発事故はなぜ起きたか」(藤原書店 2011年6月刊)

報告2 文学からみた原発
 講師 : 慶大名誉教授 川村晃生(かわむら てるお)さん
 一柿塾(いっしじゅく)という市民大学を始められ、『2012年度「一柿塾」スケジュール』(PDFファイル)がアップロードされています。


関西電力大飯 3・4 号機ストレステスト審査書提出に抗議する緊急声明 (2012年2月13日 ストレステスト意見聴取会委員 井野博満・後藤政志)
 原子力安全・保安院は、本日、関西電力大飯原発3・4号機の一次評価を「妥当」と する審査書を原子力安全委員会に提出しました。私たちは、このような拙速なやり方は、 とうてい認められません。
 2月8日の第8回意見聴取会では、様々な技術的な課題が残されていることが明らかになりました。原子力安全・保安院も、その場で議論を終了するとは明言しませんでした。当然、継続審議となると思いました。審査書が原子力安全委員会に提出されたこと に対して意見聴取会の委員として抗議します。
 ストレステスト意見聴取会では、徹底して議論を尽くすことが、国民に対する原子力 安全・保安院の責務です。次のような根本的な問題が残っています。

(1) 判断基準について、保安院は「福島第一原子力発電所を襲ったような地震・津 波が来襲しても同原子力発電所のような状況にならないことを技術的に確認する」としています。しかし、津波の想定は 11.4 メートルで、福島事故の 14 メー トルよりも低くなっています。そもそも、福島事故は収束しておらず、原因もわからない状態です。

(2) 評価の対象、基準の適用について以下の技術的な疑問があります。
  1 制御棒の挿入性を検討の対象から外しています。
  2 基礎ボルトなど機器の強度については、安全率を削って評価しています。
  3 原子炉建屋などの構造強度に関わる許容値について、耐震バックチェックの基準より甘い許容値を適用することを認めています。
  4 本来の設備は福島原発事故前から改善せず、消防車や非常発電装置などの外部仮設設備だけで安全だとしています。

(3) ストレステストは、過酷事故対策の検証を含めた二次評価と合わせて評価しな ければ、地域住民が安全性を判断する上では意味がありません。電力事業者は、 原子力安全・保安院の指示により、これを2011年末を目処に提出するはずでし たが、関西電力は二次評価結果を未だに提出していません。

原子力安全・保安院が、現時点で「妥当」としたことは、はじめに再稼働ありきの見切り発車と言わざるを得ません。このような姿勢こそが、福島原発事故を招いた要因で す。このように原子力安全・保安院は、規制当局としての役割を十分に果たしていません。まずすべきことは、自らのありようについて根本的な反省をすることです。
本日の審査書の提出は、「安全性に関する総合的評価」とされるストレステスト評価の体をなしていません。


おおい町|住む人に豊かさを、訪れる人に感動を
おおい町第三セクター:再稼働反対講演のホール使用を拒否(毎日新聞 2012年05月19日)
『施設の責任者は取材に「改めて確認したところ、予定が重なっていた。相手に連絡し、初めて催しの趣旨を聞いた。施設の設置管理条例にも外れると判断した」と説明した。』 ということですから、ネティズンは「悠久館」について、例規集から設置管理条例を確認するのが習わしですが、三セク行政システムに無知な私には当該条例がどれかは分かりませんでした。
先日の町議会で確か13対1で大飯原発再稼働を議決したと思いますので、三セクはそれに従ったのかと思います。こういう新聞記事は隔靴掻痒の良い例です。

原発停止で景気停滞続く 福井(産経新聞中部版 2012.5.20)


そうか、自然界の放射線は暴走族では無いということだ

2012-05-18 23:30:00 | 原発震災

5月18日夕方から甲府市で開催された矢ヶ崎克馬さんの講演会に出かけて来ました。内部被曝という問題がいかにないがしろにされてきたか、というより、意図的に隠されてきたことを私は理解しました。

講演後の質疑応答でフロアーからの質問に、自然放射線のことがありました。
3.11以来しばしば言及されています、「自然放射線量が**なのです、、だから今回の測定値は問題になるものではありません」 というような説明です・・・「日常生活と放射線」の図は既によく知られているものです。
自然界からの放射線の中で私達は生活しています。それを意識することはありません。『私たちは、日常生活の身近なところで自然や人工のさまざまな放射線を受けて暮らしています。原子力発電所周辺の人々が受ける放射線量は、これらと比べると極めて低いです。』 という説明は原発震災による汚染にも適用されて、**mSv/年は問題とすべき値では無いと説得されてしまいます。

日常生活と放射線

質問に対する矢ヶ崎さんのお話を聴きながら、私はバイクの暴走族を思い浮かべていました。
甲府市内に100台のバイクがあるとします。それらが日常的に市内を走り回っていても気になることはありません。たまに爆音が高いバイクにびっくりする程度でしょう。
しかし100台のバイクが集団で走り回っていたらどうでしょう。甲府市内の台数と同じだから問題無いとは言えません。100台の集団走行が地域の人々の生活にどういう影響をもたらすかは誰でも分かります。
いま我々は福島原発事故による放射線暴走族に悩まされているのです。自然界の放射線と同じ程度の量であったとしても、その一点集中こそが人にとって危険だということです。
数字だけを見て、その実態を考えないと罠にはまります。自然界から受ける放射線は甲府市内を日常的に走っている100台のバイクと同じであり、震災放射線は100台集団暴走として人々の命を脅かしている、そういう違いです。

自然放射線のことは、私にとっては3.11以来ずっと悩みの種でした。自分もそれを受けていても、それが心身に影響しているという意識は全くありません。だったら原発震災の放射能汚染もある程度までなら関係無いのか? どこかにレトリックの罠を感じても自力では解決できずにいました。それが本日、矢ヶ崎さんのお話で解消しました。10発のパンチで倒れない人も、1発急所に入れば倒れるのです。わかってみたら単純なことでした。ひどく肩が凝った、ちょっときつめの肩叩きして貰おう・・・これが医学的放射線の利用ということだと理解。 肩叩きが強過ぎて鎖骨にヒビをいれたかも知れないのが市立甲府病院のRI過剰投与事件。

参考-新版 生活環境放射線(国民線量の算定) 平成23年12月 6,620円(税込) (B5、166頁) by 公益財団法人 原子力安全研究協会
平成4年に我が国の国民1人当たりの被ばく線量についてとりまとめを行っている。
本書は、その後の生活状況の変化を踏まえ、改めて自然放射線、核実験フォールアウト、職業被ばく、医療被ばく、諸線源による公衆被ばく、原子力・RI関連施設からの公衆被ばくについて最新の情報に基づき国民線量としてとりまとめたものである。 その結果、国民線量は5.97mSv/年、そのうち、自然放射線による実効線量は、2.09mSv/年となった。
 なお、今回の評価には、東日本大震災による福島第一原子力発電所事故の影響については、含まれていない。

文部科学省 平成23年3月18日-健康相談ホットラインの開設
※ 放射線は自然界にも存在しており、例えば、1人あたりの自然界から受ける放射線量は年間約2,400マイクロシーベルトです。また、胃のX線集団検診を1回受けると約600マイクロシーベルト、胸部X線コンピュータ断層撮撮影検査(CTスキャン)を1回受けると6,900マイクロシーベルトの放射線を受けることになります(別添資料)。日常生活と放射線  (PDF:317KB)
今にして思えば実に天晴れな洗脳工作だった。山梨の教育・行政はすっかりハマって子どもの安全をほったらかし、周回遅れの惨状を生み出したのだろう。


原発事故の今と内部被曝 守田敏也さん講演会@富士吉田市 5月19日

2012-05-17 14:43:11 | 原発震災

原発事故の今と内部被曝
~やっぱりゲンパツはいらない! ~浜岡原発は廃炉しかない!
 講師 : 守田敏也(もりた としや)さん・・・公式ブログ-明日に向けて
 日時 : 5月19日(土) 14:00~16:30
 会場 : 富士吉田市民会館 4階和室広間
主催 「浜岡原発の廃炉を願う市民の会」(富士吉田市)
前売り 500円 当日700円(同伴される未就学児は無料)
 前売りチケット取扱所―ナノリウム、カムナビ、御師、菊谷坊、富士吉田パプテスト教会、富士吉田カトリック教会、我場貯、あすなろ美術教室、川井スポーツ、まつや茶房、けやき園、正福寺、グアテマヤ、慈光寺、ホトリニテ
脱原発の日のブログ 2012-05-08 お知らせ記事が詳細な情報を掲載しています。

3.11東日本大震災と福島第一原発事故から、何度も京都から東北へボランティアと取材、さらに原発問題の講演会をされている守田敏也さんを招いて、お話を伺います。会場は小さなお子さんを抱えたお母さんにも参加しやすいように和室を用意しました。
 ☆ 内部被ばくってどういうこと?
 ☆ ホットスポットはどれだけ除染したら住めるようになるの?
 ☆ ひとつの放射能データで、「問題なし」と「危険」となぜ評価が分かれるの?
 ☆ 食べ物や飲み物について、政府の安全基準でダイジョーブ?

アヒンサー Vol.3 ◇ 「STOP!浜岡原発」でも紹介
福島原発事故緊急会議 情報共同デスクの紹介記事

山梨県富士吉田市では、2012年2月4日にも講演会がありました。Facebook に記録が残っています--『もっと知りたい浜岡原発のこと。』(このページからリンクされている Youtube は過去の浜岡原発関連のイベントの記録です)

守田敏也さんのブログを見ていて気が付きました・・・2012年05月15日、子ども も 大人を支えて 放射能とたたかっている!
福島から京都に避難されたお母さんとお子さん(5歳と3歳)のお話です。
守田さんの2011年06月21日記事に、「子どもたちとともに、福島から逃れてきて」 としてこのお母さんのメッセージが掲載されています。福島県職員だったこの方の思いがひしひしと伝わって来ます。

掲載した図は前記事の続きで、アヒンサー Vol.3 の表4です。160kmとは100マイルのことで、例えば 2011.03.21 アメリカの原子力発電所の半径160kmでは、乳がんの死亡率が増加しています。のような記事があります。
「CDC(米国疾病管理・予防センター)が公表している癌統計を調べると、米全土で発生している乳癌の2/3は、原発あるいは核関連施設の100マイル以内の地域で発生しているという。」(2003年)7/5 ルーレン・モレさん講演会の報告) このページは美浜の会で「美浜の会ニュース」一覧を開くと読み出せます。
「乳ガン 原発」 で検索すれば多数の記事がヒットします。
地域行政は、乳ガン検診を推進しながらも浜岡原発再稼働を望む発言をせねばならない、この自己矛盾に気付いても如何ともしがたいツライ立場にあることを、県民が理解してあげることも必要です。公務員が一人の人間としての本音で語れる環境をつくってあげたい、それが日本改造の目的でもあるでしょう。

追記-5月17日に南部茶の測定が行なわれて結果は不検出と広報されました。6月の予定が繰り上げられたようで良かったです。南部茶は抹茶やお菓子の材料には使われないようなので、その方面向けの測定は無かったようです--お茶の新基準


内部被曝の危険性 矢ヶ崎克馬さんの講演会@甲府市 5月18日

2012-05-17 00:12:00 | 原発震災

隠された被曝 『内部被ばくの専門家を甲府にお招きして講演会を開催します』(主催・いのち・むすびば―放射能からいのちを守る山梨ネットワーク
 講師 : 矢ヶ崎克馬(やがさき かつま)さん
 日時 : 2012年5月18日(金) 18:30~20:30 参加費・500円(資料代)
 会場 : 甲府市総合市民会館
詳しいことは「いのち・むすびば」記事をごらんください。

ご経歴などはWikipedia 記事を参照してください。
矢ヶ崎さんは原発震災による内部被曝の危険性について3.11直後から指摘されておられたことが、保存されている記事からもわかります。
日本の何が揺らいでいるのか【マル激トーク・オン・ディマンド 第518回(2011年03月18日) 】

汚染「チェルノブイリ級」 矢ヶ崎琉大名誉教授、現地調査【琉球新報 2011年4月15日】 『3月25日に福島県入りし、1週間にわたって空気中や農地、水などの放射線量や放射能汚染のデータ収集を実施した。調査を終え、14日本紙の取材に応じた。』

◇ 「劣化ウラン廃絶キャンペーン」の劣化ウランとは?: という資料集の中に、矢ヶ崎さんの「内部被曝についての考察」(PDFファイル 1,830 KB)が収録されています。
内部被曝──原爆・劣化ウラン兵器と人類への宿題(要旨)~核戦争に反対する北海道医師・歯科医師の会 第19回総会記念講演(2007年7月1日,北農健保会館)~

アヒンサー Vol.3国立情報学研究所/National Institute of Informaticsが運用している論文データベースを確認すると、矢ヶ崎さんの内部被曝に関する論文が多数でてきます。例えば、
内部被曝隠しは放射線犠牲者隠し--科学者を動員したアメリカの核戦略 (特集 戦争・紛争による民衆の犠牲)
内部被曝を隠蔽し続けた巧妙な仕掛けと原爆被曝実相 (特集 核兵器廃絶への道--被爆65年の思想と現実)

これらのタイトルから私は最近読んだ肥田舜太郎さんの講演記録を思い浮かべました。右の表紙画像の冊子はおそらく18日の講演会の時にも参加者の方々に配付される資料の中に含まれると思います。

私は空間放射線量が低いと言われる山梨県にいて、心配しているのは子供たちの内部被曝です。東京・近県にいる身内や仲間の子供たちの事はもっと心配ですから、以前から情報提供はしています。

5月11日の甲府市長記者会見で語られましたが、消費者庁から貸与されるのを待っていた測定器がやっと甲府市にも配備されて測定密度が濃くなります。しかし甲府市がそれほど財政逼迫状態だとは、これまで気付きませんでした。貧しければそれなりに親は我が食を削っても子どもには食べさせるものですけど。
まあ、とにかく、このプログラムによって甲府市に1台、5月下旬には都留市、富士吉田市にも1台ずつ配備されるので、給食食材の測定に行政(教育関係の人々)がどういう意味を考えているかはおいおい分かると思っています。
100 bq/kg、50 Bq/kg という基準値しか考えないのか、それとも、しきい値無し直線仮説(LNT仮説)で判断するのか、などなど・・・
ちなみに、消費者庁ページからは不明な点がありますので、その情報を甲府市が補完発信してくれると甲府市民のみならず、他都市の市民にも有益だろうと思っています。


甲府市ホームページが総務大臣賞受賞

2012-05-16 18:57:21 | インターネット

全国広報コンクール 2012(平成24)年で、甲府市ホームページは他都市と共に、総務大臣賞を受賞しました。
記事によると以下の都市ですが、ウェブサイト(市部)では特選入賞で総務大臣賞ということだと思います。
主催は「行政力、経営力を高める広報広聴活動をサポートします。」という公益社団法人 日本広報協会です。Web制作に関わる一人としては、後学のために審査員講評が読めたら読んでおきたいと思っています。

総務大臣賞
    岩手県宮古市 広報みやこ (広報紙 市部)
    三重県紀宝町 広報きほう (広報紙 町村部)
    広島県 (ウェブサイト 都道府県・政令指定都市部)
    山梨県甲府市 (ウェブサイト 市部)
    福岡県粕屋町 (ウェブサイト 町村部)
    秋田県大仙市 広報だいせん「だいせん日和」 (広報写真 一枚写真)
    岩手県普代村 広報ふだい (広報写真 組み写真)
    島根県松江市 松江ぶらぶら町歩き ~へるん先生に出会う旅~ (映像)
ウェブサイト(市部)
    特選  山梨県甲府市  www.city.kofu.yamanashi.jp
    入選  福島県いわき市  www.city.iwaki.fukushima.jp
    入選  東京都町田市   www.city.machida.tokyo.jp
    入選  静岡県三島市   www.city.mishima.shizuoka.jp
    入選  大阪府茨木市   www.city.ibaraki.osaka.jp
    入選  福岡県古賀市   www.city.koga.fukuoka.jp
    入選  熊本県宇土市   www.city.uto.kumamoto.jp

ウェブサイト(町村部)
    特選  福岡県粕屋町 www.town.kasuya.fukuoka.jp
    入選  愛知県東郷町  www.town.aichi-togo.lg.jp
    入選  岡山県早島町 www.town.hayashima.lg.jp
    入選  福岡県苅田町 www.town.kanda.lg.jp

町田市ホームページが全国広報コンクールで読売新聞社賞を受賞(更新日:2012年5月8日) 『公益社団法人日本広報協会が実施した「平成24年全国広報コンクール」のウェブサイト市部門において、町田市が読売新聞社賞を受賞しました。これは、地域のニュース、人物等を積極的に取り上げ、住民の目線を生かした編集が特に優れている団体に贈られる賞で、ウェブサイト市部門応募137団体の中から、町田市ホームページが選ばれました。』

茨木市ホームページが全国広報コンクールで入選『受賞理由(日本広報協会提供)
 ・ くらし、市政、ビジネス・産業、観光と分類されていて、構成もしっかりしており、全体的に見やすく使いやすい。
・ 「ええやん!茨木」のコンテンツが良く、市の持っている価値を最大限表現できている。
・ 高齢者うぇぶ、パパママクラブ、キッズページの世代別コンテンツは、非常に力を入れて作ってある。』

平成24年 全国広報コンクールで宇土市ホームページが入選しました! 更新日:05月08日

粕屋町のホームページが全国広報コンクールで総務大臣賞に選ばれました(2012年5月8日) 『この度、福岡県の審査会において優秀であると認められ、全国コンクールに進み、ウェブサイト(町村)部門で特選に選出され、総務大臣賞の受賞となりました。』
全国広報コンクール 入賞作決まる : トピックス : 読売新聞へようこそ(2012年05月08日)

全国広報コンクールで読売新聞社賞(町村部)を受賞~早島町ウェブサイト


沖縄復帰40年

2012-05-15 23:27:03 | 政治・社会

2012年5月15日、琉球新報の社説は、復帰40年/自立の気概持とう 国の空洞化、無策を憂う
昨年は きょう復帰39年/今も続く基地の集中 差別の解消は国の責務だ
「関連すると思われる記事」として過去記事へのリンク集があります。

沖縄タイムスでは、[復帰40年]普天間を解決する時だ、社説にもコメントが付いていたり、Twitterとも連携しているようです。
在京各紙の社説は後日時間がある時にでも確認したいと思います。こういう節目の日の記事はリンクが切れ無いように永く保存しておいて欲しいです。

私が昨年何か書いたかなと思ったら、沖縄復帰記念日については何も書いていませんでした。その代わり原発震災関連で4本書いていました。
その最初の記事、放射線被ばくを個人で防げるか、中学校授業の内容でリンクしていた「中学校理科「放射線」:授業の準備は“らでぃ”におまかせ!」が、今年の4月1日に休止していました。

お知らせ 放射線教育支援Webサイト「らでぃ」のお休みについて
放射線教育推進委員会は、放射線教育支援Webサイト「らでぃ」事務局の変更に伴い、体制の見直しを検討中です。 「らでぃ」ユーザーの皆様方には、ご不便をおかけいたしますが、ご理解いただけますようよろしくお願い申し上げます。 平成24年4月1日

委員会のTwitterでも休止について書かれています。文部科学省が配付した副読本にも関係があると思います。どういう方向に「推進するか」、サイトが復活したらよく読んでおきたいと思います。
「放射線教育推進委員会概要」という記録ページを残している方もありました。

追記-「ほくと未来ネットワーク」に5月12日付け、「沖縄ー抵抗の原点/伊江島から辺野古そして高江の旅」、椎ノ木武志さんのレポートが掲載されていました。記事で紹介されていたのですが、交渉の場における「戦陣訓」(と、あえて書いておきます)にはドキッとしました。ブログの文体も考え直さなくちゃいけないな。
私は 2011.02.23 東村高江ヘリパッドいらない住民の会 を残しています。全ては他人事ではない、明日は我が身に降りかかると、いつも思うのです。


郷愁の郵便局@藤村記念館

2012-05-14 17:34:32 | アート・文化

麻布郵便局 2012年4月21日(土)~5月13日(日)に、甲府駅北口広場(よっちゃばれ広場)にある藤村記念館で開催された、「わが町のレトロ郵便局」展を訪問してきました。

詳しい内容はブログ「やまなし・まちかど図鑑」の2012年03月26日(予告編)
2012年04月21日記事、まちかどの近代建築写真展スタート! をご覧下さい。

東京編の中に懐かしの東京中央郵便局と麻布郵便局の写真があってしばらく見入っていました。

記憶が定かではないのですが、麻布郵便局の建物のなかに電気通信総合研究所という組織が入っていて、それは通信技術ではなく、その社会・経済的な研究する組織として先駆けになったものだったと思います。この研究所と関係をもっていた会社にいた先輩に引っ張られて人生で最初の転職をし、この研究所の担当になって時々訪問していたのです・・・コンピュータが大型電子計算機だった時代、私が情報通信の社会的意味について関心を持つことになったきっかけでした。
しかし担当したのは短期間で、その後は別な方面に関ったので、今ネット検索しても電気通信総合研究所のその後はわかりません。

わが町のレトロ郵便局
左上の写真は甲府市役所に残されていた郵便局です。
旧甲府市役所、私の一枚は別記事ですが、珈琲専門店ダンの店内から市役所を撮ったものを残しています。


 わが町のレトロ郵便局

わが町のレトロ郵便局

郵便制度の歴史を紹介したパネルもありました。この写真展には日本郵政グループ労働組合が協賛しているからだったのでしょう、「やまなし・まちかど図鑑」記事に掲載されている郵便ポストの模型なども珍しいものでした。
前島密の名前を私は子どもの頃から知っています。親戚が前島密の生地に近く、夏休みなどに行くと小父さん達から郷土の偉人としてよく話を聞かされました。久しぶりに名前に接して遠い昔を思い出しました。