遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

笑顔が一番似合う酒

2009-08-03 22:22:12 | 
もやしもん8巻はビールがテーマでした。内容に関して言いたいことはちょっとだけありますが、前にも書いたことがあるんで止めときましょう・・・酵母研究者としてはカールスベルゲンシスの歴史とかも記述して欲しかったな。

オバマ大統領が黒人教授と警官仲介、ビールで和解図る(トムソンロイター) - goo ニュース
やはり笑顔で仲直りするにはビールなんですね。スカーッと喉を潤して、プファァァ~ッとやって、ワハハハハハッと笑える飲み物は他にないです。しかしピルゼン系淡色ビールじゃないと駄目。香ばしいダークエールやフルーティなバイツェンじゃ、難しい顔になっちまう。

不況…地ビール「冬の時代」(中国新聞) - goo ニュース
もやしもん8巻でも登場した三次ベッケンビールが一時休業に追い込まれました。ブリュワリーと併設しているレストランの経営が傾いたそうです。三次は広島県の中国自動車道の通る山側にある土地です。当然、交通の便としては車がメイン。ご当地ビールの難しさはここにあります。せっかくそこへ行っても飲めないんです。レストランが併設されているってことは、美味しい料理と一緒に美味しいビールを楽しんで欲しいってことでしょうが・・・無理でしょ。
金沢にも市内に地ビールがありました。そこもレストランが併設されていましたが、繁華街から離れたところにあって駐車場が完備されているけど向いが交番! いつの間にか無くなっちゃいました。しょうがないよね。
地ビールの多くは歴史が浅く、地元に根付いていません。外の人に期待するのではなく、まず地元で愛されなければいけません。どうせ歴史がないんだから、欧州の真似をせずに土地の人の味覚に合うオリジナルを追求すべきと思います。アルトやらボックやらケルシュやら言っても分かんないし、日本人には意味ないでしょ。大事なのは、ホッケやししゃもや枝豆や板わさや焼き鳥やもろきゅうや土手焼や豚キムチに合うかどうかなんだよ。

んなこと書きながら飲んでる今日の酒はオリオンの発泡酒です。金沢のスーパーで売ってたんですよ。発泡酒が売れるということは、日本ののんべえは値段でアルコール飲料を選ぶということです。次から次へとバリエーションが出るのは発泡酒を飲む人は銘柄をこれと決めない傾向があるから。メーカーは目新しいブランドを出して宣伝に力を入れることになります。出た当初と比べれば、かなり味の質は上がっているのにね。発泡酒がビールの安い偽物ではなくて、本当にアルコール飲料としてのジャンルとして根付くには揺がぬ定番ブランドが生まれないといけません。ビールに似せる努力は達成できてるのだから、プラスアルファが必要と思います。『ビール』という縛りがないのだから冒険できるはずなのだよ。

本日のお酒:ORION 発泡酒 RICH
コメント
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