すごい南風吹いてました。
石川県内、南風吹き荒れる 金沢で瞬間22・3メートル(北國新聞)
北は冬の嵐 土曜日は再び冬に
フェーンになって気温が少し上がって雪じゃなくて雨になりました。路面はズルズルになってスリップしやすい状況でして歩きにくいったらありゃしない。寒波が去ったくらいのタイミングの方が足下やばいんすよ、雪国じゃ。
予報によると、土曜日は北海道から東北、北陸で、金曜日に比べて気温が大幅に低くなるとのことです。天気はよくなりそう♪
普通、体内で合成できるもんは『ビタミン』とは呼ばないんですが、食事から摂取しないとすぐ欠乏症になるからコレカルシフェロールはビタミンなのだ。まあ、ビタミンAと同じように細胞内にあるレセプターに結合して遺伝子の発現を調節するのでホルモンともいう・・・科学をする時に言葉は必要なんですが、言葉に縛れるとよい科学の議論は出来ませぬぞ。遺伝子や物質の名前は一面的なもんでつけられたと自分に言い聞かせてないと本質を見誤ります。
ビタミンDが脂質抑制=脂肪肝、がん対策にも期待―京大
コレステロールが光の作用でB環が開裂してビタミンDの前駆体になったら、肝臓で25番の炭素に水酸基がくっつけられます。それが肝臓にたまってて、必要になったら腎臓に移動して1番の炭素に水酸基がくっついて活性型に! てなところまで、講義でお話しするんですが、まあ大学1年生にするお話ですから、いろいろとはしょってます。w 僕自身、生化学の講義を担当してますが、専門じゃないし・・・酵母はビタミンD要求しないし。www
「エルゴステロールをビタミンD2(エルゴカルシフェロール)に変換するため、UV照射を行って処理したパン酵母」ってのは、あるみたいだけどね。
なんとまあ、SREBPを分解・・・って、プロテアーゼじゃないんだから、どうすんねん?と思って、京大のペーパーをみてみました。SREBPに結合してそれを活性化するSCAPにビタミン D が直接作用してSCAPのユビキチン化を促進するのであるとのこと。SCAPが壊れるとSREBPも不安定化してあかんくなると。
元々ステロールが十分あるとSREBPは抑えられるんですが、コレステロールから出来るビタミンD(の一歩手前、25番に水酸基くっつけられたやつね)にもSREBPは抑えられるというわけで・・・脂肪肝、がん対策に結びつけるのは無理矢理感がしますが、そうしないと記事にしてもらえない・・・でも、まあ、がん幹細胞の発生にもコレステロールは必要みたいなんで、今後の展開に期待しませう。僕個人はSREBPの機能制御だけでも十分興味深いと思います。小胞体膜には、京大の森先生のIRE1というプロテインキナーゼもおるわけでして、プロセッシングやタンパク質切断を駆使して細胞の状況に応じて転写を制御する司令塔が小胞体にいるんですなぁ。
話変わって、またトランプネタ。世界がトランプvsメキシコのツイート戦争に注目しています。
【社説】トランプ氏とメキシコの小戦争 (THE WALL STREET JOURNAL)
White House floats tax on Mexican imports that would force Americans to pay for wall (DALLAS NEWS)
トランプ大統領は実は正しい、メキシコ対米貿易優位は膨大-チャート (BLOOMBERG)
なにしろ、国と国との外交交渉が140文字でひっくり返されるんですよ。しかも小国どうしじゃない。詳細は省きます。真っ当な解説をみたければ、ウオールストリートジャーナルの社説が一番良いと思います。ほんでも、僕が真っ先に調べたニュースサイトはDALLAS NEWSです。メキシコからの移民が多いのはテキサス州でありまするよ。テキサス州はメキシコとリオ・グランデ沿いに長い国境を持っていまして、実際暮らしているとヒスパニックの方々がとても多いです。元々メキシコとアメリカがテキサス共和国を取り合って、アメリカが勝ってテキサスを州にしたんですもん。ほんで、DALLAS NEWSがいうには、”Texas imported $84 billion from Mexico in 2015. With a 20 percent tariff, Texas businesses and consumers would have paid an extra $16.8 billion for the same goods and services. Mexico is the United States' third-largest trading partner. The White House described the idea as a tax on all imports from Mexico — $271 billion nationally last year. That would generate $54.2 billion in revenue, though a tariff that high would drastically suppress trade in both directions, and have other repercussions.”
まあ、20%の税金は結局米国の消費者が払うことになるんじゃないかってことなんだが、まあ、そうなるよなぁ。アボガドなんかが高級品になってしまったら、カリフォルニアロールの値段がどうなるのか心配だ♪ もう一つの問題は、今回のやり取りが世界中に報道されてるってこと。SNSやってる情弱ちゃんは、よく自分にとって都合のいい人しかみてないと勘違いして、流してはいけない情報ややり取りを垂れ流してしまうんだが・・・世界最強国の大統領がやっちまっただ。
今、英国のメイ首相が公式訪米中で、明日の28日にトランプ氏はロシア・プーチン大統領と電話会談し、ドイツ・メルケル首相とも同日に会談するやもしれぬという素敵状況です。明日が楽しみですね。日韓にはマティス国防長官が2月1日から歴訪する予定です。安倍さんの出番はその後にしておいた方がいいかもですぞ。
上にあげた3番目のブルームバーグの記事が、経済誌らしくデータで今回の騒動の背景を解説してくれてます。記事では触れてませんが、米国の大きな貿易赤字国、中国、メキシコ、日本、ドイツ、カナダで、なんで中国と日本とメキシコが槍玉に挙げられるかというと、「肌が白くないから」という理由を考えざるを得ません。元々そういう国だったんではあるんでが、オバマ政権後に露骨にそういう政権が出来るのも、そういう歴史の流れなのかなと思います。世界はきれいな人々だけで構成されてるのではないのですよ。汚いんです。残念ながら。だからこそ、きれいなものに憧れるんですがね。
本日の酒:YEBISU BEER + 立山 特別本醸造
石川県内、南風吹き荒れる 金沢で瞬間22・3メートル(北國新聞)
北は冬の嵐 土曜日は再び冬に
フェーンになって気温が少し上がって雪じゃなくて雨になりました。路面はズルズルになってスリップしやすい状況でして歩きにくいったらありゃしない。寒波が去ったくらいのタイミングの方が足下やばいんすよ、雪国じゃ。
予報によると、土曜日は北海道から東北、北陸で、金曜日に比べて気温が大幅に低くなるとのことです。天気はよくなりそう♪
普通、体内で合成できるもんは『ビタミン』とは呼ばないんですが、食事から摂取しないとすぐ欠乏症になるからコレカルシフェロールはビタミンなのだ。まあ、ビタミンAと同じように細胞内にあるレセプターに結合して遺伝子の発現を調節するのでホルモンともいう・・・科学をする時に言葉は必要なんですが、言葉に縛れるとよい科学の議論は出来ませぬぞ。遺伝子や物質の名前は一面的なもんでつけられたと自分に言い聞かせてないと本質を見誤ります。
ビタミンDが脂質抑制=脂肪肝、がん対策にも期待―京大
コレステロールが光の作用でB環が開裂してビタミンDの前駆体になったら、肝臓で25番の炭素に水酸基がくっつけられます。それが肝臓にたまってて、必要になったら腎臓に移動して1番の炭素に水酸基がくっついて活性型に! てなところまで、講義でお話しするんですが、まあ大学1年生にするお話ですから、いろいろとはしょってます。w 僕自身、生化学の講義を担当してますが、専門じゃないし・・・酵母はビタミンD要求しないし。www
「エルゴステロールをビタミンD2(エルゴカルシフェロール)に変換するため、UV照射を行って処理したパン酵母」ってのは、あるみたいだけどね。
〈以下引用〉
ビタミンDは肝臓に入るとある化合物に変化するが、これをハムスターの培養細胞に投与して働きを調べた結果、脂質の合成を命令するたんぱく質「SREBP」を分解し、無くしてしまうことが分かった。
ビタミンDは肝臓に入るとある化合物に変化するが、これをハムスターの培養細胞に投与して働きを調べた結果、脂質の合成を命令するたんぱく質「SREBP」を分解し、無くしてしまうことが分かった。
なんとまあ、SREBPを分解・・・って、プロテアーゼじゃないんだから、どうすんねん?と思って、京大のペーパーをみてみました。SREBPに結合してそれを活性化するSCAPにビタミン D が直接作用してSCAPのユビキチン化を促進するのであるとのこと。SCAPが壊れるとSREBPも不安定化してあかんくなると。
元々ステロールが十分あるとSREBPは抑えられるんですが、コレステロールから出来るビタミンD(の一歩手前、25番に水酸基くっつけられたやつね)にもSREBPは抑えられるというわけで・・・脂肪肝、がん対策に結びつけるのは無理矢理感がしますが、そうしないと記事にしてもらえない・・・でも、まあ、がん幹細胞の発生にもコレステロールは必要みたいなんで、今後の展開に期待しませう。僕個人はSREBPの機能制御だけでも十分興味深いと思います。小胞体膜には、京大の森先生のIRE1というプロテインキナーゼもおるわけでして、プロセッシングやタンパク質切断を駆使して細胞の状況に応じて転写を制御する司令塔が小胞体にいるんですなぁ。
話変わって、またトランプネタ。世界がトランプvsメキシコのツイート戦争に注目しています。
【社説】トランプ氏とメキシコの小戦争 (THE WALL STREET JOURNAL)
White House floats tax on Mexican imports that would force Americans to pay for wall (DALLAS NEWS)
トランプ大統領は実は正しい、メキシコ対米貿易優位は膨大-チャート (BLOOMBERG)
なにしろ、国と国との外交交渉が140文字でひっくり返されるんですよ。しかも小国どうしじゃない。詳細は省きます。真っ当な解説をみたければ、ウオールストリートジャーナルの社説が一番良いと思います。ほんでも、僕が真っ先に調べたニュースサイトはDALLAS NEWSです。メキシコからの移民が多いのはテキサス州でありまするよ。テキサス州はメキシコとリオ・グランデ沿いに長い国境を持っていまして、実際暮らしているとヒスパニックの方々がとても多いです。元々メキシコとアメリカがテキサス共和国を取り合って、アメリカが勝ってテキサスを州にしたんですもん。ほんで、DALLAS NEWSがいうには、”Texas imported $84 billion from Mexico in 2015. With a 20 percent tariff, Texas businesses and consumers would have paid an extra $16.8 billion for the same goods and services. Mexico is the United States' third-largest trading partner. The White House described the idea as a tax on all imports from Mexico — $271 billion nationally last year. That would generate $54.2 billion in revenue, though a tariff that high would drastically suppress trade in both directions, and have other repercussions.”
まあ、20%の税金は結局米国の消費者が払うことになるんじゃないかってことなんだが、まあ、そうなるよなぁ。アボガドなんかが高級品になってしまったら、カリフォルニアロールの値段がどうなるのか心配だ♪ もう一つの問題は、今回のやり取りが世界中に報道されてるってこと。SNSやってる情弱ちゃんは、よく自分にとって都合のいい人しかみてないと勘違いして、流してはいけない情報ややり取りを垂れ流してしまうんだが・・・世界最強国の大統領がやっちまっただ。
今、英国のメイ首相が公式訪米中で、明日の28日にトランプ氏はロシア・プーチン大統領と電話会談し、ドイツ・メルケル首相とも同日に会談するやもしれぬという素敵状況です。明日が楽しみですね。日韓にはマティス国防長官が2月1日から歴訪する予定です。安倍さんの出番はその後にしておいた方がいいかもですぞ。
上にあげた3番目のブルームバーグの記事が、経済誌らしくデータで今回の騒動の背景を解説してくれてます。記事では触れてませんが、米国の大きな貿易赤字国、中国、メキシコ、日本、ドイツ、カナダで、なんで中国と日本とメキシコが槍玉に挙げられるかというと、「肌が白くないから」という理由を考えざるを得ません。元々そういう国だったんではあるんでが、オバマ政権後に露骨にそういう政権が出来るのも、そういう歴史の流れなのかなと思います。世界はきれいな人々だけで構成されてるのではないのですよ。汚いんです。残念ながら。だからこそ、きれいなものに憧れるんですがね。
本日の酒:YEBISU BEER + 立山 特別本醸造