遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

E484K

2021-03-06 23:41:07 | BIONEWS

北風が強くて寒かったです。
尾﨑神社の春衣替え 雪囲い外し、朱塗りの社殿再び 金沢10・4度(北國新聞)
gooニュース
今日は日本海側を中心に雪や雨の降る所があるでしょう

今日は職場の僕の部屋に工事が入ります。新しいエアコンが入るんすよー。やっと暖房がある生活が♪ 工事だけなら別に僕が立ち会う必要なかったんですが、一時的に停電するというので可愛いディープフリーザーちゃんの様子を見なければなりません。先日のワクチン保管のディープフリーザーが電圧不安定のために壊れましたよね。デリケートなんですよ。何かあっても僕に修理する能力はないんですが、サンプルの避難は迅速にできます。できることがちょっとでもあるなら自分で対応します。Q大医学部で約25年前に働き始めてからずっとそうしてきてます。他人に任せない。

総理も都知事も言わんけど、怖いのは変異株やねん。まあ、これから主流になるのは時間の問題やけどな。遅らせるに越したことないんや。
免疫の効果を低下させる新型コロナの変異ウイルス、日本国内でも発生していた可能性=NHK(SPUTNIK日本)

〈以下引用〉
慶応大学のグループが、日本国内の感染者から検出され、遺伝情報が公開されている約4400人分のウイルスの遺伝子を分析したところ、「E484K」という変異を持つウイルスが64人分見つかった。「E484K」は免疫の効果を低下させる可能性が指摘されている。このうち62人分は海外から流入したとみられるが、2人分の変異ウイルスは日本国内で変異が起こった可能性が高いという。

変異株の呼び方には英国型とか南アフリカ型とかいう言い方が報道では主流ですが、地名はよくありませんな。これからも次から次へ出現するもんやしね。ウイルスゲノム解析では英国が世界をリードしているので、これからも新しいイギリス型が出てきます。解析能力が高いと損みたいになるやん。これはようないわ。
スプートニクの記事ではE484Kと記述されてますが、プロが変異を呼ぶときに使う言い方がこれ。484番目のグルタミン酸(E)がリジン(K)に変わった突然変異という意味です。酸性アミノ酸から塩基性アミノ酸にチェンジしているので、タンパク質に対する機能的インパクトが高そうだというのは直感的にわかります。グルタミン酸のコドンとリジンのコドンが1塩基違いなので、結構起きやすいのです。
海外流入の他に日本国内で生じたと推察される変異株もいると記事にあるように、変異は世界中どこでも起こりうるのです。

能登にドライブして初桜買ってきました。大慶という純米酒を前まで飲んでましたが、その蔵の本醸造が初桜です。能登の普通のお酒はドーンと主張が強いのですが、初桜はむるん♪とした滑らかさ。いい酒醸すのに櫻田酒造さん、どマイナーなんだよなぁ。まあ、俺が美味しく飲めたらそれでいいけど。

本日のお酒:初桜 本醸造

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする