秋晴れでした。今日の風は穏やかな北風。獅子吼はアウトだけども、スクールはつくばねエリアへ移動。僕も行こうかと昨夜ギリギリまで悩んだけど、今週の講義と学生実験と講義と学生実験と講義と学生実験と学生実験と講義の準備をせんとあかんので断念。つくばねなら長くとんでも昼過ぎには終わりなんで、飛んでから頑張る選択肢はあったのだが、下痢を含む体調不良が昨夜の僕を弱気にした・・・それからLizzyでちゃんと里楽に着地できるか自信がない。多分俺はやらかす。w
今日は秋晴れ!太陽サンサン サンデー
立山で初冠雪を観測 平年より13日遅く
日本全国素晴らしい天気だったみたいです。人工衛星からも紅葉が美しく見れるという、すっごいコンディションでした。
ま、朝から大学で仕事してて、終わった時はお日様沈んでました。おかげで体調は戻りましたが・・・風邪薬は買っときましたよ。調子悪くなったら飲もう。
今日拾った酵母のコロニーは300匹。一株植え継ぎに失敗して・・・100匹減っちまった。まあ、データはだいたい取れてるし。おいら、この実験でデータでたら論文執筆に入るんだ♪(フラグ)
師匠の一人、荒K先生が「論文書きながら実験できないと、食ってけないよ」と言ってたけど、どうにもバランスがむずいんだよなぁ。論文書いてると、魂がモニターに吸い込まれて時間感覚がなくなって実験どころじゃないんだ。電気泳動は毎度流しきってしまう。この時の喪失感は研究者の皆さんにはわかってもらえると思う。
今ちょうど学生実験で大腸菌を形質転換して緑色に光らせる実験をしています。
下村脩さん死去 2008年にノーベル化学賞
今年ノーベル生理医学賞を受賞した本庶先生は京都大学のエースでいつノーベル賞を取るか噂されていたエリート中のエリートだったんですが、下村先生はその対極にあるたたき上げで孤高の科学者でした。添えた写真は酵母細胞中で輝くGFP。何が光ってるかは秘密♪
記事中、『51年、長崎医科大付属薬学専門部(現長崎大学薬学部)を卒業後、名古屋大理学部の故平田義正名誉教授の研究室に入り、生物発光の研究をはじめた』とありますが、名古屋大での資格は研究生で院生ではありませんでした。ただ、米国へ行くとなった時に教授が博士号がないと給料が安くて大変だろうということで、論文博士をもらったそうです。そうして留学したボストンで、オワンクラゲの発光タンパク質を分離するためにさばいたクラゲは85万匹。今日僕が拾った300匹の酵母なんて、ちゃちな仕事でしかありません。彼がこの研究に携わっていた時、細胞生物学に革命を起こすようなタンパク質として使われ、バイオ業界で大きなビッグビジネスになるとは予想してなかったでしょう。したり顔で役に立つ研究をするべきだという奴に見せつけてやりたい成功例です。まあ、本庶研究室でもPD-1は傍流の研究で制ガン剤に発展するなんて着手した当時は予想されていなかった。
研究者は「窓を開ける人」であり、「扉を開く人」だと思っています。開けてみるまで外にどんな景色が見えるかは誰にもわからない。わかっているとすれば、それはもうすでに空いている穴。わからないからこそ窓を作って開けようとする。むこうに何もないかもしれない。すでに誰かが見せた景色かもしれない。でも、窓を開けないとそれはわからない。
本日のお酒:KIRIN 秋味 + 立山 特別本醸造
今日は秋晴れ!太陽サンサン サンデー
立山で初冠雪を観測 平年より13日遅く
日本全国素晴らしい天気だったみたいです。人工衛星からも紅葉が美しく見れるという、すっごいコンディションでした。
ま、朝から大学で仕事してて、終わった時はお日様沈んでました。おかげで体調は戻りましたが・・・風邪薬は買っときましたよ。調子悪くなったら飲もう。
今日拾った酵母のコロニーは300匹。一株植え継ぎに失敗して・・・100匹減っちまった。まあ、データはだいたい取れてるし。おいら、この実験でデータでたら論文執筆に入るんだ♪(フラグ)
師匠の一人、荒K先生が「論文書きながら実験できないと、食ってけないよ」と言ってたけど、どうにもバランスがむずいんだよなぁ。論文書いてると、魂がモニターに吸い込まれて時間感覚がなくなって実験どころじゃないんだ。電気泳動は毎度流しきってしまう。この時の喪失感は研究者の皆さんにはわかってもらえると思う。
今ちょうど学生実験で大腸菌を形質転換して緑色に光らせる実験をしています。
下村脩さん死去 2008年にノーベル化学賞
今年ノーベル生理医学賞を受賞した本庶先生は京都大学のエースでいつノーベル賞を取るか噂されていたエリート中のエリートだったんですが、下村先生はその対極にあるたたき上げで孤高の科学者でした。添えた写真は酵母細胞中で輝くGFP。何が光ってるかは秘密♪
記事中、『51年、長崎医科大付属薬学専門部(現長崎大学薬学部)を卒業後、名古屋大理学部の故平田義正名誉教授の研究室に入り、生物発光の研究をはじめた』とありますが、名古屋大での資格は研究生で院生ではありませんでした。ただ、米国へ行くとなった時に教授が博士号がないと給料が安くて大変だろうということで、論文博士をもらったそうです。そうして留学したボストンで、オワンクラゲの発光タンパク質を分離するためにさばいたクラゲは85万匹。今日僕が拾った300匹の酵母なんて、ちゃちな仕事でしかありません。彼がこの研究に携わっていた時、細胞生物学に革命を起こすようなタンパク質として使われ、バイオ業界で大きなビッグビジネスになるとは予想してなかったでしょう。したり顔で役に立つ研究をするべきだという奴に見せつけてやりたい成功例です。まあ、本庶研究室でもPD-1は傍流の研究で制ガン剤に発展するなんて着手した当時は予想されていなかった。
研究者は「窓を開ける人」であり、「扉を開く人」だと思っています。開けてみるまで外にどんな景色が見えるかは誰にもわからない。わかっているとすれば、それはもうすでに空いている穴。わからないからこそ窓を作って開けようとする。むこうに何もないかもしれない。すでに誰かが見せた景色かもしれない。でも、窓を開けないとそれはわからない。
本日のお酒:KIRIN 秋味 + 立山 特別本醸造
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