人間は間違いに気づかない。
私は10代から30代後半まで、自分の大きな間違いに気づかず生きてきました。
「人間とは何か?」に向き合うこともなく生きてきたため
「人間が持つべき欲望」「正常な考え」を知らずに生きてきたからです。
「価値ある人生とは?」を模索せず、「楽して安定してお金を稼いで、休日に趣味を充実させて過ごしたい」
それが「人間の幸せだ」と考えていました。
「あわよくば、有名になったり偉くなって周りをあっと言わせたい」ぐらいは野心がありました。
比較的裕福な家庭で育ったため、親の希望は「4年生大学卒業して公務員になって欲しい」というものでした。
地方私立大学に進学し、公務員試験をしながら要領よく卒業単位と教員免許資格の単位をとりながら、遊ぶお金を稼ぐためのアルバイト、そして大学サークル、飲み会に明け暮れる学生時代を送っていました。
「自分は何がしたいのか?」と向き合うこともなく、コムドットのように
「世の中に染まりたくない、自分しかできないことをしたい」という思春期の万能感を抱え20代を過ごしたのです。
私の学生時代は西暦2000年に入る手前で、世の中ではミレニアムと叫ばれていましたが、就職超氷河期でした。
ですから、「公務員になれれば御の字」という風潮があったのです。
大学4年生からは、就職活動もせず、ひたすら公務員試験を受けまくりました。
地方上級、警察官、公立中高教員採用、市職員、市消防という順番で受験しました。
公務員試験がダメだったら就職浪人するか、親のコネで地元の会社に入れてもらうか、塾講師のバイトでもしようと考えていました。
そんな折、大学4年生の夏過ぎに運よく(運悪く)「警察官採用試験」の一次試験が合格してしまいました。
2次試験もとんとん拍子で上手くいき、大学4年生の9月には就職が決まってしまったのです。
OB訪問、インターンや職場体験、見学もせぬまま決まってしまいました。
それでは「人生を舐める」に決まってます。
6か月間の警察学校では上手く誤魔化しながら、最底辺の成績で何とか卒業しました。
しかしこの頃から「嫌だな~、一線の現場出たら変わるかな?」という淡い期待を持っていました。
「これも金のため、公務員という肩書のため」と自分の気持ちを誤魔化しながら生きていたのです。
実際に現場での仕事が始まって、本署交番勤務と夜間パト助務が始まりました。
相勤の先輩と楽しく話しを合わせながらやり過ごしているだけです。
電話対応、窓口対応、暴走族対応、遺失物届や簡易の被害届、職質、少年補導カード、簡易の捜査報告書、実況見分調書、刑法犯検挙月間の張り込みなど、
「すべてはお金のため、肩書のため」
言い聞かせ、「奴隷のように」出勤していました。
仕事はやってみると面白いのですが、慣れてこればルーチンワーク。
ルールからはみ出す人、常識もなければモラルもない人の対応になるため、次第に自分の心もすさんでいきます。なまじっか法律に詳しくなるため「気が付けば他人を見下す嫌味な性格」になっていきました。
さらに縦社会であり、「正義よりも組織判断を守る」という仕組みに「このルールを定年退職まで我慢し続けるのか?」と強い閉塞感を感じていたのです。
課長以上の上司に奴隷のよりに扱われ、笑いものにされる。
その憂さ晴らしを後輩いびりしたり、交通取り締まりや職質などで、弱い市民にぶつけることもありました。
組織での出世を夢見ており、内勤に入りましたが、余計仕事を義務的に行うようになりました。
慢性的な腹痛や下痢が続き、消化器内科に行っても「原因はストレス。整腸剤飲んでストレス発散してください」
と丸投げ。
体調不良、やりがいもなくなってきてからは、3交代で楽して仕事している交番勤務の同僚を見下す始末。
「金と肩書のため」に働く毎日が嫌になり、4年目に退職を決意、準備を始め退職したのです。
RAPTさんのブログには聖書、キリスト教の神様の教えを元に「人間としての正しい考え」をまっすぐに解説されています。
様々な自己啓発をしましたがどれも答えがありません。
RAPTブログだけが何ら矛盾なく、人生の問題に向き合うことができます。
RAPTブログを読むようになってから、人生の苦しみが「自分の価値観が間違っていたからだ」と気付きました。
それが自分の責任だけでなく、社会全体、教育や常識が、悪人たちに都合がいいように、
徹底的に人間の幸せ、人生を破壊するために作られているものであるとRAPT理論を通して知る事ができたことが大きかったと思います。
親や周りが「幸せだ」と考えている常識が間違っているのです。
RAPTブログを知って「本当に頼れるのは人間でなく、神の知恵、神の力なのだ」と思い知り、少しずつ性格が変わってきている奇跡を感じ、日々感謝しています。
RAPT有料記事349(2019年2月4日)祈りは私たち人間が正しい欲望を持つように導き、その欲望を満たす力を与えてくれるものだ。
https://rapt-neo.com/?p=50299
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