幸か不幸か独居老人一歩手前でストップしたマンマ。 

加齢化を受け入れられずに格闘中。 週2~3日クラス開講で、刺激をもらい感謝。  

科学的根拠・・

2013-09-11 08:52:03 | 日記
「2020、東京オリンピック」で、マスコミはソレばかり! 東京オリンピックを一度経験した世代たる私、青空に描かれた五輪に、閉会式の入り乱れた選手達の姿に感動したのは事実。

スポーツが如何に素晴らしいものか・・・スポーツ賛歌満載! が、運動オンチの私に言わせると、スポーツ界は非民主的な世界だと思う。「勝てば官軍、負ければ賊軍」の最たるものだもの。つい先日とて、柔道界のなにやらが世間を騒がせていたけれど、柔道界だけではないだろう。スポーツ育成の場においてはナニも珍しいことではないであろう。 非難を浴びるか、賞賛を浴びるかは、当事者たちの人間関係と結果如何なのでは? 贔屓したチーム・人が勝つというコトは快感であるのは事実。自分はナニもしないでも「勝った気分」になってオイシイ。


それにしてもアレから半世紀。世の中の価値観が変わった! 昔はタブン、オリンピックでの活躍は結果的に国威掲揚のためだろう。円谷選手や依田選手・・・早く産まれすぎちゃったネ。今のスポーツ選手、ヒノマルを胸に付けていても自分が楽しむため。 口々に「楽しんで来ま~す♪」と言う。

で、今回のタイトルについて。
オリンピックのために、オリンピック関連事業の一環として汚染除去が完全になされることを祈る。科学の世界も日進月歩。7年間に研究され開発されるだろう・・。 
原発・汚染がオリンピック東京開催決定にとっての最難関と言われていた。IOC委員は思慮深き表情で“汚染除去の科学的根拠を述べて下さい、please.”と。コレに対して、我が総理は、弁舌爽やかに以下のように述べたようだ。
「・・・汚染水は福島第1原発の0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされている。・・・福島近海でのモニタリング数値は、最大でもWHO(世界保健機関)の飲料水の水質ガイドラインの500分の1だ・・・健康に対する問題はない。今までも、現在も、これからもない・・・ 。」

TV放映されているのは、この質疑応答の一部だろうが最重要ポイントであろう。IOC委員が納得する科学的根拠ってコレで十分なの? 彼にとっては割り当てられた質問、些細な問題だったのだろう。既に丁重な「おもてなし」を受けた彼は、それを世界中に伝えたかったのだろう。

心が満たされていないと、心もひん曲がっている。素直にオリンピック開催を喜べない私。モチロン、世の中、全てが完璧なんてアリエナイし、一色にそまったらコワイ。でも、今回の決定で「東京ダイジョウブです!」がどうしても引っかかる。