水球がオリンピックに出場・・・ということは耳にしていたが、今朝、TVに選手が出ていて、その鋭く精悍な風貌(?)にムカシの長男を、そして我が家の笑い転げた一瞬を思い出した。 中学から水泳部一筋、高3の時も部活三昧。 県大に出た際、某有名大の水泳部の綺麗なお姉さんから、「大学は是非ウチに来て下さい」と言われた由。 帰宅早々、「〇大ってどこにあるの?」 「ウチからイチバン近い有名大学ヨ!」
そんなワケでご苦労にも二浪の末、そのお姉さんの学校ではなかったが、今や総理大臣も排出したヤワ系大学に入学。 水泳部に入部したところ、ココの水泳部は水球がメイン。 「水球」って「水中の格闘技」だとか・・。 みるみるウチに真っ黒に焼け、体も逆三角形となった。 エレベーターにこの子と乗ったら怖いカモ・・・と思ったものだ。
真夏のある晩、地元オケの練習から帰宅。 「オカエリ~~~。」
が、部屋に入ると、見たことのない若い男性がTVの前に座っていた。 一瞬、「ダレッ!?」と声を上げそうになったがテキもドコか怯えたような顔つき。 「・・・・・・・髪、どうしたの?」 「オソソウをしたってんで一年生が全員、丸坊主さ。」
初めて見るムスコの坊主頭! 真っ黒な顔に人一倍大きな目もいつも以上にギラギラ・・・ながらドコか怯えた表情。 私の当惑した顔を見てだったようだ。 一瞬であったが、不審者侵入の恐怖の心境を味わった。 ほどなくして二階から降りてきた次男も、一瞬、私と同じ”衝撃”を味わったようだった。
「部活をしていると、それ以外は何もデキナイ。」 「あんなテイドで全員が坊主にだナンテ・・・」 等の理由でそれから間もなく、退部。 テニスサークルに入り、運転免許をとったり、スイミングスクールでコーチのバイトをしたり、「組合活動」にを加わったとかで首になったり・・ほかにもいろいろバイトを経験。 彼の波乱、話しのタネ満載の人生が始まったんだった・・・。