ツタヤで「25年目の四重奏」というDVDを借りた。 とても良かったので再度見たくてまた借りてしまった。 メンバーはジュリアード出。 25年経った今季、リーダー役のチェロ氏はパーキンソン病の初期であることが判明し、今回限りでの引退したい旨を告げた。 チェローの後継には有能な奏者を挙げたが他の3人は・・・・。 チェロ1人替わるダケで音楽全体が変わる。 夫々が本音を漏らし始めた。 チェロ氏が辞めたらボクも辞める・・・と1st氏。 2nd氏は曲によって1stと2nd を替えよう・・・。 この2nd氏の意向は、このカルテットにとっては承服しかねることのようだ。 ビオラ弾きは2nd氏の奥さん。 彼女が彼を説得しようとして「アナタには1stの資質がナイの・・・。 2nd 奏者としては素晴らしイイけど・・・」と1st氏の言葉を伝えてしまった。 「何故、キミは僕の味方にならないのだ!」 「音楽に対しては公平よ。」
実は2nd 氏はたまたまジョギング仲間の若いフラメンコダンサーに1stと2ndのことを尋ねられて、説明し、彼女の問いかけに対し、「そりゃぁ、1stも弾いてみたいサ」と言ってしまった矢先のことだった。 そうかぁ、プロの音楽家も……私としては面白かった。 時に2nd はとても面白い。 楽しい・・・が、 身近な知り合いに「見せる時、聞かせる時で非ず・・・」にチョット、俗っぽい思いが出るのだ。 「私だって1st弾けるよ! 奇麗な音、出せるのよ」っと。
1st奏者には強さが必要。 確かに!! この1st氏は強い個性の持ち主で日ごろは冷静・無表情にさえ見える。 「演奏の時のために感性を残しているのヨ!・・・とは彼の弟子の弁。 弟子とは2nd とビオラさんの娘。 は、ともかく、1st奏者には強さが必要・・が、逆を言えば2nd奏者には強さ以上のしなやかさ・・・が必要だ。 1stは「俺が、オレが! 私ヨ!!」 2nd は他の音を聞いてその中で高らかに歌ったり支えたり・・。 時に低音を響かせる時、ドウだぁ!!・・の域に達する。 やっぱり2nd が最高ジャン!!
昨日はOBオケ。 この映画を見た後なので、ガラにもなく、”強い気持ち”を秘めて臨んだ。 けど、なんたって練習不足。 コリャ、マズイ! 遅まきながら、 帰宅して、HaydnのトランペットソナタのCDをアマゾンで注文した。
役者さんもスバラシかったけど、「弾くフリ」場面はどうしても見ていられない。 エッラそうなぁ・・って言われるネ。 登場人物間のよくアル人間関係はカツアイするけど面白かったヨ。
PS. 追記。 ガルネリカルテットがモチーフだとか・・・。
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