即位式を見ていて、正倉院展に行ってみたくなった。 前期と後期に分けられていて前期は来月4日まで、後期は11月6日~11月24日まで。 最近、引き籠り気味だったが、エイッ!・・とその気になったら今日しかない。 急いだつもりだが結局、10時少し前に家を出、電車は準急でエッチらオッチラ。 上野着は11時半前。 国立博物館の平成館につくと、「最後尾はココです。 ただ今の待ち時間は70分」と。 引き返すワケにはいかない。 全くそのとおり70分待って”入城!” 牛歩戦術ってきいたことがあるが、こんなん? 待つだけで草臥れた。 70分待ったというコトは観客もソレだけいるということ。 ガラスの中の一つの”宝モツ”を見るのに幾重もある人垣のすき間から見るか、前列の最後尾らしい人の後ろに並んでオタカラが目の前に来るのを待つしかナイ。
赤と紺の碁石は可愛くきれい。 使われてはいなかったようだ。 「鏡・・・平螺鈿背八角鏡」。 赤いところは琥珀とのことだが、こんな色があるの? 思っていたよりも小振り。 琵琶は予想にたがわぬ立派な、繊細この上なくきれいな宝物だった。 後ろが膨らんでいるかと思ったら意外にペッタンコ。 ギターみたい。 あの装飾がアルとナイでは音に影響あるだろうなぁ・・・なんて無粋なことも考えた。 「銀薫炉」・・お香をたく器だ。 銀の透かし模様も美しいが、仕組みがスゴイ! 球体の中のお皿・・お香をたく皿が常に安定した状態であるような工夫。 これは数学者の発案に違いない。
ホボ、1時間半。 草臥れたぁ・・。 後期の展示はどうしようかなぁ・・?
10年前「即位10年特別記念展 皇室の名宝」を見た時の感激が大きすぎたのかも。 私にはあまりナイことだが、カタログを買ったっけ・・・。 唐様ナントカ模様はchinese flower pattern. string は 「ハダナノル」なるモノの英語訳。 東大寺大仏開眼式で、高名なお坊様が大仏の目を入れる際に手にした筆に長く繋がった絹紐のこと。 この"string"に大勢の参列者が手を添えて、自分も 大仏様に目を入れたツモリになったらしい。 「ハダナノル」という難しい漢字と読み名が string ... 漢字の奥深さ(?)にビックリすると同時に英語とはなんと分かり易いこと・・と笑えたことがとても印象的だった。 今回も難しい漢字がならんだ宝物も英語を読むと実に分かり易かったのは同じ!
見終わって駅に直行のつもりだったが、裏の日本庭園を数分だけ見てきた。 私、この庭が大好き。 外国の友人が来たら、博物館見物の後に是非お連れしたいところ。 西武のデパ地下でお弁当を買って帰宅。 美味しいパンを買いたかったのだが選ぶのがメンドウでや~めた!
久々の上野・・・いいトコロなんだけれど今日は疲れたわい! が、充実した日だった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます