ザルツブルグ二日目・・今回の旅で唯一、事前に調べてチケットを買ったコンサートは夜8時半から。 この日もセカセカ歩いたっけ・・。 レオポルドスクロン館(ヤカタと読んで下され!)と 池を巡る散歩道も最高だった。
20150723
ウィーンのホテルよりも窓がチョットだけ大きく開く。 少しでも涼しいほうが可と思い私は枕を足もとに移し、窓側に頭を置いて寝た。 と、未明にものすごい騒音! 工事なのか、清掃なのか・・・・? 30分くらい続いた。
ココは朝食付きなので7時近くに起床。 久々にゆっくり寝たかな? パンとコーヒーとチーズ・ハム・・・これまた久々のマトモな朝食。 しっかり食しておこう・・・・ちょっとサモシイ根性でんなぁ・・・。
本日はザルツブルグ旧市街地をメインに。 そして夜は今回の旅のハイライトと言えるコンサートがある。 夜8時半開演というのだから、昼間も存分に使える。 ラッキーだけど、歩き疲れて寝てしまったらどうしましょ?
8時半、ホテルを出てミラベル庭園の中を通って旧市街地へ。
庭師さんがアーチ.状の箇所の枝を刈りこんでいたけどこの暑さの中、ご苦労様! 出口? 入口を出て・・・チョットした広場(マカルト広場)の向こうにあるモーツアルトの住居跡へ行くつもりが、道なりに曲がってしまったようだ。 だが、この道にも趣きのある建物が並んでいる。 どのビルも由緒ありげ。 後日調べたら、写真を撮った建物は「モーツアルテウム」・・・モーツァルトを記念した建物」「モーツァルトの集う所」の意味で国立の芸術大学とのこと。 ミラベル庭園を歩いていると素晴らしい美声が聞こえてくる一角があったが、ソコからだったのだ。 地図を見ると確かに庭園に隣接している。引き返して、地図を見て9時前、ようやくモーツアルトの住居発見。 220年ほど前のことだが、いつ修理したのか知らないがこぎれいで立派なお住まい。 ヴァイオリン、ピアノ、楽譜・・・イロイロあった。 ココでも日本語のオーディオガイドがあって便利。 30分ほどで見学終了。 同じ建物に併設されたお土産やさんを覗く。 モーツアルトの家だから、それらしきモノはご本家だから当然。 が、私はモーツアルトの横顔のパスタを発見! コリャァイイわい!! なんと3袋も買ってしまった。 小分けして、わが音楽仲間に進呈しよう! ・・・と思ってネ。 このパスタはココでしか見なかった。
(先日 8月15日に独協のOBオケに持参。 茹でて揚げてクラッカーにして行ったが反応がイマイチ。 私の好みは
ズレテいるのかなぁ…少々クサッた私。)
今度はいよいよ旧市街地へ。 シュターツ橋を渡ったところはバスも通る道路だが、すぐに狭い賑やかな通りにぶつかる。 ゲトライデ通り? 人の流れに沿って左折。 イロイロなお店が並んでいて、それぞれ意匠を凝らした鉄細工の看板を掲げている。 私はどの衣料店のウィンドにも最新ファッションでなく民族衣装が飾られていることを興味深く思った。 かなりフォーマルで高価そうなものもあれば、カジュアルなものもある。 特別な日の衣装なのではなく、存外着る機会が多いのかもしれない。 何人もの子供が着ていた。 ウィーンでは、小紋模様の藍色の生地で丁寧に仕立てられた衣装を着ている女性を見て、写真を撮りたく思ったっけ。 パーと明るいお店があった。 丹念に装飾された卵ばかり売る“1年中イースター屋”さんだった。
適当なところで右折。 教会・広場・教会・広場・・・・正直言うと、地図を見てもどれが何教会か、ワカラン私。 方向音痴と認知症初期(?)ゆえか? モーツアルトが立っているところはモーツアルト広場。 レジデンス広場はレジデンスから見渡せる一番広い場所。 カピテル広場・・・英語だとChapter なんだ!・・・どうやら一番地味な広場だったところ?
レジデンスを見学。 日本語のオーディオガイド付き。 シェーンブルンほどでないにしろ豪華で荘厳な部屋であり調度品だ。 で、思った。 「大司教さま」とはナンゾ? “ザルツ・・塩の利権を独占して権力を握る…商人なのか政治家なのか、貴族なのか。 すべての権力は呪術、宗教が発端?・・・なんて言ったら歴史に詳しい人に呆れられるかも。 大司教様は窓辺から 広場を行き交う善男善女を、どんな気持ちで眺めていたのかしら? 歴代の司教さまの立派なお顔が並んでいたが、さすがに昨今の司教様のお顔は慈悲深い良いお顔だった。
広場をうろつき、一旦広場を出て・・・また戻ってうろついて・・・モーツアルトの生家見っけ!
12時半ごろ、モーツアルト宅を辞して、祝祭劇場をチラ見して、ザルツァッハ川クルーズへ。 キャプテン(?)は金髪の綺麗な若いお嬢さん。 彼女の前に座った2人の坊やに白いキャプテン坊をかぶせて舵輪を回す振りをさせていた。 ナンということない1時間ほどのクルーズだったが、船着き場に着く直前、ウィンナワルツに合わせてぐるぐる回りだした! 楽しかったけど、船外で見ていたらどんなだったのかしら? 船酔いの人がいたらタイヘンねぇ! 2時、下船。
モーツアルトさんちのスーパーでランチを買って、ホテルに戻る。 ミラベル公園でモーツアルトのクラリネットを二人組が演奏していて上手だったが、別のところでヴァイオリンを弾いている人も。 ムーンリバーなんか弾いていたけど、コチラはイマイチ・・・。 それに、ココはモーツアルトでないとねぇ・・。
ホテルの受付で尋ねた。 「ザルツブルグカードを買ったので、このカードでナニカ乗りたいんだけど・・。」 「アナタは買い物をしたい? 動物園へ行きたい? それとも・・・・・?」 「どこか行きたいわ」「サウンドオブミュージックを撮影したお城があるわ。」 「そこに・・・」 「22番のバスで・・・」 決まり! ノートに書いてもらった。 “Leopoldskron”??
3時半過ぎ、ホテルを出てミラベル公園の少し先のバス停へ。 ここへ来るのも少々タイヘンだったけど。 バスがどの方向から来るのかわからなくて、左側のバス停にならんだり、右側に並んだり・・・・。 車は右側通行。 4時少し前に来たバスに乗って、ノートを見せてココに行くか・・・と確認。 スターツ橋を右折してグル~と旧市街地を周って馬の洗い場の脇を通るとトンネルが。 トンネルの向こうは別世界! ごく普通の住宅地となっている。 10~15分ほど乗ったら、運転手さんが「ココだよ」と。 “Wartberg‐weg”と書いた住宅地のバス停で下車。 4時。どっちへ行くのかしら? 通りがかったお嬢さんに、メモを見せて尋ねると、“・・・recht…. “ と。 “ Left ね” と言って左へ行こうとしたら “No, no….. Right !” ココで私は「ハハ~ン!」と合点した。 今回、方向音痴も甚だしと思っていたがどうやら recht (独:レヒト 右) と left(英:レフト 左) を混同していたようだ。 そのことを彼女に言うと 「私もフランス語で・・・」と笑っていた。
私は右折して直進。 しばらくするとニギヤカな大勢の子供の声がする。一見、学童保育のような集団に若いお姉さんが2人。 なにやら子どもたちが描いた絵を掲げては,一人づつに拍手をしてキャンディを渡している。何をしているの? ・・見てのとおりだか・・・。 景品の足しになれば・・と、私は持っているキャンディの袋をあげたら、喜んでくれた。そして3人の子が絵やクイズが印刷された紙をくれた。 まぁ、ありがとう!「写真を撮ってイイかしら?」 「ちょっと待って」と2人の先生(?)は相談してから、「ココは子供たちなので、撮らないで下さい。」と。 なるほど・・・私自身はイヤな感情も持たず、意識の違いを知って面白かった。 これも外国旅行の面白さだ。 ほのぼのした気分のまま、直進。 まもなく左は緑の草っぱら。 右は木立。 昨日のガイド氏の説明を思い出した。この緑地も厳格に管理されているのかな? 前方に車がターンしている。 アソコかしら・・?
着いて驚いた! 左手はプールを備えた地元の公園風な施設。 で、右手に池?湖? 前方に・・・トラップ大佐のお屋敷。映画のまんまだ!! オーストリア人はサウンドオブミュージックを見ない・・と言っていたことも忘れて、私は湖面に映る館に魅せられた。 もっと魅せられたのは池の周り。 ところどころにベンチが置かれ、鬱蒼とまではいかない適度な森が池を囲んでいる。 釣りをしている人、読書している人、散歩している人たち・・・
5時前にバスに乗ってホテルへ。 シャワーを浴びて6時20分、今度はコンサートに。 食事ナシの一番安いコンサートだけど、私は曲目もチェックして、自宅のPC経由でチケットを買った。 旅のハイライトの一つ。 白のパンツに小花模様の茶色のブラウス。 偽真珠のネックレスをつけて・・。 旅行中の私にしては上出来!
ケーブルに乗ってホーエンザルツブルグ要塞についたのは開演一時間前の7時半。 ケーブル代も含まれていると聞いていたのでEチケットを見せたがダメと。 まぁ、いっかぁ・・・。 (実際は払う必要がなかったようだ。) ケッコウ急な斜面をケーブルは一気に上がった。 着いたところは天空の庭。 端に行って下を見ると高いところ好きな私も怖い。 天空の庭も裏に行くと要塞のせいか無粋な建物がならんでいるが、窓辺に花が並んでいた。
「黄金の間」という要塞の最上階の会場へ行くには急な石段を登らねばならない。 これはマジに怖かった。 キチンとした石段ではなく、どちらかというと山の坂道っていう感じ。 一歩一歩、慎重に歩を進めた。 この時、聴衆と思しき人はスペインはマドリッド出身のオジサンと私。 今日、マドリッドから来たそうな。「3月にマドリッドへ行きました。 短時間だったので、またゆっくり行きたいです。」 彼はフクシマやヒロシマを口にして心配してくれた。外国人にとって、この二つの地名はインパクトの強いもののようだ。 「“シマ”ってisland を意味するのよ。」 中にはいってもガランドウ。 係りの人はまだ準備中。 急かすつもりはないので、内部をウロウロ。 さすが要塞だけあって、大きな砲台が置かれている。 8時になってチケットを・・。 私のチケットに「2/2」と書き込んだ。 最初、それだけでありがたがっていたが、「待てよ・・・これは二列目の二番目の席」ということ? せっかく二番目に来たのにそんなに端っこはイヤだなぁ…。思い切って尋ね、席の変更を申し入れた。 「もっと真ん中がイイわ!」 と、
「1・10」と書き換えてくれた。 言ってみるもんだ。 良かったぁ!
10時終演。 人の流れに乗って歩いたらミラベルの手前で迷う。 だって暗いんだもの。 またもExcuse me, could you…..? 11時過ぎ、自分でホテルの鍵を開けて帰還。 レセプションは無人ではなかったけど・・・。
満足しきって就寝! しあわせだぁ!!! ありがとう!
20150723
ウィーンのホテルよりも窓がチョットだけ大きく開く。 少しでも涼しいほうが可と思い私は枕を足もとに移し、窓側に頭を置いて寝た。 と、未明にものすごい騒音! 工事なのか、清掃なのか・・・・? 30分くらい続いた。
ココは朝食付きなので7時近くに起床。 久々にゆっくり寝たかな? パンとコーヒーとチーズ・ハム・・・これまた久々のマトモな朝食。 しっかり食しておこう・・・・ちょっとサモシイ根性でんなぁ・・・。
本日はザルツブルグ旧市街地をメインに。 そして夜は今回の旅のハイライトと言えるコンサートがある。 夜8時半開演というのだから、昼間も存分に使える。 ラッキーだけど、歩き疲れて寝てしまったらどうしましょ?
8時半、ホテルを出てミラベル庭園の中を通って旧市街地へ。
庭師さんがアーチ.状の箇所の枝を刈りこんでいたけどこの暑さの中、ご苦労様! 出口? 入口を出て・・・チョットした広場(マカルト広場)の向こうにあるモーツアルトの住居跡へ行くつもりが、道なりに曲がってしまったようだ。 だが、この道にも趣きのある建物が並んでいる。 どのビルも由緒ありげ。 後日調べたら、写真を撮った建物は「モーツアルテウム」・・・モーツァルトを記念した建物」「モーツァルトの集う所」の意味で国立の芸術大学とのこと。 ミラベル庭園を歩いていると素晴らしい美声が聞こえてくる一角があったが、ソコからだったのだ。 地図を見ると確かに庭園に隣接している。引き返して、地図を見て9時前、ようやくモーツアルトの住居発見。 220年ほど前のことだが、いつ修理したのか知らないがこぎれいで立派なお住まい。 ヴァイオリン、ピアノ、楽譜・・・イロイロあった。 ココでも日本語のオーディオガイドがあって便利。 30分ほどで見学終了。 同じ建物に併設されたお土産やさんを覗く。 モーツアルトの家だから、それらしきモノはご本家だから当然。 が、私はモーツアルトの横顔のパスタを発見! コリャァイイわい!! なんと3袋も買ってしまった。 小分けして、わが音楽仲間に進呈しよう! ・・・と思ってネ。 このパスタはココでしか見なかった。
(先日 8月15日に独協のOBオケに持参。 茹でて揚げてクラッカーにして行ったが反応がイマイチ。 私の好みは
ズレテいるのかなぁ…少々クサッた私。)
今度はいよいよ旧市街地へ。 シュターツ橋を渡ったところはバスも通る道路だが、すぐに狭い賑やかな通りにぶつかる。 ゲトライデ通り? 人の流れに沿って左折。 イロイロなお店が並んでいて、それぞれ意匠を凝らした鉄細工の看板を掲げている。 私はどの衣料店のウィンドにも最新ファッションでなく民族衣装が飾られていることを興味深く思った。 かなりフォーマルで高価そうなものもあれば、カジュアルなものもある。 特別な日の衣装なのではなく、存外着る機会が多いのかもしれない。 何人もの子供が着ていた。 ウィーンでは、小紋模様の藍色の生地で丁寧に仕立てられた衣装を着ている女性を見て、写真を撮りたく思ったっけ。 パーと明るいお店があった。 丹念に装飾された卵ばかり売る“1年中イースター屋”さんだった。
適当なところで右折。 教会・広場・教会・広場・・・・正直言うと、地図を見てもどれが何教会か、ワカラン私。 方向音痴と認知症初期(?)ゆえか? モーツアルトが立っているところはモーツアルト広場。 レジデンス広場はレジデンスから見渡せる一番広い場所。 カピテル広場・・・英語だとChapter なんだ!・・・どうやら一番地味な広場だったところ?
レジデンスを見学。 日本語のオーディオガイド付き。 シェーンブルンほどでないにしろ豪華で荘厳な部屋であり調度品だ。 で、思った。 「大司教さま」とはナンゾ? “ザルツ・・塩の利権を独占して権力を握る…商人なのか政治家なのか、貴族なのか。 すべての権力は呪術、宗教が発端?・・・なんて言ったら歴史に詳しい人に呆れられるかも。 大司教様は窓辺から 広場を行き交う善男善女を、どんな気持ちで眺めていたのかしら? 歴代の司教さまの立派なお顔が並んでいたが、さすがに昨今の司教様のお顔は慈悲深い良いお顔だった。
広場をうろつき、一旦広場を出て・・・また戻ってうろついて・・・モーツアルトの生家見っけ!
12時半ごろ、モーツアルト宅を辞して、祝祭劇場をチラ見して、ザルツァッハ川クルーズへ。 キャプテン(?)は金髪の綺麗な若いお嬢さん。 彼女の前に座った2人の坊やに白いキャプテン坊をかぶせて舵輪を回す振りをさせていた。 ナンということない1時間ほどのクルーズだったが、船着き場に着く直前、ウィンナワルツに合わせてぐるぐる回りだした! 楽しかったけど、船外で見ていたらどんなだったのかしら? 船酔いの人がいたらタイヘンねぇ! 2時、下船。
モーツアルトさんちのスーパーでランチを買って、ホテルに戻る。 ミラベル公園でモーツアルトのクラリネットを二人組が演奏していて上手だったが、別のところでヴァイオリンを弾いている人も。 ムーンリバーなんか弾いていたけど、コチラはイマイチ・・・。 それに、ココはモーツアルトでないとねぇ・・。
ホテルの受付で尋ねた。 「ザルツブルグカードを買ったので、このカードでナニカ乗りたいんだけど・・。」 「アナタは買い物をしたい? 動物園へ行きたい? それとも・・・・・?」 「どこか行きたいわ」「サウンドオブミュージックを撮影したお城があるわ。」 「そこに・・・」 「22番のバスで・・・」 決まり! ノートに書いてもらった。 “Leopoldskron”??
3時半過ぎ、ホテルを出てミラベル公園の少し先のバス停へ。 ここへ来るのも少々タイヘンだったけど。 バスがどの方向から来るのかわからなくて、左側のバス停にならんだり、右側に並んだり・・・・。 車は右側通行。 4時少し前に来たバスに乗って、ノートを見せてココに行くか・・・と確認。 スターツ橋を右折してグル~と旧市街地を周って馬の洗い場の脇を通るとトンネルが。 トンネルの向こうは別世界! ごく普通の住宅地となっている。 10~15分ほど乗ったら、運転手さんが「ココだよ」と。 “Wartberg‐weg”と書いた住宅地のバス停で下車。 4時。どっちへ行くのかしら? 通りがかったお嬢さんに、メモを見せて尋ねると、“・・・recht…. “ と。 “ Left ね” と言って左へ行こうとしたら “No, no….. Right !” ココで私は「ハハ~ン!」と合点した。 今回、方向音痴も甚だしと思っていたがどうやら recht (独:レヒト 右) と left(英:レフト 左) を混同していたようだ。 そのことを彼女に言うと 「私もフランス語で・・・」と笑っていた。
私は右折して直進。 しばらくするとニギヤカな大勢の子供の声がする。一見、学童保育のような集団に若いお姉さんが2人。 なにやら子どもたちが描いた絵を掲げては,一人づつに拍手をしてキャンディを渡している。何をしているの? ・・見てのとおりだか・・・。 景品の足しになれば・・と、私は持っているキャンディの袋をあげたら、喜んでくれた。そして3人の子が絵やクイズが印刷された紙をくれた。 まぁ、ありがとう!「写真を撮ってイイかしら?」 「ちょっと待って」と2人の先生(?)は相談してから、「ココは子供たちなので、撮らないで下さい。」と。 なるほど・・・私自身はイヤな感情も持たず、意識の違いを知って面白かった。 これも外国旅行の面白さだ。 ほのぼのした気分のまま、直進。 まもなく左は緑の草っぱら。 右は木立。 昨日のガイド氏の説明を思い出した。この緑地も厳格に管理されているのかな? 前方に車がターンしている。 アソコかしら・・?
着いて驚いた! 左手はプールを備えた地元の公園風な施設。 で、右手に池?湖? 前方に・・・トラップ大佐のお屋敷。映画のまんまだ!! オーストリア人はサウンドオブミュージックを見ない・・と言っていたことも忘れて、私は湖面に映る館に魅せられた。 もっと魅せられたのは池の周り。 ところどころにベンチが置かれ、鬱蒼とまではいかない適度な森が池を囲んでいる。 釣りをしている人、読書している人、散歩している人たち・・・
5時前にバスに乗ってホテルへ。 シャワーを浴びて6時20分、今度はコンサートに。 食事ナシの一番安いコンサートだけど、私は曲目もチェックして、自宅のPC経由でチケットを買った。 旅のハイライトの一つ。 白のパンツに小花模様の茶色のブラウス。 偽真珠のネックレスをつけて・・。 旅行中の私にしては上出来!
ケーブルに乗ってホーエンザルツブルグ要塞についたのは開演一時間前の7時半。 ケーブル代も含まれていると聞いていたのでEチケットを見せたがダメと。 まぁ、いっかぁ・・・。 (実際は払う必要がなかったようだ。) ケッコウ急な斜面をケーブルは一気に上がった。 着いたところは天空の庭。 端に行って下を見ると高いところ好きな私も怖い。 天空の庭も裏に行くと要塞のせいか無粋な建物がならんでいるが、窓辺に花が並んでいた。
「黄金の間」という要塞の最上階の会場へ行くには急な石段を登らねばならない。 これはマジに怖かった。 キチンとした石段ではなく、どちらかというと山の坂道っていう感じ。 一歩一歩、慎重に歩を進めた。 この時、聴衆と思しき人はスペインはマドリッド出身のオジサンと私。 今日、マドリッドから来たそうな。「3月にマドリッドへ行きました。 短時間だったので、またゆっくり行きたいです。」 彼はフクシマやヒロシマを口にして心配してくれた。外国人にとって、この二つの地名はインパクトの強いもののようだ。 「“シマ”ってisland を意味するのよ。」 中にはいってもガランドウ。 係りの人はまだ準備中。 急かすつもりはないので、内部をウロウロ。 さすが要塞だけあって、大きな砲台が置かれている。 8時になってチケットを・・。 私のチケットに「2/2」と書き込んだ。 最初、それだけでありがたがっていたが、「待てよ・・・これは二列目の二番目の席」ということ? せっかく二番目に来たのにそんなに端っこはイヤだなぁ…。思い切って尋ね、席の変更を申し入れた。 「もっと真ん中がイイわ!」 と、
「1・10」と書き換えてくれた。 言ってみるもんだ。 良かったぁ!
10時終演。 人の流れに乗って歩いたらミラベルの手前で迷う。 だって暗いんだもの。 またもExcuse me, could you…..? 11時過ぎ、自分でホテルの鍵を開けて帰還。 レセプションは無人ではなかったけど・・・。
満足しきって就寝! しあわせだぁ!!! ありがとう!