成田から直行便でダラスへ。
なんかブログの調子悪い?行替えできまへん。
ダラス経由で1泊して、昔のコーチや親友に会うことにした。
2年4ヶ月ぶりのダラス。
その当時お腹の中にいた親友の娘は、今では公園をかけずりまわり、プールで5mくらい泳ぐ!
フィン付きだけど。Pretty amazing.
親友マルティーナは、アメリカの大学のチームメイトで、シドニー五輪で2つのメダルを穫った、スロバキアのスーパースター。
6回目の五輪出場をかけて今、トレーニングしている。
6回っていうのは競泳史上初らしく、アメリカの ダラ・トーレス選手も今それを賭けて泳いでいて、二人はある意味、鉄の女対決。
私も現役時代同じ種目のライバルとして一緒に泳いでいた。
彼女たちに比べたらへなちょこの私が12年前に引退して、その間何回かオリンピック出て、子ども産んでもまだトップレベルで泳げるんだから、想像を絶するほどすごいけれど、もし6回目の出場が叶ったら、ダラの方がちょっとすごいかも。
アメリカの競争は世界一熾烈だから。
マルティーナは、選考会みたいなものはなく、ある期限までに一番で泳げば良くて、今は50m自由形で25秒5で泳がなくちゃいけない。
それも私のベストタイムより速いから、「まー行ければいいけど無理かもね」なんて気軽に6回目の五輪に挑戦している彼女は、ま、別の人類みたい。
私の知っているオリンピックスポーツっていうのは、綱渡りみたいに真剣で過酷で、時に恐怖もともなう。
でもそれとはまったく違うオリンピックスポーツがそこにはあるみたい。
何をモチベーションにするんだろうか。
「6回」という「競泳史上初」、その記録に尽きるだろう。
そこには気負いはなく、挑戦しかない。
一日2000mくらいしか泳いでいないというけれど、いやー、タフ。
コーチのスティーヴとは6年ぶりくらいに会った。
相変わらずの大学のロゴ入りの赤いポロシャツとベースボールキャップは変わらないけれど、顔に皺が増えた。
それは私も一緒だけど。笑
コーチは変わらないけど、私がちょっとオトナになったみたいで、ちょっと照れくさい。
彼の家の庭のプールで子どもたちが遊ぶのを眺めながら、白ワインを片手に、二人でいろんな話をした。
今年の大学選手権で後輩たちがすごい活躍をしたこと。
テキサス・レンジャーズのダルビッシュの1戦目、2戦目のピッチングのこと。
テキサスの人たちは、彼を自分の家族に来た養子みたいに思ってる。
ハイチの仕事のこと。彼はいつもいつも応援してくれている。
私の大学時代のこと。
よく、土曜日の朝練が終わったらみんなで近くのカフェに行って朝食をとって、そのあと私は違うコーヒー飲み放題のカフェで勉強していたこと。
当時私が好きだった男の子のこと。懐かしい。
12年も経つのに、まだ数年しか経ってないような気になる。
写真はマルティーナの娘と私。
... やっぱ歳とったな。笑