期間工的生活Ⅱ・10

2006-07-23 21:33:08 | Weblog
☆スバル期間工日誌
 今日から三連休に突入。

☆ブルジョア階級生活日誌(そろそろヤバい…)
 東京の美術館を無謀にも三軒廻り、案の定神田本の街には行けずじまい。
ブリヂストン美術館、出光美術館、そして東京国立博物館。
 ブリヂストン美術館はメチャ良かった。藤島武二の黒扇は展示されていなかっ
たが、別にどうでもいい。コローや、印象派の面々、フジタなど巨匠達の絵画
をたくさん見られた。どれも本でしか見たことがなかったものばかりなので、
実物を見れるとは驚きである。そして驚いたのが、一緒に展示されていた、日本
の”巨匠”達の作品群。あんなに違うものだとは! 並べてみると、驚きである。
中村つね(漢字忘れた)ぐらいしかまともに見れるのがなかった(今日展示され
ていた中では)。びっくりしました。ピカソのギリシャ彫刻を意識したであろう
肖像におおいなる感銘を受け、ルドンの無限の色彩というのを再確認もしてきま
した。
 出光美術館には正直行かなければよかった。青磁器展とやらをやってましたが、
常設でいろいろ置いてないみたい。磁器なんて見てもさっぱりわからないし、別
にわかろうとも思っていない。使って、使われてナンボのものだろ、ありゃ。一
応、金を払った以上、いくつかを周りにいた人たちみたいにじっと見つめて来ま
したが、どう見ても何がそんなに凄いのかさっぱり不明だった。よく、キーンと
した緊張感があるとか言いますが、割らないように扱いを緊張してるのか? 目
が足りないのでしょう、どっちみちさっぱりわからない。ムンクとルオーの油彩
を各三点見るためだけに千円払い、解りにくい美術館の場所を探すのに一時間以
上もかかってしまった。どうしてくれる? 風神雷神に期待。
 東京国立博物館では、若冲と江戸絵画展をやっていました。若冲の本物を見れた
のは嬉しかったのですが、例によって人の波でメチャ疲労、見るのに相当苦労し
ました。長沢芦雪のぬいぐるみみたいな猛虎図がやけに印象に残っています。
若冲の紫陽花双鶏図の本物に出会えたのは感激の至りです。
 江戸琳派はぜんぜん駄目。筆に勢いが無くて物足りなかった。かと言って、若冲
のように、徹底的に画面を濃密にしようという意欲も感じられず、さっさと出てき
ちゃいました。私はやはり目が足りないみたいです…

 スンマセン、今日はなぜか長編でした。