雨。もう冬みたいな気温。
一日中現場に出ていたのでピーピーマン&痛女の害毒から離れることが出来た。
スティーヴン・ミルハウザー著「魔法の夜」を読み終えた。小説、というよりは、詩のような感じでした。夜という時間をきちんと観察しているなぁと思わせる描写が随所に見られ、良かったです。虫の音をオーケストラと表現してましたが、西洋人が虫の音を愛でるようになったんですね。一昔前は雑音と言われ、虫の音を愛でる習慣は日本人しか持っていなかったらしいです(国家の品格参照。テレビでもやっていた気がする)。ミルハウザー氏は視点が日本人的なのかも。ちなみに、「魔法の夜」は明け方が来て終わりです(笑)。
最近、NHKドラマで「夏目漱石の妻」をやっていたので次は「我輩は猫である」を。短めにカットされた版は読んだ事がある気がしますが、ほとんど記憶にないので丁度いい。こういう機会でもなければずっと忘却の彼方へ置きっぱなしですからね。
ちなみに、南総里見八犬伝(これは再読)もいよいよ第十二巻も半ばです。第十二巻、けっこう退屈なんですよね