曇り後雨。
京極夏彦著「鉄鼠の檻」を読み終えた。約千四百ページからなる長編だが、読み易いのでサクサク進みました。テーマが「禅」。「禅」と言えば昔の(今のではない)禅僧が書いた書画が凄いということしか分からないが、この「鉄鼠の檻」では分かりやすくさらっと説明してくれる(中禅寺=京極堂が)ので、何となくイメージが出来ました。一体どうなることやら収拾のつかないような状況から、がっつりとまとまる解決はやっぱり爽快です。また次のも買わなくちゃね。ちなみに、この「鉄鼠の檻」もまるで辞書のような分厚さです。持ってるのが重かった。
あまりに長いのを読んだので、次も長いのは辛い。と、言うわけで、またエリス・ピーターズ著、修道士カドフェルシリーズの「修道士の頭巾」を読みます。マルセル・プルースト著「失われた時をもとめて」も高遠氏訳版のが第四巻、五巻を購入済みなのですが、あの超冗長な美辞は今は耐えられないと思いますので(笑)。