異分子

2021-02-16 22:21:21 | 読書、書物

  雪。一気に真冬に逆戻り。一時、身の危険を感じるくらいの風が吹いていた。

 弘前保健所管内ではまた例の病院クラスター関連感染者が出ています。相変わらずよく分からないのは、一度陰性判定の後で症状が出たので、再度検査したら陽性となった、ということ。PCR検査って、本当に信頼性は高いのか?

 村田沙耶香著「コンビニ人間」を読み終わりました。字が大きく、そんなに長くないので読み易く、楽です。いわゆる「普通の」社会に生きる人たちを、コンビニ店員としてしか生きられない主人公の視点から描いた作品ですが、主人公の視点で見ているせいか、「普通の」社会に生きる人たちがおかしく見えてしまい、結局、どちらが「おかしい」のか分からなくなるような展開。異分子の主人公がただ淡々とコンビニの「部品」として暮らし、コンビニの「部品」に戻るまでの話ですが、その後どうなるのか、気になりません。きっとどこかのコンビニに古倉恵子さんはいるでしょう(笑)。

 次は三島由紀夫著「愛の乾き」を読みます。字が大きく、サクサク読める作品の次は極度に小さな文字の文庫本。目が霞むおじさんには辛いですが、文学作品は読みたいので頑張りましょう。

 現在、物凄い吹雪です。明日の朝が怖いですが、筋肉体操で疲れたので今日は休みます