goo何気無い日々が心地よい安寧

何気無い日々が続く様に。生きていく事の大変さがカナン。ある種空気の様な存在になりたいもの。

🚶‍♀️☂️…平等院界隈…🏡…隠元橋 210512^

2021-05-12 18:10:00 | 🚶 歩く
🚶‍♀️☂️🌪…右岸堤防道…宇治橋…県参道…県神社前…宇治塔川…喜撰橋…塔の島/橘島…橘橋…平等院沿…平等院表参道…宇治橋…右岸堤防道…🏡…右岸河川敷…隠元橋前↩️…右岸河川敷…>
🚶‍♀️12392歩

☂️:隠元橋18℃:傘支持困難な強風
 朝は強風で目覚め…
平等院界隈は雨と強風で人出少なく



堤防道に多い



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📖 横溝正史、江戸川乱歩… 英米で静かなブーム  210512

2021-05-12 17:21:00 | 📗 この本

横溝正史、江戸川乱歩...... 日本の本格推理小説、英米で静かなブーム
  Newsweek より 210512 青葉やまと

(写真は日本の本格推理小説が,海外で静かなブームを生んでいる wikimedia, goodreads )

<日本の本格ミステリが海を越えて出版され、緻密なトリックと構成が話題を呼んでいる>

 絶海の孤島に招かれたメンバーが、夜ごと凶刃に消えてゆく。現場の個室は内側から施錠されており、犯行はいかなる者にも不可能。しかし、室内の不自然な状況と被害者が残した不可解なメッセージに、狡猾な真犯人を暴く手がかりが隠れており......。

 こんな謎めいた状況で夢中にさせてくれる日本の本格推理小説が、海外で静かなブームを生んでいる。とくにイギリスではこのところ、旧書を翻訳して再刊行する流れが活発化しており、日本の名作ミステリもこの動きにうまく乗ったようだ。驚きとドラマ性を重視する近年の海外ミステリとはまた違った趣きが受けているのだという。

 その一つが、1947年刊行の横溝正史作品、『本陣殺人事件』だ。宿場町で代々要人を迎えてきた歴史ある本陣に、琴の音色とともに異様な悲鳴が響く。離れで発見されたのは、新郎新婦の無惨な血まみれの死体。雪の現場周辺に足跡はなく、完全な密室状況だが......。
 本作は、かの名探偵・金田一耕助を世に送り出した名作だ。再出版ブームに乗る形で2019年にイギリスで翻訳され、『The Honjin Murders』のタイトルで出版された。実に72年の時を超えて再評価され、イギリスの書店に並んだ格好だ。

⚫︎Honkaku小説は、緻密でまるでチェスのよう
 本格推理小説の最大の特徴は、何といっても作者との真剣な知恵比べを楽しめる点にある。本格作品はいずれも、推理に必要な情報を読者に提示する「フェアプレイ」の精神を本分としている。重視されるのは突飛なサプライズではなく、手がかりとロジカルな推論だけで真実にたどり着くことができるソリッドな構成だ。

 英 ガーディアン紙はその緻密な構成を、まるでチェスのようだと表現する。記事は「Honkaku小説は、予想外のひねりと思いがけない事実の暴露に満ちた現代のスリラーよりも、むしろチェスのゲームと通じる点が多い」と論じる。細心の注意を払ってフェアに書かれた本格ミステリは、探偵が真相を披露するシーンまでに、容疑者およびすべての手がかりが提示される。 

 その精緻な構成は、アメリカでも評判が良いようだ。米 ワシントン・ポスト紙は昨年夏、「日本の密室ミステリは夏の息抜きに完璧」と題し、日本ミステリの紹介記事を掲載している。フェアに書かれた探偵小説はまるでチェスかクロスワード・パズルのように没頭させてくれると述べ、一読を勧める内容だ。とくに外出もままならない昨今の状況においては、室内で独りで興じられる最適な娯楽なのだという。

⚫︎ホームズの影響を受けた江戸川乱歩作品
 本格推理小説の歴史は古く、1923年に江戸川乱歩が発表した『二銭銅貨』が源流だと言われる。物語は、世間を賑わせた世紀の大泥棒の逮捕で幕を開ける。縄についた大泥棒は、金の在処について頑なに黙秘を貫く。事件を聞きつけた筆者は素人探偵となり、見事金を手にするが......。
 本作は魅力的な暗号の登場に加え、先の読めないストーリー展開でぐいぐいと読者をけん引する。乱歩のサービス精神満載の一編だ。乱歩初の作品でもあり、処女作にして新たなジャンルを日本にもたらした名作だ。

 江戸川乱歩は『二銭銅貨』の2年後、『D坂の殺人事件』で明智小五郎をデビューさせる。こちらについてはガーディアン紙が、イギリスが生んだ名探偵のシャーロック・ホームズと比較しながら紹介している。風変わりで人との関わりを嫌い、いつも紫煙をくゆらせ、いざとなれば武術で切り抜ける。こういった姿がホームズそっくりだという。明智をサポートする少年探偵団の存在も、ホームズを支えるストリートチルドレンの一団「ベイカー街遊撃隊」を彷彿とする。

 ほかにもガーディアン紙はイギリスのアガサ・クリスティや『オペラ座の怪人』で知られるフランスのガストン・ルルーなどの名を挙げ、日本の本格小説の黄金期を支えた作家たちが西洋の影響を受けていると紹介している。

⚫︎欧米作品に影響された本格推理は、日本独自の発展を遂げた
 日本の本格推理小説は、単に欧米のスタイルをなぞっただけではない。

 日本作品独自の傾向としてガーディアン紙は、不可能犯罪を扱う作品が非常に充実していると分析する。一例として、横溝正史がほぼすべての作品に密室状況を取り入れているのに対し、クリスティ作品では『ポアロのクリスマス』など数えるほどしか例がない。

 もともとは1920年〜30年代の黄金期に横溝正史が不可能状況を多く扱っており、多くの作家がこれに倣ったことで、密室を重視する機運が日本に根付いたようだ。アメリカでもディクスン・カーなどが密室の名手として知られるが、トリックをことさら重視する作品が「本格」という独立したジャンルを形成しているのは、やはり国内固有の現象だ。

 もう一つ、本格ミステリの特徴として、論理的思考に没頭できる点が挙げられる。とくに松本清張に代表される社会派推理小説の時代を経て、1980年代後半からは「新本格派」と呼ばれるスタイルが隆盛を極めた。屋敷や孤島などの舞台装置を大胆に使い、興味をそそる不可能状況とロジカルな解決を極限まで追求している。

 ワシントン・ポスト紙は、新本格派の旗手・綾辻行人による『十角館の殺人』や、鮎川哲也の傑作集『赤い密室』などを挙げ、「一般にHonkakuミステリは、何よりも発想の妙を重視する」と評価している。現代のアメリカで主流の推理作品は感情とドラマ性を重視しており、ゆえに各登場人物の想いや現実世界の出来事などに思考が霧散しがちなのだという。

 鮮烈なトリックを引っ提げて読者に挑む日本の本格推理小説は、こうして海外のミステリファンの間でも愛読されているようだ。



💋翻訳されて、推理小説の本場で日本の大御所の両氏が再評価は嬉しい限り。昔から 推理小説とSF小説は大好きで、蔵書多数、勿論 両氏の作品は総て読破
  他にも多数… エドガーランポ、アガサクリスティ、エラリークィーン、ヴァンダイン他…
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