日本語おもしろ発見

日々の生活から

歌謡曲の歌詞に使用されているひらがなについて

2010-11-08 10:51:13 | 研究演習2010
要旨

 日本の歌謡曲の歌詞に使用されているひらがなについて調査した。オリコンが発表した2010年10月度のシングルランキングにおいて1位から10位にランクインし
た曲の歌詞に使われている全ての文字数とそのうちのひらがなの数をカウントしまたその種類を調べた。全10曲において、総文字数は5712文字、ひらがなの文字
数の合計は2960文字であった。総文字数におけるひらがなの割合は51.8%であり、全体の半数以上がひらがなであったことが分かった。

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マンガの中のオノマトペ―少年マンガと少女マンガ―

2010-11-08 10:50:33 | 研究演習2010
要旨

 マンガの中でオノマトペはどのように表現されるのか、また、少年マンガと少女マンガでは使用されるオノマトペの傾向に差は見られるのかという疑問から、『ONE PIECE』『名探偵コナン』『NANA』『桜蘭高校ホスト部』の第一巻を対象に、各作品毎に作中に出現するオノマトペを抽出し、「1ページ毎の出現文字数の平均」、「表記」の観点から分析・比較を行った。結果としては、対象性によるオノマトペの傾向の違いというよりは、作品毎の特徴の方が顕著に表れた。可能性としては、少年マンガには片仮名のオノマトペがより多く、少女マンガには平仮名のオノマトペがより多いということが、今後更に調査対象を広げることで証明できるかもしれない。

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漱石の小説に登場する女性の文末表現と性格との関連

2010-11-08 10:49:22 | 研究演習2010
要旨

 現代の女性は「~てよ」、「~だわ」などの女性専用の文末表現を使わない傾向があるが、明治時代の女性はどのような文末表現を用いていたのか疑問に思い、明治期の女性の文末表現について調べることにした。 夏目漱石は一生の多くを東京で過ごし、明治期の東京語が確立したとされる時代に活躍した作家である。この調査では、漱石の小説に登場する女性の話し言葉における文末表現の特徴と、登場人物の性格との関連について調べた。「三四郎」、「それから」、「門」の前期三部作をテキストとして調査した結果、登場人物の性格と文末表現には関連性があることが分かった。 精神面、経済面において男性から独立している女性ほど女性らしい文末表現を用いず、そうでない女性ほど女性らしい文末表現を使っていることが分かった。

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シナリオ『寺内貫太郎一家』の文末表現について

2010-11-08 10:48:25 | 研究演習2010
要旨
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『空の境界』に使用されたひらがな

2010-11-08 10:46:31 | 研究演習2010
 web『空の境界』の一章から五章までに用いられたひらがなの数を数えた。『空の境界』に用いられた全体の文字のうち約60パーセントがひらがなであったという結果が出た。最も多く使用されたひらがなは「い」であり、全体を通じて12200回使用された。「い」は一章から五章までの全ての章において最も使用頻度が高かった。逆に最も使用された回数の少ないひらがなは「ぉ」であり、全体を通じて2回登場しただけであった。
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『宇治拾遺物語』からみる人称代名詞

2010-07-19 20:09:41 | 研究演習2010
要旨
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NHK紅白歌合戦における曲名の変遷―文字種の分類―

2010-07-19 20:08:32 | 研究演習2010
要旨
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新聞コラムにおける語彙調査

2010-07-15 16:40:29 | 研究演習2010
要旨

 1986年と2010年の朝日新聞の天声人語、読売新聞の編集手帳で特に動詞に着目し、極端に多く使われる言葉はあるのか、それが年代や新聞社によって変化するのかを調べた。その結果より新聞に用いられる動詞の特徴があるのかを見た。新聞を資料に用いたのは、誰にでもわかる言葉で書かれている。つまり若者言葉やネットスラングなどの一部にしか用いられない言葉がないと同時に今用いられないいわゆる死語も使われないと考えたからだ。

 結果は1986年に比べて両新聞社共に2010年は語彙数が増えていた。語彙の種類については年に関係なく「いる」、「ある」など同じ単語が多く見られ、平仮名と同じように高頻度語彙があるというのも読み取ることができた。また「する」「~する」というサ変動詞の数が多く、それも今回見つけることができた特徴であった。
調査量が少なかったために新聞社ごとの差異はあまり見つけられなかったが今後量を増やしてより調査を深めていきたい。

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文字の頻度調査

2010-07-15 16:40:07 | 研究演習2010
要旨

 石井久雄『ひらがなの文法性・語彙性』を読み、最近の小説ではどのような文字がどのぐらいの頻度で使われているのか、と疑問を持った。
そこで、新ジャンルを確立しようとしている、自称乙女派文筆家の嶽本野ばらの作品のひらがなの頻出度を調べた。調査方法は、出現頻度の多い順に別紙にまとめた。また、タイトル・ルビ・空白は調査対象外とした。

 結果は、他のどの作風のもと同じで、「の」が最頻出のひらがなだった。その他にも、普段の日常生活での使用頻度の高いひらがなが上位に入ってきた。今後は調べる作品を増やすと共に、助詞などを絡めていきたい。
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吉屋信子『紅雀』の女性文末辞から見る人物像

2010-07-15 16:39:09 | 研究演習2010
要旨

 世界に進出していった華やかな日本に欠かせない存在が「女学生」である。彼女達は文学を好み、多数の少女雑誌で小説が連載されていた。女学生達を魅了したその小説には、どんな人物が登場したのだろうか。今回は『少女の友』で連載されていた吉屋信子『紅雀』を取り上げ、三人の女性登場人物が発した会話文の女性文末辞を調査し、発話者の人物像を探った。

 女性文末辞のなかでも特に「わ」「の」が多数使用されていたが、どちらを好んで使うかで発話者の性格が考察できた。また、どの文末辞を用いるかで受話者に対してどのような気持ちを抱いてるかも考察できた。

コメント (2)
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