日本語おもしろ発見

日々の生活から

終助詞を遣いすぎると・・・

2009-04-04 14:40:50 | 日本語豆知識
 WBCもフィギュアスケートの世界選手権も終わりました。私はスポーツ観戦が(フィギュアがスポーツかどうかはともかく)、好きです。一生懸命、戦っている姿は本当に素晴らしく、いつも感動を覚えます。私はスポーツが全くできないし、本番に弱いタイプなので、練習して、それを試合で発揮できる選手が本当にうらやましく、素晴らしいと思うのです。

 今日の話は、そのスポーツの解説やゲストのコメントについてです。清原選手が引退し、解説かゲストとして、WBCのある試合に出ていましたが、清原選手らしいコメントがいくつかあって面白かったです。「体調が悪い?そんなこと言っている場合じゃないと思うんですがね」か何かだったと思いますが、清原選手の思いがそのまま伝わってきていいなと思いました。

 解説かゲストかで話す内容は変わると思いますが、解説なら専門的なことをわかりやすく、ゲストなら(その道に関係のないタレントを呼ぶのは論外)、その道を極めた人にしかわからないこと、試合を見ている人に伝えたい思いなどを話してほしいです。一般人が持つのと同じような感想なら、わざわざ言ってもらう必要はありませんから・・・。

 で、トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんは、まだコメントすることに慣れていないようですね。内容もともかくですが、言葉がちょっと気になります。というのは終助詞の使用がとても多いのです。文の最後に必ずと言っていいほど、「ね」「よ」「か」「よね」「かね」がついていて、聞いていてちょっと不自然な感じがしました。

 以前、「シナリオ」を資料として、終助詞がどのくらいつくかを調べたとき、3文に1文の割合でついていることがわかりました。荒川さんの場合は、1時間の間にしたコメントが37文。終助詞をつけずに話したのが2文だけ。最も多く使用した終助詞は「ね」で24例でした。次に多かったのは「よね」で7例でした。

 そんなに荒川さんから同意を求められなくても・・・・と一人で思ってしまいました。全く個人的な本当に個人的な感想ですが、荒川さん、もう少し、終助詞の使用を減らしてくださると、落ち着いて見られます。「素晴らしいですね」と言われると「そうですね」と答えないといけないのかと・・・
コメント
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