日本語おもしろ発見

日々の生活から

実況に「~てくれる」を連発するのは・・・

2011-10-12 22:29:59 | 日本語に関する疑問
 体操の世界選手権が東京で開催されていますね。内村選手がデビューしたときからのファンなので,テレビで応援していますと,気になる表現が・・・。

 「完ぺきな着地を見せてくれました

 「他の国も素晴らしい演技を見せてくれました

 「ミスのない跳馬をしてくれました

 などなど,「~てくれる」をあちこちで使っているのですが,これは最近の流行りなのでしょうか。私の同僚も学生に対して,「試験よくがんばってくれたね」とか,「たくさん覚えてくれたね」などと言っているのですが,なんだか妙な表現です。

 選手がいい演技をしようと思うのは,別に実況をするアナウンサーのためでも,それを聞いている視聴者のためではないと思うのですが,それを「がんばってくれた」「いい演技を見せてくれた」というのは,なんか押しつけがましいというか,選手の気持ちはどうでもよく,こちら側の受ける気持ちだけを全面的に出しているだけというか・・・。コーチや監督が言うのならわかるのですけど・・・。

 いつから,こんなに使用されるようになったのでしょう。単に私が前は気づかなかっただけでしょうか・・・。

 
 
コメント
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