成人式の宣伝に参加した。
20歳・・・人生の節目でもある。
自らを振り返っても、社会の一員としての自覚を
もつ時期でもある。
ヨーロッパと比べても、日本は資本主義の異常な
暴風雨が吹いている。
安倍首相をはじめとした自公政権の財界中心、大
企業中心の考え方は、ヨーロッパで行われている
規制、ルールさえ、彼らからすれば「ジャマ」な
のであろう。
アメリカの「イエスマン」とともに、日本の政治
の「異常」さのあらわれとなっている。
安倍首相は、雇用が増えていると宣伝しているが、
中身は非正規労働の増加であり、正規労働の減少
につながっている。
これをいっそう拡大する狙いが「労働法制」のさ
らなる改悪である。
人間を、いつでも、どこでも、自由に雇用し、解
雇できる世の中につくりかえたい。
材料の仕入れと同じ扱いにもっていく。
これが「資本の論理」である。
マルクスの「資本論」の最初の労働に関する記述
のなかに、「賃金の出来高払い」が賃金形態の行
きつく先であることが示されている。
また、社会的に規制がかけられない限り、どこま
でも「搾取」されていく。社会の運動法則として
解明されている。
社会の運動法則とは、人は好むと好まざるにも関
わらず、意識してもしなくても、その運動に入っ
ていくことをあらわす。
私たちは、異常な日本の「政治・経済」を、せめ
てヨーロッパ並みの規制をかけることから始めよ
うとしている。
非正規をこれ以上増やしてはならない。
まっとうな生活が、家庭が営まれる「正規」を増
やす政策こそ求められる。
だからこそ、政治に目をむけてほしい。
「戦争法」も、いまそこにある危機になりつつあ
る。南スーダン、アフガンなど、若き自衛隊員の
危機が迫っている。