「お願いしますね」
「私たちの声を届けるのはあんただけ」
握手するたびに、有権者の「想い」が伝わ
ってくる。
11日間、釧路・根室地方を回ってきた。
地方経済の衰退が進んでいる。
高齢者や若者の「思い」が政治に届いてい
ない。
地方経済への消費税増税の影響は重い。
商店街の活性化、地域経済の振興など、私
たちは何回聞いたであろう。
それぞれの、個々の取り組みの努力はすば
らしい。しかし地方の土台が崩されつつあ
る。
基幹産業の農漁業のことである。
安倍首相の「自由化万能論」が地方を追い
込んでいる。TPP、EPA、FTA・・・
「外交」もアメリカに聞いた方が早いので
はと思うほど自主性がない。北方領土返還
での困難はアメリカの軍事プレゼンスだ。
また自民などの「株式会社万能論」が、若
者の困難性を増幅している。
当面のの政策とともに、土台に切り込んで
いかなければ。
例えば、社会保障の自然増へのすさまじい
削減だ。アベノミクスで、8兆円も削減!
来年度は、医療、介護、障がい、生活保護
の報酬・金額が「同時改定」の年となる。
アベノミクスが続けばどうなるか。
結果が目に見える。
私は、10年前に地域の介護事業から聞き取
りし、「介護提言」を作成した。
こちら→
いまでも問題が続いており、悪化している
ものもあり、深刻化している。障がい者事
業も同じだ。
5ページの最終章に介護報酬のアップを提
言した。これこそ政治の責任だ。
前回の2015年度の介護報酬は▼2・27%
と驚くべき引き下げであった。
その結果が、2016年で108件の倒産と過
去最高になった。
現場の疲弊も深刻となっている。
全老健(全国老人保健施設協会)の呼びか
けで、来年度の介護報酬のプラス改定を目
指して署名活動が開始された。こちら→
自民・公明の与党政治の責任は重い。
安倍首相や霞が関の「イエスマン」の議員
を増やしてよいのか。
安倍政治を終わりにするときだ。
いよいよ、今日1日のみ。
釧路市内を中心に最後の訴えを続ける。
追記
障がい者のお子さんのいるお母さんと話し
た時、小笠原貞子さんの伝説ともいえる国
会質問のお話をした。
月間「新根室」の2017年3月、4月号に、
原野の随想家、玉井裕志さんの記事がある。
中標津町で発行しているタウン誌だ。
ぜひ一読を。
原野の誘惑(第250回、251回)
・ゆうれいといわれた初代森有礼文部大臣
・参議院議員小笠原貞子さん
重度の障がい者でも、教育さえあれば字が書
けると涙ながらの訴えは伝説ともいえる。