森と水辺の散策紀行

東京近郊の森や丘陵、山に川など、
ぶらり気ままに散策しています。

ビオトープ公園とサイカチの木

2012年01月29日 | 森や丘陵、公園の散策
今日は昼から少しだけ時間が取れたので、近くにある「清瀬下宿ビオトープ公園」に行ってきました。
ここは平成17年に柳瀬川に隣接する東京都下水道局清瀬水再生センターの中に作られた公園です。



この公園は約4300㎡の小さな公園で、名前のとおり生態系を再現した小さな池と湿地がある公園です。

そもそも自然が豊富な柳瀬川に隣接している所に敢えてビオトープを作ったので、どちらかと言うと
学習用のビオトープ公園の趣があります。そのせいか休日ですが訪れている人は居ませんでした。

ビオトープに不可欠の池は、濾過した下水処理水を水源として小川を流れて池に繋がります。





池を覗くと、クチボソでしょうか? 小魚が群れています。※左上です。



このビオトープも春頃から賑やかになることでしょう。

柳瀬川側の出入り口から柳瀬川に出てみます。



柳瀬川の下流方面、写真の右上に大きな木が立っています。



近づくと強い風に揺られカサカサと大きな音をたてています。ビニールロープが震えるような音で
近づくにつれてその音は大きくなります。足元を見るといたるところにブーメランの様なものが
落ちています。サイカチの豆果でした。木を見上げると未だ枝に付いていて、それが強風に揺れて
音をたてていました。



サイカチは川原に自生するマメ科の木で、幹や枝に棘があることで知られています。



サイカチはクヌギやコナラの広葉樹のように樹液を出す木として有名で、カブトムシやクワガタの
様な樹液を餌とする昆虫が集まる木としても知られています。

この木の洞には蜂の巣がありました。



この近くには雑木林がありませんので、仮に樹液が出てもカブトムシやクワガタはこの木には
来ないと思います。※どこにでも居るコクワガタくらいは来るかもしれません。

このサイカチの木の先には、水再生センターで浄化された水を柳瀬川に放流する放流渠があります。



この付近では鯉、フナ、ヤマベ(オイカワ)、クチボソが釣れるようです。

春からの釣りポイントが一つ増えました。




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