森と水辺の散策紀行

東京近郊の森や丘陵、山に川など、
ぶらり気ままに散策しています。

今年最後? のヤリタナゴ

2011年12月29日 | タナゴ釣り


「ヤリタナゴ釣りたいなあ」

と思い立ち、私が唯一知っている埼玉のポイントに行くことにしました。
都内の自宅からは40キロ近くあるので、燃費の悪い我が愛車で行くのは
少し気が引けます。(景気悪いからなあ…)

先ずは、この夏始めてヤリタナゴを釣ったお気に入りのポイントへ向かい
昼ごろに着きました。上の写真がその場所です。

車を降りて川を見ると水は透き通り、深さも魚影も殆どありません。
タナゴは、ある程度の水深がある茂み等の下で越冬するらしいですから、
ここはそういう場所ではないのでしょう。
ここに寄った理由はもうひとつありました。
ここ、カワセミが居るんです。行くといつも水面すれすれに飛んでくる姿を
見ることが出来ます。
きょうも二羽のカワセミ(つがいかな)が飛んでいました。
カワセミは本当に綺麗な鳥です。その姿を見るだけでもここに来る価値は
あります。(ここ以外でも結構見れますが…)

カワセミが見れたのでここから5キロほど上流の第二のポイントへ向かいます。

久しぶりに行ったこのポイント付近も透き通ってしまい秋頃に比べ雰囲気が
だいぶ違っています。川底がはっきり見えて……。と思った瞬間、よく見ると
魚が群泳しています。しかもおそらく殆どがタナゴです。
一番大きいのがカネヒラ、次がヤリタナゴ、そして小さいのはそれぞれの若魚と
タイリクバラタナゴでしょう。夏や秋に下流に居たタナゴが全部集まってきた
のかと思うほどの多さです。

この付近が越冬地なのかもしれないと、早速に竿を出します。
しかし、”見えてる魚は釣れない”の格言?通りというか、やはり釣れません。
近づくと群れはスッと消えていきます。
しばらく追いかけっこをしましたが、こちらの姿が見えたらやはり無理です。

川岸の木の陰から気付かれないように近づいてみましたが、これも駄目です。



上の木の間から狙いました。


でも、こんなにたくさんタナゴが群れているのを見れて嬉しかった。
この場所がこのままいつまでも変わらずに残って欲しいと思いました。



写真は本日唯一の釣果であるヤリタナゴです。小さいから今年の新子かな。
小さくても尻ビレの赤が一人前のヤリタナゴであることを主張しています。
背びれも立派。埼玉産のヤリタナゴはやはり美しいと思います。






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