9月20日(金)晴れ
菅野臣太朗演劇倶楽部2024年本公演
「その龍は、彼の中で舞い私の中で眠る」
本日
立ち稽古
9日目
小さな火種を
大きな炎にすることが
役者の作業
そんな
言葉を書くのが
作家の仕事
そんな
言葉と芝居の着火剤になる切っ掛けを創るのが
演出家の仕事
他人にとっては
何気ない一言でも
その人には 突き刺さる言葉がある
そんな
演劇をお届けするため
役者たちと
一瞬も
取りこぼさない稽古をしています
物語というのは
一瞬
一瞬の積み重ねのことを言います
その一瞬を
丁寧に
時には
大胆に創りこんでいくことです
細部に
神様は宿ります
そんな稽古が
今週も出来ました
来週から
集中稽古
演劇を愉しみます
そして
里バカ脱稿
書き上がりました
贋作オセロー
彼龍
里バカ
と
怒涛の新作3本執筆が終了
どれも
自分と
孤独と
生死がテーマの演劇です
明日も
笑わせて
笑お
9月19日(木)晴れ
菅野臣太朗演劇倶楽部2024年本公演
「その龍は、彼の中で舞い私の中で眠る」
本日
立ち稽古
8日目
返し稽古
後半場面を
台詞ではなく
状況で攻め込んでいく場面作り
どう喋るか
ではなく
どう動くのか
どう居るのか
台詞で
動かす芝居ではなく
行動で
居方で
動かす芝居が
観客を
劇世界に誘う
言葉に出来ない
何かが溢れた時に
感動が生まれる
そんな瞬間を
追い求め
今日も
延々と稽古を繰り返す
まだ
自分たちの知らない彼龍があるはずで
その尻尾を掴みたい
そして
掴んだら
空に解き放ち
また
明日の尻尾を掴みにいく
それの繰り返し
ずっと
それの繰り返し
今日も
新しい感情が生まれた
良かった
でも
それは今日しか出ない感情
捨てる
明日は
明日の最高の瞬間を
明日も
笑わせて
笑お
9月18日(水)晴れのち雨
菅野臣太朗演劇倶楽部2024年本公演
「その龍は、彼の中で舞い私の中で眠る」
本日
立ち稽古
7日目
返し稽古
触れられなかった場面を
時間の許す限り触れていった
稽古とは作品の
「手入れ」
「手直し」
「手当て」
を演出家がすること
役者が放つ台詞に
役者が創る一瞬に
手を加えること
そんな稽古を繰り返しながら
作品を育てていくこと
作品てのは
何処か
人間の体と似ていて
ある場所が痛い時
決してそのある場所が痛みの原因ではない
原因は他のことの方が多い
作品も
つまらない場面は
決してそこだけが原因ではないということだ
それを
見つけるのも演出家の仕事だ
演出家は
医者と似ている
芸術の始まりは
医学だと言われるくらいだから
間違ってない気がする
実際に
演技WSやレッスンに来る参加者は
ある意味では患者である
だから
僕は必ずWSやレッスン前は
アンケートを取る
いわゆる診断だ
役者の状態を見ながら
彼龍稽古は続いていく
明日も
笑わせて
笑お
9月17日(火)晴れ
菅野臣太朗演劇倶楽部2024年本公演
「その龍は、彼の中で舞い私の中で眠る」
本日
立ち稽古
6日目
粗通し稽古
頭で考えた真実より
体で感じた事実が
【演劇】なんだと
カンパニー全員で体感出来た日
1人1人の
苦しみや怒りは
伝染すればするほど
得体の知れぬ感情となり
それはやがて
予期せぬ行動に進化する
人は
動機や理由で
行動しているように見えて
行動しているつもりでも
殆どが
衝動で行動している生き物だ
役者たちも
解釈する上で
動機や理由を掴んで
演じる時は
そんなもんは捨てて
衝動で生きること
それが
芝居である
そんな獣に
全員がなるための稽古
とんでもない演劇
生まれそうです
明日も
笑わせて
笑お
9月16日(月)晴れ
菅野臣太朗演劇倶楽部2024年本公演
「その龍は、彼の中で舞い私の中で眠る」
本日
立ち稽古
5日目
激る思いを持った役者達は
毎日膨大な台詞達を発している
それはまるで
お経のように唱えられ
天に召された魂と
命ある者たちに警告する
シュプレヒコールの様である
でも
その思いは
必ず届くわけでもなく
届いているけど
無かったことにされることもある
寧ろ
そちらの方が多い世の中で
僕たちは
一体
どこに向かって叫べばいいんだろう
劇場という限られた空間の中で
僕たちは
お金と時間を使って
やって来てくれる観客に
誠心誠意の思いを込めて
伝えようと思うのです
今回も 全員群読あります
言葉のシャワー 浴びせます
兎に角 "全員演劇"です
明日も
笑わせて
笑お