北陸電力の志賀原子力発電所の「臨界事故隠蔽」は、「原発の危険性」を証明した

2007年03月18日 18時06分26秒 | 政治
◆富山県内のある商工会が2001年1月に主催した新春講演会に招かれて話をした。このなかで、原子力発電所の危険性について触れた。現場作業員の大半が原子力の知識が薄い素人であり、これが事故の元になっているのではないかと力説した。万が一、原子力施設から漏れ出でた放射線を浴びると生死にかかわるので、専門家は近づきたがらず、その代わりに下請会社が派遣する素人が現場の作業をさせられているという話を聞いたことがある。講演の後、新年会になり、乾杯の音頭を取った人が、北陸電力の幹部職員と分かり、挨拶しながら握手を求めたところ、拒否されてしまった。かなり機嫌悪そうな表情だった。
◆同年8月9日、福井県美浜町にある関西電力美浜原発3号機で蒸気漏れ事故が起き、大阪市に本社のある木内計測という下請会社から派遣されていた作業員11人のうち、4人が死亡、7人が重軽症を負った。「点検ミス」という人為的ミスが原因だった。北陸電力について抱いていた不安が、関西電力で現実になったという気がしたものである。
◆ところが、石川県志賀町にある北陸電力志賀原子力発電所1号機が1999年6月の定期検査中に臨界事故を起こし、あわや重大事になるところであったにもかかわらず、隠蔽し続けていたことが、7年9か月を経た3月16日になってバレたというのである。所長をはじめ組織ぐるみで隠蔽していたというから、あきれ果てる。開いた口が塞がらないというのは、このことである。これでは、技術者のモラルも何もあったものではない。原子力発電所に対する国民的信頼感は、完全に失われた。
◆ここで、一つの疑惑が浮かび上がってくる。2001年1月の新春講演会に続いて行われた新年会で乾杯した後に握手を拒否したあの北陸電力の幹部は、志賀原子力発電所1号機の臨界事故を知っていたのであろうか。知っていて握手を拒否したとしたら、「悪質」である。「隠蔽グループの一味」だったと断定せざるを得ない。こんなことをしていながら、「原発は安全だ」と言われても、俄かに信用することはできない。ますます「原発は危険だ」と口を酸っぱくして絶叫し続けねばならないのである。
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日本の公安警察は、犯罪国家・北朝鮮の前線基地・朝鮮総連への警戒、、監視を強化せよ・

2007年03月18日 00時23分40秒 | 政治
◆読売新聞朝刊(3月17日付)が、北朝鮮の覚せい剤「秘密工場」について報じている。警察庁の吉村博人次長がウイーンで開催された国連麻薬委員会(非公開)で報告した、というのである。北朝鮮が国家として覚せい剤を製造し、密売し、そのなかでも日本が有力な密売先であることはいまや、公然の秘密である。北朝鮮による「国家犯罪」の一つである。これに日本の暴力団が介在し、朝鮮総連が関与してきたことも、よく知られている。金正日総書記が主犯の国家犯罪により日本社会には、覚せい剤犯罪が蔓延し、相当毒されている。日本国民は、拉致事件と並びこのことを改めて肝に命ずるべきである。
◆しかし、国民的立場から見て、警察庁はこれまで、北朝鮮による「国家犯罪」の摘発にあまり熱心ではなかったように感じられる。その一つが、オウム真理教によるサリン事件の関連で、東京・下町のアジトで発見された北朝鮮の刻印が押された麻袋から、大量の覚せい剤が発見されたというのに、北朝鮮とオウム真理教との関係について、ほとんど情報を公開してこなかった。このため、オウム真理教をめぐる刑事裁判が、10年以上も続いているもかかわらず、いまだに真相が闇の中に閉じ込められたままである。オウム真理教の元教祖・麻原彰晃被告の父親が、北朝鮮出身であり、麻原被告が、在日朝鮮人の一人であることも明白となっている。
◆人種差別は、厳に慎まなければならないが、警察庁は、北朝鮮―朝鮮総連―暴力団―オウム真理教の関係が、どうなっていたのかについて、詳しい情報を公開すべきである。それが出来ないならば、かつて特高警察まで持っていた日本警察、とくに「公安警察」の力量が疑われることにもなりかねない。日本国の治安をしっかり守り、安寧秩序を維持するためにも、「公安警察」は、朝鮮総連に対して警戒・監視の目を強め、内偵、捜査を厳しく行ってもらわなくてはならない。そうでなければ、日本国民は、枕を高くして眠れない。
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