奈良県桜井市にある「談山神社」は、大和では紅葉の名所としても有名な神社です。「談山神社」は、飛鳥の東方にそびえる多武峰(とうのみね)の山中にたたずむ神社で、「乙巳の変(645年)」の時の中心人物である、中大兄皇子と中臣鎌足の談合の地として知られています。その後、この神社には「藤原鎌足公」が祀られています。
今回は、紅葉が見ごろの「談山神社」を紹介したいと思います。
「談山神社」は、中大兄皇子と中臣鎌足がこの山で国家改新の密談を交わしたことから、「談い(かたらい)山」と呼ばれ、これが社名の起こりとなっています。
鎌足の長男で僧の定恵が唐からの帰国後に、父の墓を摂津安威の地から大和のこの地に移し、十三重塔を造立したのが発祥です。多武峰の山中に、木造で唯一現存している十三重の塔と、大小様々な社殿が配置されています。そのほとんどの建物が重要文化財となっており、見応えがあります。
秋には3000本ものカエデに包まれる美しい情景から、「関西の日光」とも呼ばれています。紅葉が丁度見頃で、とても素晴らしかったです。
紅葉を見ながらの歴史散策、とても楽しい時間でした!
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