「クビキリサイクル」、読了しました。
うん、全体的になかなか面白かったかなあ。
ジャンルとしては、ミステリに分類されるのでしょう。
でも、もはやミステリ的トリックなんて出尽くした感があって。
近年のミステリは、純粋なトリック推理だけでは立ち行かなく
なってきていると思います。
さて、そこで本作ですが。
トリック部分は、及第点止まりかと思います。
可もなく不可もなく。
良く考えられているけれども、斬新というほどでもない。
そんなところでしょうか。
むしろ、この作品のキモは各キャラクターにあると思います。
ひどくクセのある「天才」たちと、その天才の一人の友人である
「語り部」こと「ぼく」。
みんな、どこかイカれてて、だけど全員がそんな調子だから
逆に停滞することなく物語は進行してしまう。
みんなが勝手に立ち回り、「ぼく」はそれに振り回されながら
展開していくストーリー。
最後の最後、大オチまでがこんな調子で進んでいくのです。
正直、振り回され放題で楽しみ方が難しいと感じます。
「ぼく」には何となく感情移入できるものの、中盤くらいから
どうもコイツが一番イカれてんじゃねーの?的な疑問が湧いてきたり。
でも結局その伏線は回収されないまま終わっちゃうものだから、
一層フラストレーションはたまる一方です。
確かに、ある種流行りそうなニオイは感じます。
クセがあって、アタマの良さそうな文体。
エキセントリックにぶっ飛んだキャラたち。
前にも書きましたけど、学生時代ならハマったかも。
とはいえ、やはり斬新な部分には面白いところもあって。
もう少し、続きを読んでみようかなとは思っています。
うん、全体的になかなか面白かったかなあ。
ジャンルとしては、ミステリに分類されるのでしょう。
でも、もはやミステリ的トリックなんて出尽くした感があって。
近年のミステリは、純粋なトリック推理だけでは立ち行かなく
なってきていると思います。
さて、そこで本作ですが。
トリック部分は、及第点止まりかと思います。
可もなく不可もなく。
良く考えられているけれども、斬新というほどでもない。
そんなところでしょうか。
むしろ、この作品のキモは各キャラクターにあると思います。
ひどくクセのある「天才」たちと、その天才の一人の友人である
「語り部」こと「ぼく」。
みんな、どこかイカれてて、だけど全員がそんな調子だから
逆に停滞することなく物語は進行してしまう。
みんなが勝手に立ち回り、「ぼく」はそれに振り回されながら
展開していくストーリー。
最後の最後、大オチまでがこんな調子で進んでいくのです。
正直、振り回され放題で楽しみ方が難しいと感じます。
「ぼく」には何となく感情移入できるものの、中盤くらいから
どうもコイツが一番イカれてんじゃねーの?的な疑問が湧いてきたり。
でも結局その伏線は回収されないまま終わっちゃうものだから、
一層フラストレーションはたまる一方です。
確かに、ある種流行りそうなニオイは感じます。
クセがあって、アタマの良さそうな文体。
エキセントリックにぶっ飛んだキャラたち。
前にも書きましたけど、学生時代ならハマったかも。
とはいえ、やはり斬新な部分には面白いところもあって。
もう少し、続きを読んでみようかなとは思っています。