和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

あとがき。

2008-05-18 23:14:48 | いつもの日記。
「真夜中の電話ボックス」完結です。
昨日、今日とちょっと時間があったので一気に書き上げました。
実は当初の予定では、本気で電話ボックス怪談をやって終わり、でした。
でも、それじゃあ殆ど第1話目(切断魔のやつ)と一緒だなーと思い、
今後への展開を示す話を絡めようと。

そういうことで、夕月明の登場となりました。

コイツがね、書いてて楽しいんだけど、ムカつきます(笑)
気分は虎春。いちいち癪に障るんだよー!
でもまあ、これはこれで面白いかな、と。
敵だしね。ムカつく奴じゃないと。
ってなわけで、恒例の備忘録。

◆夕月明(ゆうづき・あきら)
敵。この一言に尽きます。
名前に強いこだわりを持つ。「名付けて○○」が口癖。
いちいちムカつく。言い回しとか。無駄な倒置法とか。
この世界の設定について、深いところまで分かってる現在唯一のキャラ
として、キーになっていく予定。
「語り部」。
ちょっとネタバレかも知れないけど、ロアを操れるのはこの辺に由来する。

そういえば、今回のもうひとつの目的が
「小麦のキャラ掘り下げ」
だったんですが、どうでしょうか。
バトル中心にすれば、自然と活躍の場は増えるかなーと思ったんですが。
あと、夕月のロリコンキャラも間接的に小麦を活かすためだったりします。
本作唯一のロリキャラだしね。

そんなわけで、今回の話でベクトル自体大きく変わった気もしますが
今後ともよろしくお願いします・・・。
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真夜中の電話ボックス:5(完)

2008-05-18 21:10:54 | 小説――「RUMOR」
「小麦っ!」
僕はたまらず小麦に駆け寄り、上半身を抱き起こす。
「大丈夫、か?」
「ごほっ・・・ぅ、うー・・・あんにゃろ、卑怯だ反則だぁ」
ぷるぷる、と顔を振る小麦。
ふむ、意外と平気なようだ。何という耐久力。
例の超回復のこともあるし、これだけ元気なら心配は要るまい。
「勝負あり、か」
夕月は呟く。
しかし、そんなこととはお構いなしに――
「――風舞カザマイ
黒巫女の姿をした小麦もどきが、視界から消える。
・・・マズイ。これは、致命的に・・・っ!

待て、、

男が、夕月が、低く、言った。
恐怖に目を閉じた俺は、ゆっくりとその目をあけ、周囲を窺う。
背後には、炎舞エンブの構えを取ったまま一時停止した黒巫女がいた。
「この賭けは、俺の負け、、、、だな」
「な・・・何だと?」
「仮面を割られた時点で、ひとまず負けさ。そこから先は――
 俺の小細工、、、、、だからね。『ロア』の能力じゃない」
男が、何を言っているのか、分からない。
小細工だと?ロアに?
「どういうことだ」
短く、問う。
「種明かしをすれば、ソレは俺が作り出した――いや、改竄した『ロア』なのさ。
 噂を操作して、少しずつ改変して、その特性を変化させた。
 今回の場合は、『未来の自分』がそのまま問答無用に襲ってくる形だね。
 これくらいの操作なら、違和感ないだろう?」
・・・そうか、そういうことか。
だから、ロアの発生条件が事前に調べたものとズレていたのか。
だが、しかし。それでも納得がいかないことはある。
「仮面の下が、小麦の顔だったのは何故だ?仮面の下は、噂を流した本人のはず」
「何も、仮面が一枚とは限らないだろう。
 小麦ちゃんの仮面、、、、、、、、を被っているんだと、どうして考えられない?」
つまり小麦の仮面の上に通常の仮面を被っていた・・・そういうことだというのか?
都市伝説フォークロアを改竄すると、こういうちょっとしたバグが起こるのさ」
ごく自然に、当たり前のように夕月はそう言った。
「だから、バグに驚いた不意を突いての一撃は無効――やはりどこからどう見ても
 完全に俺の負けってわけだ」
男は残念そうに肩を落とす。
それすらもふざけているように見えて、やっぱり癪に障った。

「うっせぇなー・・・」
そこに、僕の腕の中の人物が割り込む。
「まだ、勝負はついてない!あたしは負けてないし、アイツも死んでない!」
僕の腕を振り払い、勢い良く立ち上がる。
ひゅるん――と傷ひとつ入っていない日傘を振り、ランスのように構えた。
「やっと、日傘コイツの使い方が分かってきたんだから。
 賭けだか何だかは知らないしあたしには一切関係ないけど、邪魔だけは許さない。
 それでも文句言うなら――文句を言うヤツから相手になっても良いんだよ」
じろり、と目線だけを夕月に移す。
「おお、これは怖い」
両手を挙げ、降参を示す夕月。
「俺は、もう負けたと言っているんだよ。だから、許してくれないかな」
「誰もアンタと勝負なんかしてない。あたしは、ロアと闘ってるんだ」
「ああ、そうかも知れないけれどね。その――『ロア』は、俺の失敗作なんだ。
 だから、これ以上苛めないで欲しい」
「ん――失敗作?」
「そう、失敗作。本当に『未来の小麦ちゃん』が出てきたら――」

あの程度、、、、なわけがないだろう?」

息を飲む小麦。
あのロアは――「未来の小麦」は、強かった。
客観的に見て、今まで闘ってきたロアの中で、最強と言える。
そもそも、反則的な――人外技を二つも持ってる時点で異常だ。
それを、「あの程度」だと?
「ふふん、負け惜しみをっ」
小麦は、構えを解かない。確実に仕留める気だ。
「負け惜しみ――ああ、認めよう。負け惜しみだ。
 はっきり言って、最後の瞬間に小麦ちゃんは『ロア』を大きく上回った。
 このままやり合えば10回中10回、惨敗するだろう。だけど」
「だけど?」
「俺は、あの『ロア』を、育てることができる――と言ったら?」
ロアを、育てる?
「ば、馬鹿なことを!」
僕は思わず叫んだ。
「今退治できるものをみすみす逃すわけがないだろう!」
「待って」
ところが――小麦が、闘っている本人が、僕を止めた。
構えを解き、日傘を下ろす。
「アンタはイチイチ癪に障るのよ。だから、安い挑発だけど――乗ってあげる。
 あたしはその挑発ごとアンタとロアを叩き潰して、あたしが超絶最強だって
 死ぬほど分からせてやるんだから」
そして、小麦は断言した。

「時間をあげる。そのロアを、アンタにできる限り万全パーフェクトに育てなさい」

くっくっく、と夕月は嗤う。
狙い通り、と言うように。
愚か者め、と言うように。
「ありがとう、小麦ちゃん。俺は君の期待に――全力で応えよう」
そして夕月は、ゆっくりとロアの元へ歩み寄る。
「ああ、何て素晴らしい。今日からずっと、この子と一緒なんだね」
――ぞくり。
僕の背筋に、再度冷たいものが走った。
「そうだ、名前はどうしよう。名前を付けなくては。
 名前、ナマエ、なーまーえ。
 名前が何より重要だ。ああ、間違いない」
「ちょ、やめろこの犯罪者ヘンタイ!」
「犯罪者とか言うな!」
「うるさいロリコン野郎!」
「差別だー!」
こほん、とそこでわざとらしく咳払いをする。
仕切りなおしとばかりに、夕月は言った。
「まぁ、冗談だ。何も心配するようなことはない」
「どういう意味だ」
「エロいことはしない」
「死ね!」
「いやぁ、『未来の』小麦ちゃんにはあんまり興味が・・・」
「やっぱりロリコンかよ!」
「失礼だぞ、さっきから!どうして少女の素晴らしさが分からない!
 貴様それでも日本人か!恥を知れ!というか日本の歴史を知れ!」
・・・怒られた。しかもえらく真面目口調で怒られた。
最低だ、コイツは間違いなく最低だ。
今のうちに殺しておいた方が良い。間違いない。
「さて」
そして夕月は、黒巫女の腰に手を回す。実に卑猥だ。
「それでは、ひとまずさようなら。愛しい小麦ちゃん。
 いずれこの子に名前を付けたら、真っ先に報せよう。
 そして、次こそ――君を俺のものにしてみせる。この子で打ち負かして、ね」
くい、と腰を引き寄せて、ロアに何かを耳打ちする。
それをきっかけに、一時停止していた黒巫女は再び動き出した。
最後に、夕月はちらりと僕を見る。
そして、にやりといやらしく嗤って、
「それと――また会おう、虎春君、、、
――と、名乗ってもいない僕の本名で呼びかけた。
「・・・ヤロウ」
「――風舞」
僕の怒りと嫌悪の声は、小麦と同じ声にかき消される。
そして、夕月とロアは、この場から完全に消え去った。
最後の最後まで、腹の立つことこの上ないヤツだった。
アイツと最低もう一度は相見えることになるのかと思うと、ぞっとした。
と、そこでもうひとつ重大なことに気付く。
「あいつ・・・賭けに負けたくせに逃げやがった!」
貴重な情報が――苛立ちの余り、すっかり失念していた。自分に腹が立つ!
これで、ますますもう一度は会わなければならなくなってしまったわけか・・・。

――以下、余談。

次の日のこと。
「ねえ、ハル君。今日はあたし、部活お休みするから」
「へえ、何か用事でも?」
ロア大好きの小麦が、部活を休むなんて一体どういう風の吹き回しか。
「いやー、ほら。昨日ハデに借り物の服破いちゃったじゃない?」
破いたというか、切り裂いたというか、焦がしたというか。
とにかく、修繕すればどうにか、というレベルははるかに超越していた。
「で、一理チリちゃんに弁償しなきゃなんだけど。
 今日一日バイトすればOKって話になってね」
「たった一日で?」
例のゴスロリドレスは、素人目に見ても安いものではなかった。
一日でその分を荒稼ぎできるバイトなんて、あるのか?
「うん。何か、一会チエちゃんの絵のモデルだってさ。
 今日一日、色んな服を着てモデルになれば良いって」
・・・なるほど、そういうことか匣詰姉妹!
つまり、小麦をモデルにすることこそが、服を貸す動機だったわけだ。
小麦に服を貸して無事戻ってくるはずがないということを見越した上での行動!
侮れない・・・。
「小麦」
「ん?なーに、ハル君」
「ま・・・アレだ、頑張れ」
「うん、まぁ、頑張るけど」
怪訝な顔で、小麦は答える。
あの姉妹のことだ、自分らの趣味の範囲内に留めてくれるだろうし、
貞操の危機ということもないだろう。
・・・精神的には、それ以上の危機になるかもしれないが。
少なくとも、昨日の犯罪者ヘンタイよりは安心だ。
と、二度と思い出したくもない存在を思い出してしまい自己嫌悪に陥る僕だった。
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真夜中の電話ボックス:4

2008-05-18 17:38:13 | 小説――「RUMOR」
黒巫女は、どうやら2つの技を持っているらしい。
風舞カザマイ――瞬間移動かそれに類する移動術。
炎舞エンブ――炎を纏った打撃技。
個人的な感想を述べさせてもらうならば、風舞の方が厄介だと思う。
但し、攻撃力次第では炎舞も危険かも知れない。
例えば一般人は一撃で即死とか。
まぁ、左腕に直撃を受けても服が焦げる程度なのだから、そこまではないだろうけど。

先ほどから、小麦が攻撃を仕掛け、ロアはそれを風舞でかわして背後から炎舞で反撃
――というパターンが確立されつつあるようだ。
小麦も炎舞を何とかかわしているため、ダメージはほぼない。
何度か掠ってはいるから、服はあちこち焦げて破れて、白い素肌が露になっている。
後で匣詰(姉)に何と言い訳する気だろうか。
ともあれ、小麦のパターンとしては、回避されることを織り込んだスキの少ない
弱攻撃と、炎舞の回避を繰り返すことになる。
シビアではあるものの、実に単調で抜け道の見えない闘いだ。
何か、きっかけがあれば変わるかもしれないが・・・例えば僕が手を出そうものなら、
小麦は怒り狂うことだろう。以前それをやって、1週間口を利いてくれなくなった。
・・・向こうから強制的に巻き込んでくることはあるくせに。勝手なヤツだ。

「なぁ、語り部君」
観戦モードを決め込んだ夕月が、気安く声を掛けてくる。
「っていうか、語り部君ってどういう意味だよ」
「おっと失礼。この俺としたことが、名前を聞くのを失念していたね」
いや、そういうことじゃなくて、「語り部」の意味を聞きたいんだが。
夕月は構うことなく、ニヤニヤと笑いながら続ける。
「ふふふ、名前。名前こそが重要だ。『語り部君』という呼称も捨て難い響きだが、
 やはりここは本名を押さえておきたいところ――というわけで、君の名は?」
「――アルベルト・アインシュタイン」
そんな不気味なことを言われて本名を明かす奴ァいねぇ。
「ほほう、海外の血筋か。しかもかの有名な博士と同名とは恐れ入った」
・・・信じられてしまった。
こいつはもしかしたら相当な馬鹿かも知れんね。
「では、改めて。アインシュタイン君。俺と、賭けをしないか?」
「・・・賭け、だと?」
「小麦ちゃんと、あの『ロア』。果たしてどちらが勝つか?」
「そんなもん、小麦が勝つさ」
「良いね、良い自信だ。いや、信頼と言った方が良いかな?羨ましい限りだよ。
 ならば・・・何を賭けても構わないね?」
気になる物言いだ。というか、異常に癪に障る。
僕は苛つきながら答えた。
「構わないさ。絶対に小麦が勝つからな」
「そうか、ならば、もし小麦ちゃんが負けた場合――俺に彼女を、くれ」
「うん――?」
その言葉を聴いて。
たっぷり5秒ほど、思考停止して。
「・・・は?」
短く一言、ようやくリアクションを返すことができた。
コイツ――見た目からして、20代後半、もしかしたら30歳超えかも知れない。
それが、あのロリロリの神荻小麦(15)を、欲しい?
疑問の目で、夕月を見る。
笑っているが、目はマジだった。
犯罪者ヘンタイだー!」
「なっ、し、心外な!」
「やめろ、寄るな、ロリコン野郎!」
「何だと!差別か!それは人を性癖で差別するということか!」
差別というか、防衛だと思う。っていうか性癖とか言うな。リアルすぎる。
全身に鳥肌が立った。本物、、っているんだなぁ・・・。
「まぁ、落ち着け。落ち着きたまえアインシュタイン君」
「・・・・・・」
「落ち着いたか?」
「・・・ここにきてその呼称はちょっと冷めるな。ある意味良かった」
「ん?どういうことだ?」
「こっちの話」
「そうか。で――賭けはOKと」
「言ってねえ!」
何をサラリととんでもないことを言ってやがる。
「何でだよ。いーじゃん。自信あるんだろ?信頼してる幼馴染なんだろ!?」
「そうだけど!何かムカつくんだよ!あと怖ぇんだよ!」
何でコイツはそんなに必死なんだ。早速キャラが崩壊気味じゃないか。
・・・いや、むしろこれが地か?有り得る話だ。
「良いじゃないか。こっちも当然それなりのものを賭けるぞ?」
「それなりのもの?」
そういえば、向こうの条件を聞いていなかった。
一瞬――妙に、冷たい空気を感じる。視線が、変わった気がした。

「『友達の友達』――という存在について」

「何だと・・・?」
コイツ。
何者だ・・・何故、その名前を口にする。
僕の背中に、厭な汗が流れた。
「ふふふ、そう、名付けて『友達の友達F.O.A.F.』。君も薄々は気付いているだろう?」
「あんた・・・何を、どこまで、知っている?」
「どうだろうね。それも、小麦ちゃんが勝ったら――教えてあげよう」
くそ、マジでムカつく。何でこうまで癪に障るんだ、コイツは。
僕は、黙ったまま黒い少女達の闘いに目を向けた。

「――風舞、――炎舞」
移動、攻撃。回避、反撃。
このやり取り、何度繰り返されただろうか。
明らかにロアの方が消耗が激しそうに見えるのだが、仮面からは疲労を読めない。
MP無限ってこともあるんだろうか?全く、インチキにもほどがある。
一方、小麦はそうもいかない。
まだ限界には達していないようだが――いずれ、体力の枯渇は避けられないのだ。
消耗戦になれば、こちらが不利と考えた方がいいだろう。
こんな状況で、逆転の手なんかあるのか?
そんなことをあれこれ考えていると。
小麦が、不意に動いた。
日傘ぶき攻撃かと見せかけて、大きく一歩踏み込んだタイミングをずらす肘打ち。
ロアは、それに合わせて風舞の発動を一瞬遅らせた。
見切っている、と言わんばかりだ。
しかし、小麦だって見切られることを想定していた。
肘打ちが空振りに終わった瞬間、僕はその意図を理解する。
踏み込みは肘打ちのためではなく、背後へターンするためのものだった。
ふわり、と破れてボロボロになったスカートが舞い上がる。
そして小麦は未だ無傷の日傘を開いた、、、、、、、、、、、
同時に、黒巫女が姿を現す――開かれた日傘の前に。
「――炎舞」
目眩ましなど効かない。
そう言うかのように、両手は円を描き、炎を纏う。
そして、両掌底。
炎舞は、日傘を突き破る――ことは、、、なかった、、、、

「ふふん。防御成功、ってね」

ぶん、とそのまま日傘で黒巫女の両手を跳ね上げ。
素早く日傘を閉じて。
今度こそ、武器として。
渾身の力を込めて。
仮面の額を衝いた。

カン、という甲高い音が響く。
一瞬遅れて、仮面にヒビが入り――音も立てずに、崩れ落ちる。

「・・・あ」
そこで、小麦は驚きの声を上げた。
ようやく、その仮面の下に気付いたらしい。
僕も正直――実際に自分の目で見るまで納得はいかなかったのだけど。
そこには、予想通り、寸分の狂いもなく。

小麦の顔があった。

「あたし・・・?」
ゆらり。
小麦の顔をした黒巫女が、揺れる。
ゆらり。
両手が、円を、描く。
――まさか。
「小麦、避けろっ!」
僕の叫び声と同時に。
「――炎舞」
仮面を割ったはずのロアが、攻撃に移った。
有り得ない。

有り得ない有り得ない有り得ない!!

そしてその両手は、小麦の腹部を見事に捕らえた。

音も立てずに、小麦が宙を舞う。
信じられない、といった顔で。
黒いドレスが燃える。
赤々と燃える。
そして、受身も取れずに、着地した。

口元からは、炎よりも紅い血が流れていた。
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