浅倉秋成「家族解散まで千キロメートル」読了。
面白かったー。
「六人の嘘つきな大学生」に次ぐくらい面白かった。
前半で振って、後半で一気に落とす。
見事な手腕でした。
「いえ」と「くるま」の仕掛けもよかった。
一種の叙述トリックよねあれ。
ちょっと読み返したくなったけど、時間的に無理かなぁ。
読み返すと、違った印象受けるんだろうなぁ。
ただ一点、気になったのは、あすなの大演説かしら。
あすなは分かってる、正しいと偉そうな立場で語るのが
ちょっと鼻につきました。
誰かがやらなきゃならない役割だから、仕方ないんだけど。
家族の中で、なんか一人偉そうだなーと。
そこ以外は、本当に楽しく読めました。
家族って何だろうね、と。
趣深い。
周の彼女の咲穂が、地味にいいキャラで好きです。
逮捕するー!
あんなに何でも包み込んでくれる彼女いねーだろ、と。
いい人だ。
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