三重県の「上げ馬神事」という祭りが
動物虐待に当たるのではないかと話題に。
むーん、まず「上げ馬神事」って何だ。
少し調べると、
「乗り子が馬とともに多度大社に築かれた坂を一気に駆け上がる」
とありました。
高さ約2mの土壁を騎手が乗った馬が駆け上がるのだそうです。
これが、馬の能力を超えた行為とされているわけですね。
で、無理矢理壁を駆け上がらせるために、馬を過度の興奮状態にする。
時には暴力をもって、というところが動物虐待でしょうか。
ドーピングされた例もあるらしいですよ。
まあ、これだけ見れば動物虐待かもなあ。
ただ、ここで使われる馬は競馬用のサラブレッドということで、
本来なら即殺処分とされていた馬と聞きます。
なら、少なくとも「命の無駄遣い」ではないのでは?
祭りというのは、人間が生きていく上で重要な神事です。
人によっては食事と同じレベルなのかもしれない。
そこを無視して「動物虐待だ」とだけ叫ぶのはいかがなものか。
いずみは「生きる」上で牛肉を食べる必要はないと思っています。
豚と鶏で足りる。
牛肉はお高い嗜好品です。
でも、それがないと生活にハリがない。
たまに牛肉を食べるために、普段は節制していると言ってもいい。
それを、「牛を食べるのは動物虐待だ」と言われると
いずみはとても悲しい。
確かに食べなくても生きていけるよ。
でも、全ての嗜好品をなくしてしまうと、何のために生きているのか
すぐ分からなくなっちゃうよね。
前も言ったけど、無駄を省くことが正義なら
いずみは存在自体が悪です。
いずみが死ねば数々の動物は死ななくて済むかもしれない。
じゃあ、そのためにいずみが死ね、となりかねない。
それはとても怖い。
神事をやめる、というのはそれに近いものがあるのではないかと。
馬が可哀想というのは分からんでもないけど、
その上に色んなものが成り立ってると思えば
簡単にやめるわけにはいかないんじゃないかなあ。
まあ、動物愛護の精神と神事の折衷案が見つかるといいですね。
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