「死刑にいたる病」読了。
シリアルキラー「榛村大和」の魅力が凄い。
いずみも見事に飲み込まれました。
雅也そのものでした。
主人公・雅也は鬱屈とした大学生。
それがシリアルキラーの「1件の冤罪」を証明するために
色んな人から話を聞いたり調査していく話。
序盤は榛村の生い立ち、人となりを探っていく。
そして十分に情報が揃ったところで、
主人公が飲まれていく展開。
素晴らしい。
この「雅也」にすっかり感情移入しちゃったよね。
見事な語り部だと思います。
そりゃ騙されるわ。
色々社会問題みたいなのを提起してるように見えるけど、
全てはエンタメのためだと判断しました。
この作品はホラーに近い。
実写映画化されてるんですよね。
本作を知ったそもそもの取っ掛かりが、その映画の宣伝でした。
なんか面白そう!
と思って原作読んだんだよねー。
こういうきっかけもあっていいと思います。
映画の方も気になるのでいずれ見たいと思います。
榛村大和が阿部サダヲなのはどうなのか。
演技力という意味では全く問題ないが、
設定的に美青年なのよね。
阿部サダヲに美青年要素ある?
・・・個人の見解です。
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