遅い春が終わり、初夏の候と成って来ました。
田植えも終わり、農家の皆様は一段落と言うところでしょうか?
これから稲がどんどん育ち、一面の緑の田んぼが、秋には黄金に色付き、豊作の喜びを迎える・・・
そんな当たり前の光景が、東北の、太平洋沿岸地域、そしてお隣の福島県にはいつ戻って来るのでしょうか?
政治家の先生方・・・
足の引っ張り合いはもう止めて、本当に命がけで働いて頂きたい・・・
そう、切に思います。
・・・って、ミシンの修理ネタで言う事でもありませんが・・・
ジャノメの工業用ミシン706型の修理依頼を受けました。
蛇の目ミシンは工業用モデルの生産を撤退いたしましたので、この706型がジャノメの工業用の最終モデルです。
お客様はアケビの蔓細工とかでこのミシンを使いたいと、骨董屋さんで購入したそうですが、動くけど縫い目が何だか変だ・・・って事で修理依頼をいただきました。
電源も入るし、踏めばミシンも動く。
って事は、あとはこの手のミシンの不調の原因の80%は針と釜のタイミングの狂いです。
ちょっと前までは、私はこの釜タイミングの調整が大の苦手だったのですが、最近はようやっと慣れました。
100%とは言いませんが、自信持って直せます。
細かい作業ですので、老眼が邪魔して、メガネを外しての調整に成りましたが、無事、完璧に修理完了です。
お預かりすることなく、その場で修理しなくちゃならない工業用ミシンの修理に自信が持てた事。
私には大きな収穫でした。
禿ちゃった塗装の状態から見ると相当使い込まれたミシンだと思いますが、何故に骨董屋に売られていたのか?解りませんが、これから新しいオーナーさんの元で頑張って働いて欲しいと思います。
ここは、水がとっても綺麗な場所で、これからの季節、蛍がたくさん飛ぶ場所なんですよ。
706型の第2の人生、私も支えて行きます。