知人から貰って、奥さまが色々と自分なりに修理したけど手に負えなくなったというミシンの修理を依頼されました。
点検すると、妙に上糸調節器がガタついています。
素人が分解までしちゃいけませんが、多少の調整を試みるくらいは私はOKだと思います。
あくまで多少ですが・・・
上糸調節がゆるいと、奥さまも解っておられたようで、それでドライバーで調節を試みているうちにあらぬところのネジが緩んでしまった様です。
糸調節器を取り外してネジの増し締めを行いました。
これは素人はやっちゃいけません。
ミシンにとっては、これは外科手術ですから・・・
増し締めの後に0点調整いたします。
糸調節器を0に合せた時に糸がするすると抜けてくる状態にします。
これで完了!
と思ていましたら、奥さま下釜の内釜もいじっちゃいましたね。
手前のメタルのと黒い板が内釜の中に取り付けて有って・・・
この2枚の板の間に下糸を挟む事によって下糸の強さの調節をします。
糸くずがこの間に入っても糸調節は効かなく成るし、今回の場合は黒い方の反り加減が狂っちゃって、ネジを締めても糸締りを出せない状態に成っていました。
指先の感覚で反りを直して再取付。
下糸の調節も効くように成りました。
直った!って手応えは、何度味わっても気持ちの良い物ですね。