エルナロータスSP その２

先日のエルナロータスSPですが、お客様の所でも部品は見つからず、ミシンの内部ももう一度確認しましたが入っていませんでした。


でも、何とか直せないか？と考えダメもとでやってみました。


要は内釜の糸調節板を抑えるバネが無いだけですから、廃棄するほかのミシンの内釜からバネ板を外しました。





これを大体の感で短く切りまして・・・




あとはヤスリで削って微調整して・・・




無くなった部品の代わりに咬ませてみました。


バネ板の反り具合で糸調節の強さを調節しました。


固ければ下糸がつってしまいますし、緩いと咬ませた意味がないので調整は微妙です。






試し縫いしてみますと・・・


表はバッチリ縫えてます。



裏もバッチリ！！！


実際に使う時には上糸調節ダイヤルの調整だけで使えると思います。




ついでですので他もバラシて注油しました。

中がどうなっているのか？興味も有りましたので・・・



嘘みたいにシンプルな構造です。

モーターも内部むき出し！



はずみ車に直接モーターのゴムプーリーを押し付けて動かしているのですな。

ゴムが劣化したら動かなくなるかも？







エルナロータスSP
面白いミシンで、面白い修理をさせていただきました。