《jeeper heberekeさんからの質問》
あのー・・・77年から81年のワイド車は後のワイド車とは微妙に違いますよね?詳しい方教えていただけますか?
なかなか普段は気がつかない視点からの投げかけを頂きありがとうございます。あらためて『J57まじまさん』からご連絡頂いたコメントをこちらにもご披露致します。さすが『まじまさん』ですね。 《まじまさんからのコメント》
私も以前、'77年9月登録のH-J58に乗っていました。いわゆるワイド化の直後車で、各所に後のワイド車と異なる部分(どちらかと言うとナローの装備に近い)がありました。
判りやすい部分からいくと
●メインキーシリンダーがインパネに付く
●ブレーキのマスターバックなし(直結)
●幌はスナップでなくベルト止め
●幌ドアの窓枠固定部の長さが長い
●ウィンドーウォッシャーノズルが窓枠ではなくボンネット手前
●各部にインチネジが混在(シフトノブの固定ねじもピッチが異なる
主立ったところではこんなところでしょうか。これらもナローパーツがなくなった時点で順次切り替えられていったと思われ、何年何月から一気に変更という感じではないと思います。
これが故に後のワイドが使えず、代表例ではベストップ取り付けが簡単にいかない(当時輸入元のサン自工ではこの年式に適応するものはないとされていました。少しの加工で付ける事は可能でしたが)意外と中途半端な存在ではありました。
特に部分的に残るインチネジ部は結構面倒なものでした。
50系ジープとしてはある意味一番マイナーな存在ですが、そこがまた今となっては魅力的に感じます。
一方で、最近完全に幌新作に嵌っているJ57改@日野市としては、こんなことにも気がついてしまいました。それは、ずばり幌の形状が1978年2月までと10月以降で以下のように変わっていたことです。1973年以降のカタログを見ていくと、
《1978年2月まで》 白黒写真でごめんなさい。
まじまさんの情報の中にあるように確かにベルト留めですが、明らかに窓の大きさが違いますね。ドアもベルトラインがかたや水平で、10月以降のものはやや斜め下がり気味です。ベストップの幌骨を活用して、1978年2月までの形状で、自衛隊納入もどきの幌生地を使用して試作品を作ってみたいと強く感じています。世田谷の神様は、幌屋からサンプル生地を入手すると言われていたので、またまた直接訪問をしてみましょう。神様の概算では、天井とリアで10万円、サイドとドアで10万円てなことを呟いていました。
《1978年10月以降》 こちらは、気がつかなかったけれども、ベストップ並にやたら窓が広いですね。このあたり山形のべこ太郎さんやのっぽさん、どうでしょうか。解説をお願い致します。映りが悪いですがこちらもベルト留めとなっています。
☆誰か詳しい方、ご参加頂き教えてください。
先日、ふと思い立ちJ55のベストップ(パノラマトップ)と入れ替えてみました。ドアがつかなかったり、ホックの新設が必要だったりと同じワイド車でも細かい違いがありますね。なぜか入れ替えたほうが双方とも具合がよいです。