食品の開発の仕事に従事しています。
コストダウンが強く求められる昨今ですが、物には適正な価格があるのです。
ものすごく安いもの、明らかに安いものには、何かカラクリがあるのです。
ハムを事例に考えてみましょう。
ハム、デパ地下の高級品から、プロ野球でお馴染み、あの会社の超安いモノまで様々です。
本来、ハムは豚肉を加工して製造するので、元の豚肉より安いわけはない。
原料の原価に、製造に関わる人件費他のコストがかかりますからね。
では何故、プロ野球球団のあの会社のハムは、豚肉よりも安いのか?
答えを先に言えば、肉を水で薄めているから。
えっ?肉って、水で薄まるの?
現在の製造技術をもってすれば、ナンボでも肉は薄まります。
専門用語ではピックルと言いますが、リン酸塩などの保水剤〔食品添加物〕や調味料を溶かした水を、剣山のような注射針で肉に注入するのです。
元の豚肉の二倍以上に膨らむとも‥
意外にも、そんなインチキ肉で作ったハムの方が「しっとりとして美味しい」という御仁も多いので、
世も末というか、無知とはいかに恐ろしいというか。
そういう安いハムの見分け方、サラダのような生食ではなく、目玉焼きのようにしっかり火を通してみましょう。
みるみる縮んで、元の半分のサイズになりますから。
面積は平方根なので、サイズは長さが半分ではなく、ざっくり2/3ほどには縮まります。
そんなこんなで食品の専門家的には、ハムはお値段と品質が比例する最たる食べ物なんです。
ハムをお店で選ぶ時は、少し高いかな?というのを選ぶのが正解です。
スーパーで買ったハム、最近のお気に入りは岩手県の銀河フーズさんの「かんえん」シリーズですが、なかなか全国区ではないですね。
大手の製品なら、
伊藤ハムのこいつは正解でした。
ざんねんながら、プロ野球のあの会社の製品はどうにも。
ハムはお値段に騙されるな!の話でした。
そのうち、発色剤〔亜硝酸塩〕のカラクリについてもお話しします。
※亜硝酸塩否定派ではないです。猛毒すぎる食品添加物は使用基準が厳しく管理されているので、
安全とされて使用基準もなく野放しされている添加物の方がむしろ危ういのでは?という話。
コストダウンが強く求められる昨今ですが、物には適正な価格があるのです。
ものすごく安いもの、明らかに安いものには、何かカラクリがあるのです。
ハムを事例に考えてみましょう。
ハム、デパ地下の高級品から、プロ野球でお馴染み、あの会社の超安いモノまで様々です。
本来、ハムは豚肉を加工して製造するので、元の豚肉より安いわけはない。
原料の原価に、製造に関わる人件費他のコストがかかりますからね。
では何故、プロ野球球団のあの会社のハムは、豚肉よりも安いのか?
答えを先に言えば、肉を水で薄めているから。
えっ?肉って、水で薄まるの?
現在の製造技術をもってすれば、ナンボでも肉は薄まります。
専門用語ではピックルと言いますが、リン酸塩などの保水剤〔食品添加物〕や調味料を溶かした水を、剣山のような注射針で肉に注入するのです。
元の豚肉の二倍以上に膨らむとも‥
意外にも、そんなインチキ肉で作ったハムの方が「しっとりとして美味しい」という御仁も多いので、
世も末というか、無知とはいかに恐ろしいというか。
そういう安いハムの見分け方、サラダのような生食ではなく、目玉焼きのようにしっかり火を通してみましょう。
みるみる縮んで、元の半分のサイズになりますから。
面積は平方根なので、サイズは長さが半分ではなく、ざっくり2/3ほどには縮まります。
そんなこんなで食品の専門家的には、ハムはお値段と品質が比例する最たる食べ物なんです。
ハムをお店で選ぶ時は、少し高いかな?というのを選ぶのが正解です。
スーパーで買ったハム、最近のお気に入りは岩手県の銀河フーズさんの「かんえん」シリーズですが、なかなか全国区ではないですね。
大手の製品なら、
伊藤ハムのこいつは正解でした。
ざんねんながら、プロ野球のあの会社の製品はどうにも。
ハムはお値段に騙されるな!の話でした。
そのうち、発色剤〔亜硝酸塩〕のカラクリについてもお話しします。
※亜硝酸塩否定派ではないです。猛毒すぎる食品添加物は使用基準が厳しく管理されているので、
安全とされて使用基準もなく野放しされている添加物の方がむしろ危ういのでは?という話。