きょうは後輩と多磨霊園に行きました。
正面入り口に続く道路は桜のトンネルのよう。
花びらが、パラパラと降っていました。
明日4月7日は、朗読の師、山内雅人の命日。
2003年に亡くなりました。
その後、お墓参に行きたいと思いながらなかなか行けず、
霊園内の場所を示す番地みたいなものもわからなくなって
しまい、きょうになってしまいました。
後輩が番地を知っていて、それでも地図と案内板を見なが
ら、きょろきょろ探し回り、本当に広い。
スニーカーで来ればよかったと後悔しかけたころ、ようや
く見つかりました!
師は、日本で最初に、朗読だけを専門に教える学校を開き
ました。株式会社で運営していますが、まさに学校です。
朗読を話芸としてとらえ、厳しく稽古してくださいました。
もっと教えて頂きたかったのに、といつも思います。
この霊園にはたくさんの著名な方も眠っています。
以前お参りした江戸川乱歩さんのところにもお花を手向けて
きました。
その近くにはウコンザクラがあり、白い八重でぼたん雪のよう。
人の生が終え、それを受け継ぐかのように、植物がいきいきと生を表現する、
そんな春、ここは呼吸が楽になるところです。