先日、実家のある小さな町で、朗読指導をしました。
この時期、「山笑う」という季語がありますが、晴れて
いる日は、まさに、山が笑いながら迫ってくる。空気は
おいしいし、だから行くのが楽しみでした。
この日教材として使ったのは、新見南吉作
「でんでんむしのかなしみ」
これは、悲しんでいるでんでん虫が、この悲しみをどうしたら
よいのだろうと、仲間のでんでん虫に相談に行く話です。
3分弱で読めますが、何だかとても奥深いのです。
美智子妃殿下が子どもの頃読んで印象に残っている本の一
つとして、この作品も挙げていました。
今は、あじさいとでんでん虫が描かれている、きれいな
絵本も出ています。
でも、紫陽花はよく見ますが、でんでん虫はもう20年くらい見
かけたことがないです
どうしてでしょう、田舎に行けばいるのかな?
でんでんむしを見ない悲しみ、ですね。
梅雨の間に、どこかで見られないかな