Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Beechcraft Starship VS Piaggio P.180

2009-01-19 | PEANUT SCALE MODELS

Starshipと言えば、Jefferson Airplane>Jefferson Starship>Starshipと、年代と共にバンド名を変えていったアメリカのロックバンドを思い浮かべます、オジサンは・・・。中でもヒットした曲は最初にカセットテープを買った1960年代Jefferson Airplane時代の「White Rabbit」、1980年代の映画「マネキン」に使われた「Nothing's Gonna Stop Us Now」(愛は止まらない?)、そして「We Built This City」等が日本では売れましたネ。どうでも良い話としては映画「マネキン」に主演したあの美女キム・キャトラルを「セックス・アンド・ザ・シティ」で見た時は、時の経つことを実感しましたが・・・

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さて本題のビーチ・スターシップのお話ですが、オレゴン州ヒルズボロ空港のハンガーで見かけたこの機体の美しさは今も忘れることが出来ません。15年近く昔のお話ですから当時はまだ現役で活躍していたのでしょう。胴体から続くややきつめの後退角を持つ主翼、流れるようなラインでその最後は駆け上がり、大きなウイングチップへ続きます。先尾翼にも大きな後退角がついています。いつの日かこの機体をピーナッツで作りたいと思いながら資料は増えるばかり。

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ところでこの機体といつもクロスオーバーするのがピアッジョ P.180。時代のうねりの中でイタリアとアメリカのデザインは偶然にも同じ選択をしたのか、それともどこからかリークしていたのか、それとも見えないところで共同開発?なのか・・・「我が社はオーソドックスな垂直1枚付けますから、御社は翼端2枚でお願いします。敬具」そんなことはあり得ませんよネ。

とにかくコンセプトからスタイルまで似てしまいました。F14トムキャットの可変翼を空戦モードと高速モードで別々の主翼を取り付けた感じです、垂直の位置変えて。重心がここまで後ろにいくと、機体の引き起こしには先尾翼が必須なんでしょうけど、これも同じレイアウト。どっちが先に仕掛け、先に飛んだのか?これは面白そうです。

Beechcraft Starship -1982年に有名な航空機デザイナー、バート・ルターンによって設計。ビーチクラフト社が実物大のプロトタイプをデザインする間にルターンは85%サイズのコンセプト機を製作し1983年に飛行する。しかし多くの問題が起き、デザイン等の変更をしながらプロトタイプ機は1986年に初飛行する。プロダクション機の製造は1988年に始まり、1995年までに合計53機が製造される。エンジンはプラット&ホイットニー・カナダのPT6A-67Aターボプロップ。

Piaggio P.180 -ピアッジョ社は1983年双発ツインターボのビジネス航空機の誕生を発表する。P.180のデザインに関する研究は1979年ピアッジョ社のジェノバ本部でスタートする。製造はアメリカとイタリアで行われ、最終のアッセンブリーはイタリアで行われた。初飛行は1986年9月23日。2機目は1987年5月14日に完成し飛行する。エンジンはプラット&ホイットニー・カナダのPT6A-61sターボプロップ。

(続く)

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