新年のまったりした時間帯を使って簡単に出来そうなキットが到着したんですが・・・
そもそも、レーザーカットのキット製作はあのヘアー社のカブとD-7以来です。バルサシートからカッティングする時間を節約できる程度で、それ以外は普通のキットと変わらないもの。しかしそこで挫折する事もないし、瞬間1本あれば?何とかカタチにできる気軽さから、カシオペアの小型グライダー「SERA」や、江崎模型さんにお願いしたWoojin Craft社のキットが届きました。
さて、何から料理するか!まずは中味を見てみましょう。一番簡単そうな?ライトプレーン「Perfect R-1 Ex」はカーボン素材を使ったスパン51センチの機体で、カーボン胴体、主翼の前・後縁もカーボン、尾翼も0.8ミリのカーボンロッドを使用しています。国内で売られている通常のライトプレーンとまったく変わらない形ですが、カーボン素材のせいもあり内容は精悍なイメージです。
このキット専用に作られたテーパー状のカーボン胴体を使うことにより、主・尾翼の取り付け部分にもプラスチックの専用パーツが使われたり、ノーズ部分も丸い形状に合わせて成形されたものが入っています。唯一カーボン、プラスチックでないものといえば主翼翼端部分の竹ひご、4枚のバルサ主翼リブ、バルサ翼台、そしてギア用のピアノ線のみです。ゴムはTAN2でしょうか。図面等すべてがハングル文字で解読できませんが、唯一心なごむ接着剤の日本語。胴体用のカーボンロッドには機体名まで入っています、太っ腹。
子供の頃作ったライトプレーンは、上反角をつける為の竹ひごをつなぐアルミパイプを良く折ったものでした。角度をつけすぎて亀裂が入ったり、突っ込んで翼端をぶつけてしまうとどんどん上反角が増えて安定の良過ぎる機体?になったり・・・このキットにはアルミパイプを決まった角度に曲げるプラスチック製のジグまでついています。カーボンにアルミパイプ?真鍮パイプでも良かった様な・・でも曲げにくいのかな、それとも重さかな?
もう一つ小さな気配り、主翼のリブを接着するときには手で押さえた状態でセメダインを乾かした記憶があります、昔の話ですが。輪ゴムにピアノ線を曲げたものがついていましたのでイラストを見て納得。水平・垂直尾翼もプラパーツにカーボンロッドを押し込むだけです。
キットの完成度は非常に高く、工夫されていますね。国内では開発意欲のあるメーカーがありませんし、ラジコンヘリが4000円も出せば買える時代ですが、2000円という価格もさほど高いとは思いません。翼紙さえ貼り替えれば半永久的に楽しめますよ、ゴムも必要ですが・・・