Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

如月・・・好天続き

2009-02-11 | PEANUT SCALE MODELS

あのコードロンC.460レーサーのレプリカ機が飛行に成功したニュースから。

今から・・・何年前なのか忘れましたが大昔、この機体をピーナッツで作りました。やけに小さくテーパーのきつい主翼でした。しかしその胴体は長くゴムを積むには有利な機体でした。低翼機で、しかも小さな主翼、これは何か細工をしないと・・・

そこで思い浮かんだギミックは左旋回で上昇時、エルロンを右にきって巻き込みを制御。ゴムが緩んできたらエルロンは正常に戻してクルージング。グライド滑空時は徐々に緩やかな左旋回に入って着陸・・・うーん素晴らしい。モーターペグ(ゴムかけ)の穴を片方だけ長穴にして、ゴムのテンションでゴムかけのアルミパイプが前後に動く動作を利用し、両エルロンを可動にしました。初飛行はエルロンを動かさずに旋回調整して、いざ本番!絶妙?に調整された機体は美しい弧を描いて上昇します・・・

そろそろ動き出すぞアレが・・・と思った瞬間、機体は常識では考えられないようなアクロバット飛行に入りました、「オイ誰か乗ってるぞ!」

ゴムのテンションとエルロンの舵角が変わるタイミングが狂っていたのですって言うか、そこが時間制御出来ないんです。エルロンを動かすリターン・スプリングの強さは何度も調整しましたが非常に微妙で、ゴムが緩み始めてペグが動き出しエルロンがゆっくり動き出す位置を制御する事は大変でした。機体が反トルクで右に突っ込まない程度に弱まった頃にじわりとエルロンが動き出さないといけない訳です。後から考えれば左旋回の機体ですから右エルロンだけをほんの少しだけ制御した方が良かったのカナ?でもその動作を見ていると実に面白くて舵角変化を大きくしてしまいました、「見せ物的」にした分、気持ち大き過ぎた様です。小さなコイル・スプリング1本にこの大仕事をさせるにはちょっと荷が重たすぎたのでした。

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こちらはEAAのニュースサイトです。一番下の「YouTube」からビデオを見ることが出来ます。

http://www.eaa.org/news/2009/2009-01-29_caudron.asp

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