自由奔放に作れる心地良さならボストニアンでしょ!スケール機の「がんじがらめ」から開放されるには、これでちょっとリハビリしてみるのも悪くない・・・
そんなわけで「One Knight in Boston」に続きピーナッツサイズに縮小したボストニアン機、もちろん14グラムの規定とか考えてませんし、ここは難しく考えずピーナッツの角胴機を作る予行演習みたいなものです。
ところで写真と図面、同じ「バリアント」なんですが良く見ると違います。写真にはVariant/2となっていますから、勝手に想像すると恐らく改良型、図面では胴体上部にある先尾翼が下に移動していますし、胴体のトラスがやけに目を引きます。コックピットの脇にもVariant/2の文字が見えます。インドア屋さんの機体らしく余計な装飾はせずいかにも軽そうです。
これらの変更箇所を図面上で描き直すのも面倒ですから、ここは製作途中で「改悪」にならぬよう勝手に変更しながら作っていきます。
イラストレータでスパン33センチにリサイズした図面を見ると、胴体もかなり長く(約29cm)ゴムもたっぷり積めそうなんですがペラは頑張っても12cm、テールのスキッドを少し延ばせば15センチは取れそうで、これならR.O.G.も可能です。そんな妄想をしながら心が冷めないうちに何処かを作り始めないと!
第1手はいきなり胴体下の1本から、側板1枚出来るまでは強引に。シート・バルサどれ使うの?まだ何の準備もしてませんが、途中で息切れしないよう。
最初の難関、キャノピー部分のバルサ・ラミネート。型紙作ってる時間ありますが、面倒なので紙テープのRを代用します。かなりアバウトですがそれなりに同じものが2本出来れば合格です。
先尾翼はシート・バルサを胴体下側に変更します。側面図ではわかりにくいのですが、派手な翼端上反角が付いた先尾翼はやはり下にあった方が全体のスタイルも良さそうです。
側板2枚完成で一息いれましょ、このサイズはかなり期待できそうです、何に期待?もちろんゴムの量ですネ。逆に不安材料としては垂直系の翼がありません。主尾翼の上反角頼みなんでしょうが、図面には胴体先端にNose Fin「垂直先尾翼」が遠慮気味に点線で描かれています。これは上手く旋回しなかった時の保険みたいな扱いなのかもしれません。ですから私もこの保険が必要な時には使わせていただきましょう。でもこんなに小さくって効き目あるんでしょうか?