Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

真面目にLederlin 380L"Flying Flea" 再開編 No.9

2017-05-23 | PEANUT SCALE MODELS



嗚呼 一日を何処へ運ぼうか
過ぎ去りし過去の日へ暦を直すため


近頃「真面目に・・・」なんて言えなくなってしまいました、連休のせいで、連休のせいですか?
4月からGWにかけてはそれなりに仕事も遊びも飽和状態、気候が良くなるとどうしてもお外で遊ぶのが楽しくなってしまいます、でもGWは自重しておりましたよ。
休みが明けたらパアーッと弾ける予定がちょっと仕事で足止めをくらい、それが済んだらと思った矢先に最悪の風邪・・・(それも誰でも引ける風邪、しかも極悪)
永い人生こんな年もあるんでしょう、2017年後半は色々良い事ありますように・・・・ってことはもう今年も半分過ぎてしまうのね!





くそレダーリン、いやプーちゃんも忘れた頃に少しづつですが進んでいます。最近ドカッと進展することは皆無、この細切れ加減がとても体調にに宜しくて。何処が宜しいのかと申しますと、先ずいつでもブレーキかけるのが簡単。そんなに進んでいませんから今夜上手く行かなかったら始めたところまで戻して後片付けし、何も無かったことにします。明日になればもっと良い方法が見つかることもあります。たとえ見つからなくても一度練習したことになりますから前夜より少しはマシになることもあります。それにたとえ少し進んだとしてもパーツを作った時点で終了とし、翌日それで満足なら取り付ける作業に進みます。
フロント・ウインドウが付かないのは訳がありまして、前翼の取り付け角度を調整するリンク機構を思案中なのであります。もう固まってはいますが材料で苦戦かな?
まあ、そんな作り方してますから枯葉マークのドライバー並にスローペースが自慢?です。でも突然スイッチが入ると追い越しかけます、ハイ。

4月って記念すべきことが色々ありました。
30年もピーナッツ作ってると色々な物や記憶や残像が蓄積されて、どうでもいいことがそれでは済まなくなったり、かなり貴重だと思っていることが記憶の彼方へ飛んでいって戻ってこなかったり、10年周期で作り方や調整の良し悪しが微妙にずれていったり、1年目のピーナッツ屋さんと比べればそれ相応にゴミも貯まれば在庫も貯まる。1年目で自分にこの趣味は向かないと結論が出たら、きれいさっぱり洗い流すのに時間も苦痛もあまりございませんが、それが30年を超えるといろいな物(材料とか、工具とか、資料とかその他もろもろ)に根が張ってきましてね、かなりのパワーを使わないと動かすことができなくなってきます。根が張ってその上に塗料染み込ませた状態になってしまっている場合もあります、かなり強力で手強いことになります。

世界最大の会員数を持つFacebookは色々面倒な問題もありますが、旧知の友に引き合わせてくれることもあります。30年前と比べれば信じられないくらいの速度でコミュニケーションが可能となった今、昔の友人であった人の中にも文通が途絶えてしまい、いつしか忘れ去られてしまった人も多くいます。そんな人達との出会いがあったりして当時を思い出すこともあります。

伝説のレーシーM10を最初にピーナッツの世界に持ち込んだブッチ・ハッドランドさんの息子さんマイク・ハッドランドさん。
マイアミ・ハンガー・パイロット孤高の画家ミラード・ウエルズさんの息子さんのロバート・ウエルズさん。
ピーナッツ・プロフェッサー、ウオルト・ムーニーさんの息子さん、ダグラス・ムーニーさんとカーチス・ムーニーさん。
初代ペック・ポリマー女番長、いろいろお世話になったサンディー・ペックさん。
FACの大型機では一世を風靡したマラソン・マンで航空管制官のクリス・スターリーフさん。
細いけど確かなライン、絵心のあるパイロット、一味違うピーナッツ図面「Contester」、なんと本業は画家ですか!のデューク・ホーンさん。
サンタフェの怪人、私設航空関係の図書館作りに情熱を燃やすデビット・ワグナーさん。
庄内創生期からのお付き合い、昔はシカゴ、今香港、弥生ちゃんいくつになったんだろ・・・のグレン・キャンベルさん。
もう一人アデレードからピスタチオ機を送ってきてくれた現在オーストラリアF1D代表のティム・ヘイワード・ブラウンさん。
名古屋で一緒に食べた寿司が忘れられないフランク・ローサムさん。
パソコン図面がまだ珍しかった頃、矢継ぎ早に新作図面をFACクラブ・ニュースに登場させたデビィット・リブセイさん。
何してたんだ!チェコの星、自転車友達みたいなロバート・パジャスさん。
ポルトガルからダクトMIG15を作ったプロ・カメラマン、ルイス・フローレンティーノさん。





いやいやまだまだ一杯出てきそうですが、そんな旧知の友人だけではなくピーナッツを通じてまったく新しい出会いも生まれます。
4月のある日、FBを通じて「今度名古屋に行くから会って頂けますか?」スエーデンからの使者ヨハン(Johan Myhrman)さんは、昔名古屋に住んでいたことがあるスエーデン人。彼の友人で同じくピーナッツを始めたジョン(John O'Reilly)さんと一緒に行きますとのこと。
そして歓談となりましたが、1回聴いただけで理解できる程甘くない複雑な関係?





名古屋に住んでいたスエーデン人ヨハンさんと、岐阜県に住むオーストラリア人のジョンさんは十数年前、名古屋市名東区の模型店で知り合います。お二人ともプラモデル・マニアでした。その後、ヨハンさんは母国スエーデンに帰り、その後もお二人の文通は続いたそうです。現在ではネット環境がありますから便利ですが、昔はかなり根性必要です。ところがある日プラモデルからピーナッツに変身する日が訪れます。ヨハンさんはソニー・エリクソンの社員で年数回本社のある日本に出張。今回も家族同伴での来日が決まり、久しぶりに岐阜県人のジョンさんと一緒に会うことになったわけでございます。ピーナッツを始めたばかりのJohan Myhrmanさん(左)とJohn O'Reillyさん(右)。

小さなプラモデル・キットの箱を介してスカンジナビアとオーストラリアの人が繋がって、そこに日本人が紙とバルサで割り込むともう場所がどうとか、国がどうとかなんてどうでも良くなります。


(続く)





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